WEBマーケティング 公開日: 2022.02.21 更新日: 2024.04.02

「note」のユーザー数や年齢層を徹底分析!【2022年版】

皆さんはnoteというメディアサイトをご存じですか?noteは誰でも手軽にコンテンツ投稿ができるメディアサイトです。Webマーケティングをはじめ様々な業界で注目を集めており、そのユーザー数は2020年5月にMAU6,300万人を達成しました。

本記事では、noteの利用者数や、どんなユーザーが利用しているのか、なぜ注目されているのかなどを紹介します。Webマーケティングやコンテンツとの親和性についても触れているため、Webマーケティングに興味がある方も、ぜひ参考にしてください。

人気ブログメディアサイトnote

noteとは、note株式会社が運営する、コンテンツ配信メディアです。またはブログサービスといった方がイメージしやすいかもしれません。

しかし、noteで表現できるのは、他のブログサービスと同じようなブログ記事(日々の出来事や自分の感想など)にとどまりません。noteではもっとクリエイティブな活動(イラスト、小説などのテキスト作品、動画など)のアピールや、いろんな情報を提供するためのコンテンツとして利用できます。

次の項目でその具体的な特徴を見ていきましょう。

noteを使うメリット

noteを利用することでどんなメリットが得られるのでしょうか。noteはシンプルで使いやすく、特にコンテンツ発信に優れたサイト構造になっているため、以下のようなメリットがあります。

1からオウンドメディアを作る必要がなく簡単に始められる

noteは簡単なユーザー登録をするだけで、すぐにご自身のサイトとして運営をすることができます。例えば、ご自身のサービスの「オウンドメディア」を作りたいという時も、noteを使えば、すぐに自社のオウンドメディアとして運営開始が出来るという事です。

サイトをご覧いただくと分かると思いますが、noteのサイトデザインは非常にシンプルで見やすいです。オウンドメディアとして利用するに適したデザインであると言えます。

同業界の人からチェックしてもらいやすい

noteを利用することで同業者やターゲットとしている利用者にチェックされやすい、というメリットもあります。

noteはビジネスパーソンの利用者が多く、コアユーザー層は20代〜40代となっています。

そのため、同じ業界内の人からもチェックしてもらいやすい傾向にあります。ユーザー層に関しては後の項目で詳しく説明します。

後述のようにTwitterなどのSNSと連携することで、その露出度は格段に高まります。

有益な情報を有償で配信できる

noteでは、コンテンツを有償で販売することができます

一般的なテキスト配信サービス(いわゆるブログサイト)との大きな違いはここではないでしょうか。文字情報だけでなく、記事内に配置したコンテンツ(画像・イラスト・動画など)を収益につなげることも可能です。

noteに参加するユーザーが「自分の配信するコンテンツ」に価値を見出し、高いクオリティのコンテンツを提供できるのも、noteの独特な雰囲気を作り出している一要因だと言えるでしょう。

最近の利用者数動向について

ここまで触れてきた通り、コンテンツ配信サイトnoteは様々な業界で注目されており、その利用者も年々増加傾向にあります。

利用者数は年々増加傾向にある

noteによる2020年6月の発表によれば、2020年5月にはMAU6,300万人を突破したという事です。過去の推移を見ても、わずか数年の間に大きく利用者数を伸ばしていることが分かります。

2022年現在のデータは公開されていませんが、調査サイトによれば7,000万人を超える利用者がいると予測されます。

Tips: MAU(Monthly Active Users)とは、月間に利用したユニークユーザー数のこと。ブラウザを基準にカウントすることもあり、その場合は「ユニークブラウザ数」と表現することもある。

他のブログメディアとの比較(はてなブログ、Amebaなど)

noteの利用者は年々その数を増やしていますが、一般的な他のブログサービスと比較するとどうでしょうか。来訪数の違いについて調べてみました。

Webサイト調査ツール「Similarweb」によると、note7,760万に対し、はてなブログ6,900万、Amebaブログ18,960万となっています。Amebaブログは2004年より運営開始されたブログサイトの代名詞的存在でもあり、サイト内には中核となるブログサービス以外にも、多種多様なコンテンツを含みます。なお、媒体資料ではAmebaブログの月間訪問数は7,500万と公表されており、ブログサービスのみで比較すれば、ほぼ同等とみなすことができます。

2021年11月の推測サイト訪問数

サイト名サイト訪問数媒体資料での数値
note7,760万6,300万
※2020年5月
はてなブログ6,900万147億 ※2021年1月 全サービス計
Amebaブログ18,960万7,500万 ※2021年1月
※Webサイト調査ツール「Similarweb.com」より

noteのユーザー層について

noteの利用者数は、有名な他のブログサービスにも引けを取らないことが分かりました。では、ユーザー層ではどうでしょうか?

20代から40代のビジネスパーソンの利用が大半

まず年齢別にみると、最もシェアが大きいのは20代(32%)、ついで30代(26%)、40代(24%)となっています。

続いて職種については、半数近いユーザーが「会社勤務(一般社員)」となっています。

つまり、noteユーザーは20代〜40代のビジネスパーソンがメインユーザー層であると言えます。

引用:note利用動向調査 | [マナミナ]まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン https://manamina.valuesccg.com/articles/17

引用:note利用動向調査 | [マナミナ]まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン https://manamina.valuesccg.com/articles/17

法人アカウントが増えている!?

前述のデータでは個人向けのブログサービスのような印象をうけますが、実はnoteは法人アカウントも利用が伸びています。noteの法人向け媒体資料によると、現在約3,000社(2021年6月)の法人アカウントが登録されているようです。

法人向けに「note pro」という有償サービスがありますが、こちらでは独自ドメインの設定やページのロゴを自由に設定することができます。つまりCMSサービスとして利用できるということです。

元々、SNSに親和性の高い媒体ですから、オウンドメディアの運営サービスとしても適していると言えるでしょう。

オウンドメディアに関する記事はこちらをご覧ください。
オウンドメディアの目的と役割とは?成功事例・運用事例もご紹介
オウンドメディアの作り方6つのポイント

note proになると外部サイトへのリンクも可能になります。法人ユーザーでなくとも、自社サイトのプロモーションの一環として行う場合は、note proを検討してみてください。

SNSとの親和性が高い

調査会社valuesのレポートによると、note利用者の参照元はTwitterをはじめとしたSNSからの流入が多いようです。

noteにはサイト内にランキングが無く、広告などもないため、広告収益目的でのPV稼ぎや、注目が集まりやすいジャンルにコンテンツが集中しすぎることがありません。 そのため、ユーザーが多種多様なジャンルを安心して楽しめます。

note利用動向調査 | [マナミナ]まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン https://manamina.valuesccg.com/articles/17

スマートフォン利用者が多い

Similarwebのデータを見ると、利用ユーザーの3/4がスマートフォンでのアクセスです。これは前項のSNSとの親和性が高いという事に加え、note自体にもスマートフォンアプリが存在することも、影響していると考えられます。

noteでコンテンツを展開する場合は、BtoBですぐに取引や申し込みに誘導するようなコンテンツよりも、もっとライトに読了出来るような読み物系コンテンツが適していると考えられます。

また、コンテンツのサイズもモバイル端末を意識した、1,000字前後のコンテンツがユーザービリティの良いコンテンツサイズだと考えられています。

まとめ

この記事では、noteを利用するユーザー層や、noteがどういうサービスなのかを紹介しました。手軽にコンテンツ配信サイトを作りたい場合は、noteなら簡単に実現できることがお分かりいただけたかと思います。

現在、企業のWebマーケティング、コンテンツマーケティングをしている方にも、noteは有用なツールであると言えます。一部有料ながら、独自ドメインの設定やコーポレートカラーの設定など、オウンドメディア開設に必要な機能を使うことができ、法人アカウントの提供もおこなっております。

企業担当者の方は、これまでのWebマーケティング、コンテンツマーケティングの選択肢の一つとして検討ができますし、個人の方は自身の情報発信の場として活用していくことができます。

コンテンツマーケティングを展開するには、自社サイトやSNSを含め綿密な計画が必要です。本格的にコンテンツマーケティングに取り組みたい方は、ぜひ弊社までご相談下さい。noteの使い方や各種ツールのサポートだけでなく、企画・プランニングから提案させていただきます。

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ヒトノテロゴ

執筆者:山本卓真

株式会社ヒトノテのSEOコンサルタント。中小企業から大企業まで様々な規模、業種のサイトのSEOに携わる。WEBマーケティングの広い知見と経験をもとにクライアントと伴走することが得意です。

ヒトノテ坪昌史

監修者:坪昌史

株式会社ヒトノテの代表取締役CEO。 エンジニアとしてキャリアスタートし、サイバーエージェントのSEO分析研究機関を経て、リクルートの横断マーケティング組織のマネージャー&全社SEO技術責任者を務める。その後、独立しSEOを中心としたクライアントの課題解決を行う。2017年、株式会社ヒトノテを創業し、様々な企業のウェブマーケティングの支援を行う。

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