SEO 2020.11.28

SEOにかかる費用はどれくらい?業者選びのポイントも解説

企業のWeb担当者のなかには、SEOを頑張っているのになかなかアクセスが伸びない、検索結果で上位表示されない、そんなお悩みを抱える方も少なくないでしょう。

SEOの必要性を感じていても、Webサイトの更新や改善に時間をかけられない、人員が不足している、といった場合もありますね。

今回はSEOを外注した場合のSEOサービスの種類や費用、作業内容、業者選びのポイントをわかりやすく解説します。

SEOサービスの種類

SEOサービスの種類は大きく、SEOコンサルティング、コンテンツSEO(コンテンツ制作)、外部対策の3つに分けられます。

ただし、サービスの具体的な内容は業者によって差があったり、自社の要望に合わせてサービスを組み合わせながら依頼できたりすることもあるので、確認しましょう。

以下では、代表的なSEOサービスの特徴を、具体例を交えながら紹介します。

SEOコンサルティング

Webサイトを総合的に見て、SEOに強いWebサイトに改善するためのサービスがSEOコンサルティングです。

SEOコンサルティングは分析、調査、企画、提案、実装支援など様々なプロセスから成果を出します。コンテンツや外部対策といったパーツごとの依頼でなく、Webサイト全体を整えてSEOを強化するのがSEOコンサルティングというイメージを持ってもらうといいでしょう。

具体的なサービス内容は、キーワードの提案、競合サイトの調査、自社(クライアント)サイトの分析、コンテンツ・ライティングの作成支援、内部対策、など多岐に渡ります。

キーワードについては、検索結果で上位表示をさせたいキーワードの選定、同じキーワードを争う競合サイト調査、検索ボリュームの分析などを行います。

自社サイトの分析では、アクセス解析ツールを使い自社サイトへのアクセス数や流入経路、ユーザー属性など様々な視点から分析、現状把握を行い、分析結果を元にSEOの改善計画の立案を行います。

内部対策とは、Webサイトに関する重要な情報を検索エンジンに伝え、正しく評価をしてもらうために行う対策です。具体的にはページタイトルや見出しタグの修正、内部リンクの最適化、サイト構造の最適化などが多岐にわたります。

SEOを行っていなかったWebサイトでは、キーワードマーケティングを行い、サイトの構造から見直すことで抜本的な改善を期待することができます。

一方、既にSEOを行っているWebサイトでも、細かな分析・調査をすることで改善点を発見し、改善のPDCAを回すことで少しずつ時間をかけて売上を伸ばすことが可能です。

SEOコンサルティングを依頼すると、長期間業者と依頼者が一体となって対策を行うことになるため、計画、実行、評価、改善というサイクルを専門家と一緒に回しながら自社内にもノウハウを貯めることが可能です。

SEOコンサルティングは、業者によって提供サービスや作業内容に幅があるため、どこからどこまでがSEOサービスの範囲内なのか、という点を契約前にきちんと確認する必要があります。

コンテンツSEO(コンテンツ制作)

コンテンツSEOはキーワード選定、コンテンツの企画、ライティングまでのコンテンツ制作に関する業務を総合的に請け負うサービスです。業者によっては、記事作成のみを行い、記事を成果物として納品するところもあります。

コンテンツSEOでは、Webサイトのコンテンツ制作に関することを依頼することが可能で、キーワード選定、記事の構成案の作成、記事の納品、ライティング指導、添削などサービスの範囲は多岐に渡ります。ただし、コンテンツ制作を掲げながら、マーケティング戦略に近い内容まで請け負ってくれる業者もあるので、こちらも依頼する業者を検討する際に確認してみましょう。

「集客のためのコンテンツをこれから増やしていきたい」と考えている場合には、自社の商材やサイトに合ったコンテンツの企画、キーワード選定、ライティングまでまとめて依頼できる業者に依頼し、基盤を作るのがおすすめです。

記事タイトルや記事内のキーワードの使い方など、専門家に細部まで見てもらうことで、検索エンジンからの流入をしっかり獲得できるコンテンツを制作していくことができます。

一方、既にまとまったコンテンツがある場合は、リライトやライティング指導のみを依頼するのも良いでしょう。

SEOに知見があるなど、自社である程度SEOを行うことができるものの、コンテンツ作成に時間を割けない場合には、キーワード選定や構成案の作成は自社で行い、ライティングに特化した業者に記事作成のみを依頼するという形で外注サービスを活用することもできます。

このように自社で行える作業は自力で行いつつ、専門家の手が必要な部分を見極めて依頼することで費用の削減に繋がります。

注意点として覚えておいていただきたいのは、コンテンツSEO、コンテンツ制作サービスは、コンテンツや記事のみを対象とすることです。サイト設計などサイト全体の内部対策や、分析、企画といったサービスは対象外、または別途費用を払ったうえで依頼が必要な場合があります。

また、コンテンツ制作サービスでは、ライターの技量によって記事の質が変わってくることも念頭に置いておきましょう。依頼前に実績や制作フローを確認しておくことをおすすめします。

外部対策

SEOの外部対策とは、主に外部リンクによる対策を指します。

外部リンクとは、Webサイトに異なるドメインからリンクが貼られた状態を指します。

Googleは、Webサイトの重要性を計る指針として外部リンクからの評価を挙げています。信頼性の高いサイトや親和性のあるサイトから外部リンクがあるWebサイトはGoogleの検索エンジンで評価が高まり、上位表示されやすいとされています。

しかし、不自然な外部リンクは逆にGoogleからのペナルティを受ける可能性があります。具体的には、外部リンクだけを量産するような施策や、売買によって不正に得られた外部リンクを検知し、評価を落とす仕組みがあります。

基本的に、外部リンクを作成する行為はGoogleのガイドラインに反するため、外部リンクをサービスとしている業者はおすすめできません。

SEOを外注する際の費用相場

SEOを外注する際に最も気になることのひとつが費用についてでしょう。提供する業者、サービス内容によって費用相場はもちろん、支払いの形も異なります。

ここからは、SEOサービスの料金体系、サービスごとの相場をそれぞれ解説します。

料金体系

月額固定型

月額固定型の支払いは、SEOコンサルティング、コンテンツSEOで多く採用されています。

どちらも効果を得られるまでにある程度の期間を要する場合が多いので、月額で費用を支払いながら、中長期的な施策を行います。月額固定型は、SEOの成果が出ていない場合でも料金が発生します。

また、外部リンクサービスも月額固定型の支払い体系をとるケースがあります。

成果が得られていないときにも支払いが発生することは月額固定型の支払いのデメリットと言えますが、逆に、成果が出てから費用が上がるということはないため、中長期的に考えると費用が抑えられるというメリットがあります。

月額固定型はリスクがあるように思う方もいるかもしれませんが、リスティング広告などと違いSEOは一度効果が出ると費用負担なく流入を獲得し続けることができることが大きなメリットである施策のため、成果報酬型で永久的に費用を支払い続けるよりは実はリスクが少ない形態と言えるでしょう。

一括支払い型

SEOコンサルティングの一部や、コンテンツ制作で採用されているのが一括支払い型です。

SEOコンサルティングではWebサイト内の内部対策やサイト設計など、SEOコンサルティングの中の一部業務を委託する場合に一括支払い型がとられています。

一括支払い型は、SEOに関する業務、記事の納品など一定の作業に対して費用の支払いが発生する、という支払い形式です。

コンテンツ制作では、1記事あたりの単価×記事の本数という計算で支払いを行うケースが一般的です。

記事の納品、サイト設計や内部対策など、具体的な作業量に対して支払いが行える点がメリットですが、依頼した作業以外の相談や指導は受けられない、もしくは別途依頼が必要であることには注意が必要です。

成果報酬型

成果報酬型は、成果が上がるまで費用がかからない、というメリットがあります。

成果報酬型の場合、一般的に10位以内にランクインすると費用が発生します。また、順位上がるにつれ、料金が高くなるのが一般的です。

費用に対して成果が保証されている反面、成果が発生した場合は、1日当たりの契約料金を支払い続けることになり、月額固定型で支払うより費用が高額となるケースが多く、他の支払い形態よりも割高になる可能性があります。

また、契約期間の縛りがあるため、契約前に解約条件など詳しく確認しておく必要があります。

この成果報酬型は、業者が何もしていなくてもたまたま順位が上がった場合でも費用が発生しますし、逆に言えば業者は順位が上がらないもしくは下がることに対して何も責任を追うことはありません。

SEOを行ううえでは、あまりオススメできない料金体系と言えるでしょう。

初期費用も確認しておこう

SEOサービスを外注する際、ほとんどの場合に初期費用が発生します。

現在のWebサイトの分析や、競合調査、施策対象のサイトに合ったキーワードの初期分析などの作業が初期費用に該当します。

初期費用はサイトの規模やページ数、コンテンツのボリュームによって金額が変わる場合があります。

依頼前に初期費用がかかるのか確認を行いましょう。

サービス内容ごとの費用相場

SEOコンサルティング

小、中規模サイトで10~50万円/月、大規模サイトでは1ヶ月100万円を超える場合があります。

サービスの範囲が幅広く、作業の範囲や内容、作業量によって価格は前後するので確認が必要です。

コンテンツSEO(コンテンツ制作)

コンテンツSEOでは、主に記事単位で費用が発生します。

1記事×単価という計算で、単価は1万円~10万円ほどが相場です。

文字数や記事のジャンルなどによって変動します。

外部対策

外部対策では、月額固定型と成果報酬型の二つにわかれます。

月額固定型の相場は、1~15万円/月、成果報酬型では検索結果の順位次第で1ヶ月1~100万円にのぼります。

また、キーワードによって成果報酬費用が大きく変わるので注意が必要です。

SEO費用の比較

SEO対策内容支払い方法費用相場依頼目的対策内容
SEOコンサルティング月額固定型10~50万円/月
大規模サイトでは100万円/月を超える場合がある
Webサイトの企画、構成、コンテンツ作成まで総合的な指導、添削を受ける企画、内部対策、キーワード調査、競合調査、コンテンツ作成、添削、指導
コンテンツSEO(コンテンツ制作) 一括支払い型
月額固定型
1記事 1~10万円コンテンツを増やす、質を上げることでSEO効果を上げる記事作成、添削、ライティング指導
外部対策成功報酬型
月額固定型
1~100万円/月(成功報酬型)
1~15万円/月(月額固定型)
できるだけ早く検索上位表示させる(リスクを伴う)外部リンクを使ったSEO

SEOは自力で対策するなら無料?外注する意味はある?

SEOを専門業者に依頼する前に、自力で対策を行うことも可能です。

例えば、GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールのようなアクセス解析ツールは無料で利用することができ、活用すればサイトの状況を詳しく分析することができます。

Googleアナリティクスでは、日々のアクセス数の推移、Webサイト内の平均滞在時間や離脱率を知ることができ、サイトを実際に訪れたユーザーの性別や年齢などのユーザー属性などの分析も可能です。Googleサーチコンソールでは、Webサイトのキーワード順位の推移や検索結果ページからのクリック率などの分析、サイトエラー箇所や改善箇所の確認などができます。

これらの分析をもとに対策を考え実行することは全て無料でできますが、日々の分析、改善策の立案、実行、検証にはある程度の知識と手間、時間が必要です。

専門家に依頼する最も大きなメリットは、SEOにかける時間を無駄にせず、効率よく対策を行うことで成果を上げやすくすることです。

自力で時間をかけて対策を行っても、正しい知識に基づいた対策でなければ結果は出づらいです。

豊富な経験やノウハウをもった専門家に依頼することで、成果をあげる確率が飛躍的に高まります。

SEOを外注する会社選びのポイント

SEOサービスを提供する会社は、個人から大手企業まで数多く存在しています。

SEOを外注する際の業者選びのポイントとして、良い業者の見極め方、選んではいけない業者の特徴を詳しく解説します。

良い業者の見極め方

・実績、成功事例の提示

過去にどのような会社に対して、どのような施策を行って、どの程度の成果を上げているのかを実績を提示してもらえるか確認しましょう。

充分な成果を出しているということ以外にも、不自然な点はないか、コミュニケーションは円滑に築けるか、という点でチェックを行いましょう。

・各業界、業種への理解があるか

実績や成功事例が優れていても、自社の業界や業種への理解が浅いと、SEOにおいてもパフォーマンスに影響が出る場合があります。

担当者が業界への理解があるか、確認しましょう。

・サービスや施策内容について明確な説明があるか

SEOサービスは主に、調査・分析、キーワード選定、サイト改善、コンテンツ制作という施策に分かれます。依頼するSEOサービスや施策内容の範囲をあやふやなまま進めてしまうと、想定外の費用が発生する、思うような成果が出ない、という可能性があります。

依頼する施策内容について実際にどのような作業や提案を行ってくれるのか、サービス内容や範囲の確認が必要です。

また自社が行う必要のある作業についても確認しておきましょう。

このとき、専門用語ばかりでなく、SEOの知識が浅くても理解できる言葉で説明をしてもらえるかという点も大切です。

・提案内容は自社に合った適切なものか

自社の状況を踏まえた提案を行ってくれる業者かどうかは、SEO業者の選択において最も大切です。予算と合っていない、自社の状況や行って欲しい内容に相違がある、というような点が無いか確認し、不明瞭な点は必ず質問しましょう。

良い業者であれば、依頼者が納得できるまで丁寧に説明を行ってもらえます。細かな対応にも応じてもらえるかも、良い業者を見極めるポイントになります。

 ・信頼できる担当者か

 SEOに限らずWEBマーケティング全般に言えることですが、担当のするコンサルタントが信頼できる人かどうか、というのは取り組みを行ううえで非常に重要です。

 提案をしたコンサルタントが優秀でも担当するコンサルタントが別の場合もあるため、誰が担当をしてくれるのか、というのもしっかりヒアリングしましょう。

注意!選んではいけない業者の特徴

・短期間の効果をうたっている

Googleの検索エンジンにおいて、検索上位に表示されるかどうかの評価はGoogleが行いますが、その仕組みは明確に公開されているわけではありません。

上位表示の仕組みが非公開だからこそ、地道に施策するのがSEOです。短期間で効果が出る保証はないため、短期間の効果をうたう業者は要注意です。

・外部リンクの設置、低品質なコンテンツの量産を勧める

良いコンテンツ、または自然に貼られる外部リンクはSEOに非常に有効ですが、逆にSEO効果だけを狙った外部リンクの量産はGoogleからペナルティを受ける可能性があります。

低品質なコンテンツとは、オリジナルの内容を含まないコンテンツを指し、低品質なコンテンツを量産し、検索結果の上位表示を狙うこともGoogleのガイドラインに反する行為です。

これらの行為を勧めてくる業者は、悪質業者である可能性が高いので注意が必要です。

まとめ

SEOサービスの種類、対策を行う費用、業者選びのポイントを順に解説しました。

SEOサービスを外注する際は、全てを業者任せにするのではなく、依頼者側でもSEOを強化したい目的、目標の設定など基本的な準備を忘れずに行うことで、業者とスムーズに連携することができます。

目的、目標が明確であれば、各業者が得意とする施策内容(サービス)との不一致が減り、目標に対するパフォーマンスも期待できます。

また、外注するからと言って1から10まで全てを任せるわけではなく、アドバイスを受けながら自力で行える作業は社内で行い、指導や添削のみを依頼することもできます。依頼内容を組み合わせたり絞ったりすることで費用の無駄を減らし、効率的にSEOの効果を上げることが可能です。

ぜひ専門家の力をうまく借りながら、SEOに取り組んでみてください。

ヒトノテロゴ

執筆者:ヒトノート編集部

株式会社ヒトノテのオウンドメディア、WEBマーケティングの学習帳「ヒトノート -Hito note-」の編集部。

ヒトノテ坪昌史

監修者:坪昌史

株式会社ヒトノテの代表取締役CEO。 エンジニアとしてキャリアスタートし、サイバーエージェントのSEO分析研究機関を経て、リクルートの横断マーケティング組織のマネージャー&全社SEO技術責任者を務める。その後、独立しSEOを中心としたクライアントの課題解決を行う。2017年、株式会社ヒトノテを創業し、様々な企業のウェブマーケティングの支援を行う。

オンライン相談

ご質問やご相談など
お気軽にお問い合わせください

お問い合わせ お電話でのご相談は平日10:00-18:00 03-6265-6636