サイト改善 / 制作 2019.12.27

404エラーページを活用してコンバージョンを生み出す方法

このページを見ている方はWEBサイトを運営している方で404エラーページをこれから作ろうと思っている方や、改善しようとしている方ではないでしょうか?

404エラーページを作らないと、404エラーの際にブラウザ固有のエラーページが出てきて、ユーザーがびっくりしてしまいますので必ずサイトの中に専用のページを作成しましょう。また、今回は404エラーページを活用してコンバージョン数を上げる方法をご紹介しますので気になる方は最後まで読んでくださいね。

404エラーとは

Googleの404エラーページ
Googleの404エラーページ

まず404エラーの「404」とは「ステータスコード」と言われるもので、URLを入力してアクセスする際にサーバーからブラウザに返ってくる反応を示します。また、ステータスコードのなかでも、400番台と500番台はエラーを示すステータスコードです。

404というステータスコードは英語で「not found」を意味するステータスで、何らかの理由でアクセスしているページが見つからなかった場合に返ってきます。ステータスコード404のことを404エラーと呼びます。

404エラーになるシーン

では、404エラーになるのはどのようなシーンなのでしょうか?WEBサイトに訪問したユーザーが404エラーに遭遇するシーンをいくつかご紹介します。

シーン1 ページのファイル自体がサーバーから削除されている

利用しなくなったページを整理するためにhtmlファイルなどをサーバーから削除した場合、該当URLへアクセスすると404エラーになります。また、ECサイトや求人サイトなどデータベース系のサービスで情報掲載期間が終了したページが自動で削除される仕様になっている場合、削除後にアクセスするとエラーになりますので要注意です。

シーン2 URLが間違っている

404エラーになるけど何が問題なんだろう?と言う方でよくあるのがURLのスペルミスなどをしている場合です。例えば本来「https://hitonote.jp/」というURLなのに間違えて、「https://hitonote.jpppp/」というURLにアクセスすれば404エラーが返ってきます。

シーン3 URLを変更したがリダイレクト処理が失敗している

古いURLから新しいURLへ変更し、古いURL→新しいURLへ301リダイレクトをかける場合に正しく設定されていないと404エラーになってしまいます。ページのファイルもあるし、URLも合ってるのに404エラーになる場合はリダイレクト設定を確認してみましょう。

404エラーページを作成するメリット

GoogleChromeの404エラーページ
GoogleChromeの404エラー画面

URLへアクセスして404エラーになった場合、WEBサイト上で設定をしていない限りブラウザ固有の404エラーページが表示されます。GoogleChromeの場合は以下のような画面になります。

ブラウザ固有のエラー画面表示された場合、ユーザーは「戻る」ボタンを押して前の画面に戻りますが、それがランディングページの場合は直帰になってしまうので非常にもったいないのです。

例えばあなたのWEBサイト専用の404エラーページを作成して魅力的なコンテンツへの導線を用意すれば、エラーページを経由して他のページへ回遊してもらうことも可能です

また、404エラーページを用意することはSEO観点でもメリットがあります。検索エンジンのクローラーが対象のURLにアクセスした場合に、404ページから他のページにアクセスする導線があればクローリングをしてくれるので、検索エンジンがサイト内のコンテンツを検知しやすくなります。

404エラーページの事例

実際に、各サイトで設定している404エラーページの事例をご紹介します。

マッハバイト(旧ジョブセンス)

マッハバイトのエラーページ
マッハバイトのエラーページ

求人サイトの404エラーページの事例です。共通のヘッダーとフッターに「トップページへ戻る」というシンプルな導線です。ポイントは真ん中の枠内のどこをクリックしてもトップページへ遷移するので、ユーザーがTOPへの行きやすいという点です。

ZOZOTOWN

ZOZOTOWNのエラーページ
ZOZOTOWNのエラーページ

ファッションECサイト大手のZOZOTOWN。存在しない商品情報のページの場合は何のブランドのディレクトリかを判別して、そのブランドのおすすめ商品を表示するしくみになっています。ECサイトは品切れや在庫入れ替えでページが無くなることが多いのですが、そのような場合でも買い物を楽しめるUIなのはさすがZOZOですね!

HOME’S

HOME'Sのエラーページ
HOME’Sのエラーページ

大手物件検索サイトのHOME’Sの404エラーページでは、最近見た物件が表示されます。物件ページはECよりも高頻度で掲載の開始&終了があるのでユーザーがブックマークしていた物件を、もう一度見に来た時に掲載が終わっている場合も多いですが、このようなエラーページならユーザーが物件探しを続けることができますね。

LIG

LIGのエラーページ
LIGのエラーページ

LIGは業界でも有名なWEBサイトの制作会社です。そんなLIGの404エラーページには「探していたページは漆黒の闇へと飲み込まれてゆきました。」とのメッセージが書かれているユニークなデザインです。もちろん、おすすめ記事の導線などユーザーが離脱しない工夫がされており、さすが!という印象のエラーページです。

LEGO

LEGOのエラーページ
LEGOのエラーページ

おもちゃのLEGOブロックで有名なLEGOのホームページのエラーページはLEGOの世界観がしっかりと組み込まれています。「エラー」や「Not Found」という言葉は使わず、まるで冒険をしているような設定のメッセージとデザインで作られています。

404エラーページを利用してコンバージョン数を上げる方法

こだわった404エラーページを作ることによって、コンバージョン数向上に繋げることができます。今まで直帰をしていたユーザーがサイトの中を回遊できるようになる影響は大きいです。

例えばエラーページが1か月に1,000回訪問されているサイトで、エラーページ経由のCVRが1%あれば10件のコンバージョンが生まれることになります

10,000回訪問されていれば、100件のコンバージョンが生まれます。なので、404エラーページを作成していないという方はすぐに作成することを、すでに作成している方はページを見直して改善することをおすすめします。

ここではコンバージョンを生み出す404エラーページのポイントを何点かご紹介します。

ポイント1 サイト内の他画面と体裁を揃える

404エラーページでも、他画面と同様グローバルナビやフッターをしっかりと入れましょう。体裁が揃っていないと、「いきなり別のサイトに行ってしまったの?」とユーザーが混乱することがあります。

ポイント2 エラー内容を分かりやすく伝える

WEBサイトを作っている方であれば「Not Found」や「404エラー」と表示されただけで意味がわかりますが、世の中のほとんどの方々はそのような単語を知りません。「ページが見つかりませんでした」「この情報は掲載が終了しています」など誰でも理解できる表現を使いましょう。

ポイント3 エラー感を出しすぎない

エラーページということで、赤文字を使ったり文字を極端に大きくしたり「エラー」であることを強調しているサイトをよく見かけますが、あまり鬼気迫るデザインやコピーを入れるとユーザーに心理的な負荷を与えて離脱を招きますので、柔らかい表現を心がけましょう。

ポイント4 ユーザーに回遊してほしい導線を入れる

エラーページを作成する際には、他のページと同様「ユーザーに、この後どのような行動を取ってほしいのか?」という事を想像しましょう。

例えば、ECサイトならエラー画面から商品情報や商品一覧画面へ進み最終的には購入カートへ遷移してほしいですし、コーポレートサイトならエラー画面からサービスや事業紹介のページに進み、最終的には問い合わせをしてほしいはずです。自分のサイトのコンバージョンポイントに合わせて、エラー画面に設置する導線を検討しましょう。

ポイント5 スマートフォン対応も忘れずに

今や当たり前になっている、WEBサイトのスマートフォン対応ですが、TOPページや他の下層ページは対応済みなのに、エラーページだけ対応が漏れているサイトをよく見かけます。サイトの種類によりますが、BtoCのサイトであればスマートフォンのアクセスの方が多いので、忘れずに対応しておきましょう。

404エラーページを活用してCVRを向上させましょう

404エラーページはWEBサイトの中でも重要なページです。自分のサイトのエラーページは普段あまり見ないかもしれませんが、ユーザーには意外と見られているということが良くあります。せっかくユーザーに見てもらっているのに、不親切なUIになっているのは非常にもったいないので、今回ご紹介した事例や、エラーページを制作するポイントを参考にご自身のサイトのエラーページを見直してみて下さいね。

ヒトノテロゴ

執筆者:天野良香

株式会社ヒトノテのCMO兼グロースハッカー。データ分析をもとにしたCVRやUI/UX等のサイト改善が得意です。

ヒトノテ坪昌史

監修者:坪昌史

株式会社ヒトノテの代表取締役CEO。 エンジニアとしてキャリアスタートし、サイバーエージェントのSEO分析研究機関を経て、リクルートの横断マーケティング組織のマネージャー&全社SEO技術責任者を務める。その後、独立しSEOを中心としたクライアントの課題解決を行う。2017年、株式会社ヒトノテを創業し、様々な企業のウェブマーケティングの支援を行う。