WEBマーケティング 2021.09.03

MEOとは?MEO対策方法を1から解説します

MEO(マップエンジン最適化)というキーワードをご存じですか?MEOは現在注目されているWEBマーケティング手法の1つです。特に店舗型ビジネスを行っている方にとっては、注目するべきプロモーション手法でしょう。

この記事では、地図アプリからの検索流入を増やしたいサイト運営者や、MEOのやり方が分からない店舗経営者に向けて、MEOの基礎から対策方法について解説していきます。

そもそもMEOとは

MEOとはGoogleマップにおける上位表示対策であり、「Map Engine Optimization」の略です。Googleマップ内でユーザーがキーワード検索をした際に、自社サービスや店舗(ローカルビジネス、地域に密着したサービス)をより上位に表示させるための対策を、MEOといいます。

ローカルビジネスに対策に特化したSEOを特に「ローカルSEO」といいますが、MEOはローカルSEOの一部だと言えるでしょう。

MEOが有効なのは、ユーザーが地図アプリで検索を行うような業種です。例えば以下のような業種があげられます。

  • 飲食店
  • 美容系
  • 病院・施術院
  • 塾・教育サービス
  • 不動産
  • 宿泊施設
  • 士業
  • 運動施設・ジム

実際に店舗に行くことが目的の店舗(飲食店や病院など)や、継続的に通うことが必要なもの(塾・ジム)などがこの対象となります。

MEOの特徴と効果

MEOが注目を浴びている理由の1つに、近年の消費者の行動パターンの変化があります。マイクロモーメントという言葉にも表れるように、消費者はサービスや店舗を利用したいと思った瞬間に、検索エンジンや地図アプリを使って事前に調べるようになってきました。 また、以下に挙げるように、検索エンジンやWEBマーケティングの変化も影響しています。

競合がSEOより少なく対策しやすい

MEOはSEOとよく比較されますが、MEOでは位置情報などにより検索ユーザーから比較的近距離のGoogleマイビジネスのみが対象となります。SEOでは全世界のWEBサイトが競合となるため、それに比べると格段に競合が少ないことが分かると思います。

つまり「所在地が近い」ということが、前提条件となるわけです。

SEOに比べ、よりユーザーの目に留まりやすい

MEOでの検索結果はGoogleマップ上だけでなく、キーワードによっては検索サイトの検索結果の上部にも表示されます。例えば「ラーメン+福岡」「餃子+宇都宮」などのキーワードで「ローカル検索」と認識された場合、地図の描写とともにGoogleマップのリスティングが表示されます。

キーワードによっては通常の検索結果よりも上位に表示されますので、MEOで上位を獲得できれば、よりユーザーの目が留まりやすくなるというわけです。ご自身の業種がローカルビジネスであり、ターゲット顧客が地域住民である場合は、SEOだけではなくMEOも行うべきでしょう。

見込み顧客に訴求できる

Googleマップで検索するユーザーは、そのサービスを利用することに対して具体的なイメージを持っている(利用を検討している、店舗を探し始めている)ということです。つまり、     そのサービスへのニーズを持ち、購買意欲が高いと考えられます。    

     利用意図が明確ではないユーザーをリードナーチャリングによって育成するよりも、明確に利用意図があるユーザーを対象に出来るため、効率の高いプロモーションが可能です。

MEO対策を行う方法

MEOは初期投資0円で誰でも気軽に挑戦することができます。

具体的な実施方法を以下にまとめます。

Googleマイビジネスの活用

MEOを行うには、Googleマイビジネスに登録することが必要です。Googleマイビジネスに登録すると、Googleマップに掲載されます。

登録方法

Googleマイビジネスのサービスサイトにアクセス、「今すぐ開始」を押して登録を行います。

https://www.google.com/intl/ja_jp/business/

 案内に沿って以下の情報を埋めていくだけでエントリーが行えます。

  • ビジネス名
  • ビジネスのカテゴリー
  • ビジネスの所在地

初めて登録する場合は、上記の必須項目入力後、郵送によるビジネスオーナーの確認に移ります。マイビジネスの管理画面から情報の編集は継続して実施可能ですが、オーナー確認未完了の状態では情報は一般公開されません。

ビジネスオーナー確認が完了するまでの間に可能な限り全項目を埋めましょう。編集画面には「リスティング完成度」が表示されます。これらの情報の完成度・網羅度は、地図アプリ内の上位表示に大きく影響します。また、閲覧したユーザーのエンゲージメント(WEBサイトへのアクセスや実店舗への電話問合せ)にも影響します。

必須項目以外をスキップして登録した場合、40%程度の達成率になっていると思います。「営業時間」「ビジネスの説明」「ロゴや写真」など必須項目以外も追加し、リスティング完成度を100%に近づけられるようにしましょう。

NAPの設定

Googleマイビジネスに登録する際は、NAPの統一に注意しましょう。NAPとは「Name(名称)・Address(所在地)・Phone(電話番号)」の頭文字からなる言葉で、これらはGoogleマイビジネス、Webサイト、その他あらゆる媒体での表記において、表記の統一を行いましょう。

地域に密着したビジネスですから名称・住所・電話番号が重要なのはわかりますが、なぜ統一が必要なのでしょうか。

それは、Googleのアルゴリズムが、そのビジネスのインターネット上での知名度や話題性を正確に認識してもらうためです。

例えば口コミサイトやグルメサイトで話題に挙がり注目されたとしても、名称や住所、電話番号の表記が違えば、検索エンジンは「同一のビジネスとして認識できない」可能性があります。

その為、日ごろから使用する名称や住所表記、代表とする電話番号を統一しておくことで、表記の不一致を予防します。

口コミ

MEOにおいて口コミは非常に重要です。利用していただいたお客様に、より多くの口コミを書いてもらえるよう工夫してみましょう。

口コミは見込み客の成約に大きく影響します。例えばランチができるカフェを選ぶとき、★1つしかないカフェよりも、★5つのカフェの方が「美味しそう」だと思いますよね。また、口コミの総数はその口コミの信頼度となります。

MEOにおいては、初めて来店する方が主にターゲットとなりますから、口コミの注目度が高いと考えられます。

しかしお店の関係者によるサクラ投稿や、口コミ代行業者を利用することは避けるべきです。意図的に操作された口コミは、WEBマーケティングではタブーとされています。検索エンジンによるペナルティや、世間からの悪評価など、取り返しのつかない事態につながる恐れがあります。

書き込まれた口コミには丁寧にお礼コメントをつけましょう。例え悪いコメントであっても真摯に対応することで、お店の印象を改善することができます。

MEO対策は集客方法の1つに過ぎない

ここまでMEOの基本やその手法を解説してきました。しかしながら、MEOは集客方法の1つにすぎません。MEOだけに傾倒しすぎず、あくまでプロモーションの1つとして、戦略的に行う必要があります。

その他の手法との併用が大事

MEOを実施する際は、SEOなどその他の集客方法と併用し、様々な手法を実践していくことが重要です。

なぜMEOだけでは不十分なのでしょうか。

SEOの活用

MEOはGoogleマイビジネスに対して行いますが、MEOでの評価形成にはインターネット上での知名度や話題性を参照していることが考えられます。つまり、MEOを実施する上で少なからず、SEOのようなWEBサイト側での改善は必要だと言えます。

また、Googleマップを利用する顧客の一部は、検索エンジンから遷移します( MEOにあわせてSEOを実施しておけば、検索結果ページからの流入を期待できます。

流入後のCVR改善

MEOによってサイト来訪数が増えたとしても、サイト内での成約(来店予約やWeb通販など)まで増加するとは限りません。

流入数に対して成約(=コンバージョン)に至る確率をCVR(コンバージョンレ ート、転換率)といいますが、CVRが低いまま流入を強化しても、受け皿であるWebサイトが不十分であれば成約数は伸びません。これを改善するには、Webサイトにおいてアクセス解析やサイト内構成の見直しなどMEOとは異なる施策が必要です。

コンサルタントの活用

MEOに加えてSEOやその他の施策を同時に実施する場合は、それぞれ違った知識やノウハウが必要となってきます。しかし、対策を行うWebサイトは一つなので、それぞれの施策がうまくかみ合うように、プロモーション全体を包括的に管理する必要があり、非常に難易度の高い施策となります。

もし、WEBサイト管理者や専門のディレクターがいない場合は、外部のコンサルタントを活用することもぜひ検討してみてください。

MEOやSEOなどを含むWebプロモーションは、そのサイトの構成や業種によって、最適な施策は変わってきます。絶対的な方法というものはなく、ケースバイケースで検討していく必要があります。

MEO・SEOコンサルタントを専門とする業者ならば今まで豊富な施策経験があり、より効果・効率の高い施策を導き出してくれることが期待できます。

まとめ

この記事では、MEOの意味や具体的な施策について、1から解説を行いました。普段使っている検索サイトや地図アプリでも、工夫や対策次第で、意図的に購買意識の高い流入を生むことができます。

近年は一般消費者も「自分で探す・事前に調べる」のが当たり前になってきました。MEOはSEOと同じく、「自社サイト・サービスを見つけてもらいやすくする」ための施策ですが、まさに今の時代にぴったりの施策であるといえます。実店舗をお持ちの方やローカルビジネスがある業界の方は、ぜひ挑戦していただきたい施策の一つです。

弊社ではSEO・MEOについての施策提案・代行について、数々の実績を持っています。MEOに興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ。

ヒトノテロゴ

執筆者:山本卓真

株式会社ヒトノテのSEOコンサルタント。中小企業から大企業まで様々な規模、業種のサイトのSEOに携わる。WEBマーケティングの広い知見と経験をもとにクライアントと伴走することが得意です。

ヒトノテ坪昌史

監修者:坪昌史

株式会社ヒトノテの代表取締役CEO。 エンジニアとしてキャリアスタートし、サイバーエージェントのSEO分析研究機関を経て、リクルートの横断マーケティング組織のマネージャー&全社SEO技術責任者を務める。その後、独立しSEOを中心としたクライアントの課題解決を行う。2017年、株式会社ヒトノテを創業し、様々な企業のウェブマーケティングの支援を行う。

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