サイト改善 / 制作 2020.08.31

クラウドサーバーおすすめ5選を比較!レンタルサーバーとの違いも解説!

クラウドサーバーとは?

クラウドサーバーとは、クラウドと呼ばれるデータサーバーシステムをインターネット経由で利用することができる機能です。下で解説しますが、レンタルサーバーとは構造が異なります。

代表的なクラウドサーバーはAmazonのAWSやMicrosoftのAzure、GoogleのCloud Platformと言った物があり、基本的に海外の大手IT企業が提供しています。

日本国内企業の多くが海外のクラウドサービスを利用しており、導入が簡単で利用コストが低いことからレンタルサーバーやVPSを利用するよりも優れていると注目されています。クラウドサーバーはインターネットに接続さえすれば、簡単にデータにアクセスすることができ、サーバー障害が起こっても手元の端末から対応することができます。

レンタルサーバーやVPSとの違いは?

インターネット経由でサーバーを利用するクラウドサーバーはエックスサーバーなどのレンタルサーバーやVPSと何が違うの?と思う方も多いのでないでしょうか?ここではレンタルサーバーやVPSとクラウドサーバーの違いを分かりやすく解説していきます。

まずレンタルサーバーは1台のサーバーを複数のユーザーが利用しており、ユーザーはサーバーの管理業務などを行う必要がなく、契約後はコンテンツをアップロードするだけで運用することができます。

一方、クラウドサーバーはレンタルサーバーと同じように1台のサーバーを複数のユーザーが利用する点は変わりませんが、1台のサーバーの中に仮想サーバーを構築することができ、他のユーザーと環境を分けて利用することができます。
ただし、クラウドサーバーはサーバーの導入から運用まで、基本的には自社で行う必要があります。

次にVPSとクラウドサーバーの違いは、VPSもクラウドサーバー同様に仮想サーバーを構築して運用することができるのですが、運用を開始してからリソースの拡張などのアップグレードを行うことはできません。どうしても変更したい場合は一度サービスを解約して再度契約する必要があります。

クラウドサーバーは、リソースの拡張やその他機能のアップグレードなどを契約後でも柔軟に変更を行うことができる特徴があります。費用面ではクラウドサーバーの導入には初期費用がかからない特徴があるので、機能・柔軟性・費用面を総合的に考えて、クラウドサーバーはレンタルサーバーやVPSよりも優れていると言えるでしょう。

クラウドサーバーを導入するメリット

レンタルサーバーやVPSを利用するのであれば、これを機にクラウドサーバーの導入を検討してみましょう。

クラウドサーバーを導入するメリットとしては以下の3つがあります。
・サーバー構成の自由度が圧倒的に高い
・従量課金によるコスト調節ができる
・障害や故障に強い
新しくサーバーを契約する場合はクラウドサーバーを活用しない理由がないほど魅力的なメリットがあります。

サーバー構成の自由度が圧倒的に高い

クラウドサーバーは非常に拡張性が高く、サーバーのスペックの変更や機能の追加が簡単に行うことができるので、活用サービスの状況に応じて自由自在に構成を変えることが可能です。

レンタルサーバーやVPSではサーバーにアクセスが集中したからといって簡単にサーバーのスペックをアップグレードすることはできません。また、できたとしてもスピーディーな変更を行うことはできません。クラウドサーバーだからこそ、自由度高くサーバー構成の調整を行えるので、サービスの変化が激しいこの時代に非常に優れたメリットと言えるでしょう。

従量課金によるコスト調整ができる

クラウドサーバーは導入にかかる初期費用がかからず、定額料金が安いというだけでなく、従量課金によって、コストをより低く抑えることも可能になります。

従量課金とは使用量に応じて費用が決定する課金方式で、アクセスの多くないサービスを運営している場合や、時期によってアクセスが集中する場合など、サービスの状況に応じて従量課金を選択すれば定額料金の場合よりも利用料金を安くすることができるかもしれません。

定額料金と従量課金をユーザーが選択できるサービスを利用すれば、より安い方を選ぶことができるので、非常におすすめです。サービスを運用する際にサーバーコストは固定費として発生するのが一般的でしたが、クラウドサーバーの従量課金を利用すれば、固定費ではなく変動費によりコストの削減を行うことができるでしょう。

障害や故障に強い

クラウドサーバーは障害や故障に強いというメリットもあります。

クラウドサーバーではレンタルサーバーと比べて、サーバーにかかる負担が異なり、大規模障害が発生した場合でも機能が停止しにくい特徴があります。
クラウドサーバーは複数のデータサーバーに分散して管理している為、故障があった場合でも他のサーバーで補うことができるので、柔軟に対応することが可能になります。

今までレンタルサーバーを利用していて障害や故障に悩まされていたというご担当の方は、クラウドサーバーへの切替を検討してみてはいかがでしょうか。

クラウドサーバーのデメリット

クラウドサーバーのデメリットは、自社でサービスの導入から運用までを行う必要があり、ある程度の知識がある担当者が必要になることや、サーバー使用量が増えると料金が高額になる可能性があることの2点となります。

クラウドサーバーは、導入をサポートするオプションなどを有料でお願いする方法以外は、自社で導入から運用まで実施する必要があります。

各クラウドサービスのホームページに導入までの手順を分かりやすく解説している所が多いので、ある程度知識を身につければ、そこまで時間をかけずに導入することができるでしょう。担当者の方はクラウドサーバー関係の知識を運用面でも身につけなければならないことを覚えておきましょう。

もう1つのデメリットは、従量課金の場合が多いので、使用量が増加すると費用が高額になる可能性があることです。

しかしサーバー構成を自由に変更することができ、故障や障害が少ないメリットを考えると、サイトやサービスが拡大してから費用が大きくなるのは安定して運用する為の必要コストだと言えるでしょう。

クラウドサーバーを大比較!特徴や機能などを徹底解説!

クラウドサーバーの特徴を知ることができたので、多くの企業が導入しており人気の高いクラウドサーバーのおすすめをいくつか紹介していきます。
各クラウドサーバーの特徴や機能などを解説し、比較表も作成しましたので参考にしてください。

ご紹介するクラウドサーバーは代表的なものになりますので、導入する上での不安も少なく利用しやすいはずです。クラウドサーバーを選ぶ際の参考にしてください。

・Amazon EC2 (AWS)
・Virtual Machines(Microsoft Azure)
・IBM Cloud
・Alibaba Cloud
・さくらのクラウド

Amazon EC2 (AWS)

https://aws.amazon.com/jp/ec2/

Amazon EC2
画像出典:Amazon EC2 (AWS)公式HP

AWSはAmazonが提供するクラウドサービスで、全世界で数100万ユーザーが利用している実績があります。

初期費用は無料で利用することができ、毎月750時間分の無料利用枠を1年間得ることができます。(無料利用枠は、選択するプランによっても違っているため、公式サイトでご確認ください)
AWSの料金プランは、オンデマンド、スポットインスタンス、リザーブドインスタンス、Dedicated Hostsなどクラウドサーバーの活用目的によって選ぶことが可能です。それぞれにも無料利用枠があり、無料の料金シミュレーターから費用を把握することもできます 。

AWSの料金プランは、オンデマンド、スポットインスタンス、リザーブドインスタンス、Dedicated Hostsなどクラウドサーバーの活用目的によって選ぶことが可能です。それぞれにも無料利用枠があり、無料の料金シミュレーターから費用を把握することもできます 。

AWSのクラウドサービスを利用すると様々な開発ツールやアプリケーションサービスを活用することができるので、他のクラウドサービスを使う場合よりも、商品やサービスの販売にかかる総コストを安く抑えることができるでしょう。

AWSの活用方法や導入方法などは公式サイトの学習コンテンツを見ることで習得することが可能です。また、AWSは全世界で利用されているので、サーバーアプリケーションに関わる情報などの収集は比較的行いやすい特徴があります。

1年間無料で利用できる枠があるAWSは導入までのハードルが低く、クラウドサーバーの活用を考えている方に非常におすすめです。

Virtual Machines(Microsoft Azure)

https://azure.microsoft.com/ja-jp/services/virtual-machines/#features

Virtual Machines(Microsoft Azure)
画像出典:Virtual Machines(Microsoft Azure)公式HP

Virtual Machines(Microsoft Azure)はマイクロソフト社が提供するクラウドサービスで、初期費用を一切かけずにクラウドサーバーを導入することができます。サーバー構築の時間やコストもかからないので、世界中の多くの企業で活用されています。

具体的にはWindowsやLinuxの仮想サーバーを数秒で構築することができます。現在自社でかかっているインフラコストを最適化してクラウドサーバーの運用をVirtual Machinesで始めるのがおすすめです。

料金プランは使用CPUやメモリ数によって変わってくるので、必要量に合わせて選択することができます。また、機能拡張やオプション追加の自由度も高いので、まずは料金シミュレーションをする、もしくはお問い合わせを行ってみましょう。

難しいと感じてしまうサーバー構築もVirtual Machinesのクラウドなら誰でも簡単に導入することができるので、利用を検討してみてはいかがでしょうか。

IBM Cloud

https://www.ibm.com/jp-ja/cloud/infrastructure

IBM Cloud
画像出典:IBM Cloud公式HP

IBM CloudはアメリカIT企業の巨人、IBM社が提供するクラウドサービスで、高いIT技術を誇るIBMのクラウドサーバーの機能をフル活用することができます。

IBMのクラウドサーバーの導入にはほとんど時間がかからずに、24時間利用可能な電話サポートから対応を受けることができます。公式サイトにある利用開始チュートリアルを見れば、様々な開発に合わせたクラウドサーバーの導入方法を知ることが可能です。

料金プランは無料で利用することができるクラウドサーバーや月額制のサブスクリプション型、従量課金型を選択することができるので、自社の開発規模やサービスによって決めるようにしましょう。料金シミュレーションを行うこともできるので、試してみてください。

Alibaba Cloud

https://jp.alibabacloud.com

Alibaba Cloud
画像出典:Alibaba Cloud公式HP

Alibaba Cloudは中国の巨大企業アリババが提供するクラウドサービスで、全世界で230万ユーザーが導入している実績は、圧倒的な信頼性があります。

クラウドサーバーの利用を考えた際に気になる点は、サーバーの安定性やセキュリティレベルなど、問題なく運用することができるかどうかと言ったところですが、アリババは多額の資金を投入してセキュリティ対策を行っており、Webサイトのハッキングから守る最新のファイヤーウォールやDDoS攻撃からアプリケーションを守るAnti- DDoSというシステムなど対策は万全です。

気になる料金については月額制のサブスクリプションと従量課金の2種類から選択することができ、自社の規模によって最適なプランを選ぶことができます。初期費用やプランなどについては無料で問い合わせることが可能です。

中国企業ですが、日本円での決済も可能なので心配入りません。万全なセキュリティ対策を行っており、実績数の多いアリババのクラウドサーバーを利用すればサーバー問題で悩まされることもなくなるでしょう。

さくらのクラウド

https://cloud.sakura.ad.jp

さくらのクラウド
画像出典:さくらのクラウド公式HP

最後に紹介するさくらクラウドは日本企業が提供する国内クラウドサービスで、初めてクラウドサーバーを管理する方でも直感的に操作することができます。このため、初心者の方でも簡単に導入から運用まで行うことができます。

コストパフォーマンスも非常に高く、初期費用無料で利用を始めることができます。また、データ転送で発生する従量課金はなく、月の定額料金で利用することができるので、安心して導入することができるサービスです。ニーズによっては、データ拡張プランやプライベート環境構築などにも対応しています。

さくらクラウドの構築スピードは格段に早く、セキュリティー体制も災害が少ない北海道か、アクセスのしやすい東京を選ぶことができ、障害発生におけるリスクを最小限に抑えることが可能になります。

さくらクラウドの利用を考えた場合は、公式サイトから必要費用の料金シミュレーションを行うことができるので、まずはシミュレーションを行って、自社運用の場合いくらかかるのかをチェックしてみましょう。無料トライアル期間はありませんが、多数の導入実績と初期構築費用が無料な点、そして日本企業が運営している点もおすすめです。

クラウドサーバーの比較

クラウドサーバーサービス名Amazon EC2 (AWS)Virtual Machines(Microsoft Azure)IBM CloudAlibaba Cloudさくらのクラウド
課金単位秒単位or時間単位分単位 分単位時間単位時間単位
無料利用枠×
LinuxAmazon,Linux, CentOS, Debian, Kali,Ubuntu,RHEL, SUSECentOS, Debian, Ubuntu, RHEL,SUSE,Oracle
Aliyun Linux,CentOS. Debian, Ubuntu, CoreOS, SUSECentOS. Debian, Ubuntu, CoreOS, Fedora, SUSE,Scientific, Arch
WindowsWindows Server 2003,2012,2016, 2019,SharePoint ServerWindows Server 2008,2012,2016,2019,Windows 10Windows ServerWindows ServerWindows Server  2016,2019
FreeBSDFreeBSD10,11,12FreeBSD10,11,12
FreeBSD 10,11,12FreeBSD 10,11,12
最大CPU数128128
16020
最大メモリ容量12TB27TB5TB3840GB224GB
GPU対応ありありありありなし
FPGA対応ありなしありありなし
HDD or SSD
1ストレージの最大容量16TB4TB
32768GB4TB、12TB
ストレージバックアップ

※利用プランなどによっても変わるため、詳細は、各公式サイトのプランをご確認ください。

まとめ

今回はクラウドサーバーの優れた特徴と、おすすめのクラウドサービスをご紹介しました。

これからクラウドサーバーの活用や導入を検討している方は、ご紹介したクラウドサービスが費用や実績、セキュリティー面で非常におすすめできるので参考にしてください。

利用用途によっては、レンタルサーバーやVPSを契約する方が良い場合もありますが、サーバーコストを抑えたい、専有での環境を構築したいとお考えの場合は、導入に時間もかからないのでクラウドサーバーを自社のサービスに活用してみてはいかがでしょうか。

ヒトノテロゴ

執筆者:阿部直記

株式会社ヒトノテの代表取締役COO。KLab株式会社、クラウドワークスを経て、株式会社ヒトノテへ。新規サービス/タイトルの立上げや企画、運営中案件の分析を行いながら改善しグロースさせるなど、事業作りを中心とした提案が得意です。

ヒトノテ坪昌史

監修者:坪昌史

株式会社ヒトノテの代表取締役CEO。 エンジニアとしてキャリアスタートし、サイバーエージェントのSEO分析研究機関を経て、リクルートの横断マーケティング組織のマネージャー&全社SEO技術責任者を務める。その後、独立しSEOを中心としたクライアントの課題解決を行う。2017年、株式会社ヒトノテを創業し、様々な企業のウェブマーケティングの支援を行う。