SEO 2020.11.23

コンテンツSEOとは?基本を網羅して自分のサイトに活かそう!

自社のメディアに、コンテンツSEOを取り入れたいと思っても、何から手をつけたら良いのか、そもそもどのような作業が必要なのかわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

GoogleやYahooといった検索エンジンが急成長している今、コンテンツSEOは避けては通れません。この記事では、コンテンツSEOとは何なのか、どのような手順で行えば良いのか基礎をご紹介します。

コンテンツSEOとは?

「コンテンツSEO」とは、SEOによる集客マーケティング手法の一つです。GoogleやYahooなどの検索エンジンで上位に表示されるように対策するのがSEOです。その中でもコンテンツに対して施すSEOがコンテンツSEOです。

ここでいうコンテンツは、単なるページの中身を指すのではなく、そこにある「情報」全てを含みます。そして、コンテンツSEOはユーザーが欲しい有益な情報(コンテンツ)を作成し、配信することで検索エンジンから集客する手法です。

定義が曖昧ではっきりしていないため、内部施策、コンテンツマーケティング、SEOライティング等とも呼ばれています。全てに共通しているのは、情報を集めてコンテンツを作成すれば良いというわけではない、ということです。

検索エンジンだけでなく、ユーザーから評価を得られるようなコンテンツを作成しなければコンテンツSEOは成功しません。それでは、どのようなコンテンツが評価されるコンテンツといえるのでしょうか。

検索エンジンやユーザーから評価をされるコンテンツについて詳しく解説をしていきます。

コンテンツSEOを行う際に理解しておきたいこと

コンテンツSEOはサイトや状況によっては向き不向きがあります。本当に自社で行うべきか判断するためにも、コンテンツSEOにどのような特徴があるかを理解しておくことが大切です。

まずは特徴をご紹介します。

すぐに効果は出ない

コンテンツSEOは長期的に行う施策なので、記事を作成し公開すればすぐに効果が出るわけではありません。検索エンジンにコンテンツが評価され、順位が上がるには時間がかかります。

まずは、検索結果にインデックス*され、そこから検索エンジンがさまざまな視点で評価していきます。今すぐに集客をしたい方は、リスティング広告を検討した方が効率良く集客ができるでしょう。

*インデックスされるとは?:検索エンジンの検索結果に表示されるということです。インデックスされることで、初めてユーザーが記事を検索できるようになるので、インデックスされなければ誰にも検索してもらえない記事となってしまいます。

また、検索エンジンに評価されてサイトへ集客できたとしても、必ずコンバージョン(お問合せ、申込み)につながるとは限りません。お問い合わせや申込みに導くことができるコンテンツを作る必要があります。

コンテンツの質が悪いとマイナスイメージにつながる

せっかく作成したコンテンツも、質が悪いとサイトにとってマイナスになることがあります。

サイト内のコンテンツは、会社のイメージそのものだと考えましょう。読みにくく質の悪いコンテンツを配信していると、会社にマイナスのイメージがつき、ブランディングにも影響します。

また、質の悪いコンテンツは検索エンジンからペナルティを受け、インデックスから除外されてしまうこともあります。

では、「質の悪いコンテンツ」とはどのようなものを指すのでしょうか。具体例を見ていきましょう。

・他のサイトからコンテンツをコピーしている

全く同じ文章をコピーして使っている場合はもちろんのこと、多少表現が変わっている程度でも、コピーコンテンツとしてペナルティを受ける場合があります。これは、検索結果には多様性が求めているからです。

ユーザーが多くの情報を集めたいと思って検索をしても、表示されるページ内容が同じだと、1つの情報しか集められないことになります。そのため、他サイトと同じような情報を並べている、もしくはコピーしたと思われるコンテンツは評価されません。

・ユーザーにとって有益なコンテンツがない

先述したように、検索エンジンは多様な情報を集めることを重視しています。そのため、そもそもページに有益な情報やコンテンツがない場合は評価されません。それでは、有益な情報がないページとはどのようなページなのでしょうか。

過去には、ページにキーワードが入っているだけで評価される時代がありました。

例えば、ユーザーが検索するキーワードや関連するキーワードをとりあえず並べて不自然な文になっているページや、ユーザーが読めない文字サイズや色、場所に文章が書かれたページが評価されてしまっていました。

しかし、その中にはユーザーが求めている「有益な情報」はありません。検索エンジンはそのような状況を解決するために、キーワードを無理やり詰め込んでいたり、ユーザーに読めないように隠していたりする行為を、スパム行為として評価しないことにしました。

[小見出し1]ペナルティを受けるとどうなるのか

Googleなどの検索エンジンは、スパム行為を行っていないか、定期的にサイトをチェックしています。もちろん、コンテンツ内容だけでなく、被リンクなども合わせて確認されるため、質が悪いコンテンツがある=必ずペナルティを受けてしまうというわけではありません。

しかし、検索エンジンからペナルティを受けてしまうと、要因となった箇所の改善が見られるまで検索結果での順位が落ちる、もしくはインデックスが消されてしまう(検索結果に表示されない)可能性があります。

意図せずにスパム行為を行ってしまっていることもあるので、しっかりと公開後のページを見て確認しましょう。

コンテンツ制作には労力と時間がかかる

今まで解説してきた通り、検索エンジンに評価をされる、ユーザーに有益な情報を届けられる上質なコンテンツを作成するためには、かなりの労力と時間が必要です。

質の悪いコンテンツにならないように気を付けるだけでなく、狙っているターゲットに響くコンテンツになっているか、キーワードは適切に入っているか、SEOを意識した構成や書き方はできているか、など考えなければならないことはたくさんあります。

また、コンテンツを作成するにはライターも必要です。オウンドメディアを運営する場合、多くの記事を作成することになります。多くの記事を継続的に作成するには、ライターも複数名必要かもしれません。

多くのライターに良質な記事を書いてもらうには、ライターのディレクションが必要になります。社内でSEOに対する知見があり、適切なキーワード設定と文章構成ができる人や、ライターをディレクションできる人がいれば可能でしょう。

しかし、自社にそのノウハウが無い場合は、知識を取り入れるために、さらに時間や労力がかかります。この場合、コンテンツSEOを熟知した専門家に外注したほうが、結果として安く早くコンテンツを作成することができるでしょう。

自分たちの力でコンテンツSEOを行うことが可能なのか、自社が持っているリソースを一度見直すことをおすすめします。

コンテンツSEOを行う方法と手順

次に、実際にコンテンツSEOを行う場合の方法や手順をご紹介します。ここで解説する手順に沿って、上質なコンテンツを作成してみましょう。

ターゲットとキーワード、読了後のストーリーを決める

コンテンツを作成する前には下準備が必要です。その中でも最初に行うのがターゲットとキーワードの設定です。これから作成するコンテンツを読んでくれるのはいったいどのような人物なのか、まずはターゲットから決めましょう。

そして、そのターゲットが記事を読んだ後に、どのような状態になっているのが良いかも考えておきましょう。コンテンツはただ読まれるだけではなく、読んだ後のストーリーが重要です。ユーザーに、自社サービスのことを知ってもらいたいのか、サービスの購入に繋げたいのかなど、具体的なストーリーを設定します。

ターゲットが決まれば、どのようなことが知りたいと思っているのか、どのようなキーワードで検索をしてくるのか、ということも想像できます。それを元に、記事のテーマとなるキーワードを決定します。

例えば、タスク管理ツールを販売している企業のケースで考えてみましょう。

ターゲットはタスク管理が上手く行かず悩んでおり、それを解決するためのツールを試したいと考えています。そこでこのユーザーに対して記事を作成することにします。

「タスク管理 ツール」

「タスク管理ツール おすすめ」

など、いくつかキーワード候補が考えられるでしょう。それぞれのボリュームを調査し、競合のコンテンツにはどのような内容が書かれているか、ユーザーのニーズを確認します。

ターゲットが記事を読んだ後は「タスクの一括管理ができるこのツールを使えば、よりスムーズに業務を進めることができる」と考え、資料請求を行ってくれる可能性があります。

このように、ターゲットとキーワードと合わせて、記事を読んだ後にターゲットがどういう状態になっているか、ということまで決めて記事を作成すると良いでしょう。

競合記事を確認する

先ほど少し触れましたが、ターゲットとキーワードを決めた後すぐに記事を書くのではなく、競合の記事を確認してさらに情報収集を行いましょう。

  • 上位はどのような記事なのか
  • タイトルの付け方
  • 記事の方向性

これらのポイントに注意しながら、実際にキーワードで検索をした時に上位に表示されているサイトの記事を1つずつチェックしていきます。

競合サイトの記事に共通して出てくる内容やトピックスは、ユーザーが欲している情報と考えて良いでしょう。競合サイトの記事内容を書き出し、どのような情報が必要なのかを選定していきます。

また、競合にはない自社の強みも見つけておくと良いでしょう。ユーザーや検索エンジンにアピールするためには、独自コンテンツが必要です。競合が持っていない技術やサービスをアピールできれば、ユーザーは興味を持ってくれるかもしれません。

構成を作成する

十分な情報が集まったら、記事の構成を組み立てていきます。いきなり構成を考えるのではなく、集めた情報を箇条書きにするなど、整理するところから始めましょう。

箇条書きにした情報を内容ごとに分類し、それらに見出しをつけていくと自然と記事内容がまとまっていきます。その後、どのような流れで伝えるのかを考え、見出しを並び変えて構成を作ります。

・適切なタイトル、見出しをつける

構成を作る上で、特に重要なのが記事のタイトルと見出しです。本文ももちろん重要ですが、記事のタイトルや見出しはユーザーの目に止まりやすく、検索エンジンからも評価される重要な部分です。

特にタイトルは検索結果に表示され、ユーザーが最初に目にします。ページ内に自分の欲しい情報があるかどうか、ユーザーがひと目で判断できるようにしましょう。

また、タイトルには必ずキーワードを入れます。検索結果で表示されるタイトル文字数には制限があります。重要なキーワードはタイトルの前半に入れておくことで、SEOとしても有効ですし、ターゲットユーザーの目にも止まりやすくなります。

また、ページの内容が気になるタイトルをつけることで、クリックされやすくなります。例えば、話題性のあるワードを取り入れる、説得力のある数字を入れる、答えが知りたくなる疑問形のタイトルにするなどです。

見出しも同じで、その見出しの段落では何が書いてあるのかひと目で分かるようにしましょう。ユーザーは記事内の文章を全て読んでくれるとは限りません。見出しに重要なキーワードがあれば、そこに自分の欲しい情報があるとわかるため、流し読みの防止にもなります。

・見出し、小見出しもSEOを意識してつける

見出しや小見出しはSEOにおいても重要な要素になります。

ユーザーが見出しの内容を見て本文の内容を把握するのと同じで、検索エンジンも見出しの内容を参考にしてコンテンツの内容を把握しています。キーワードが適切に入っており、内容が簡潔にまとまった見出しをつけることで、検索エンジンがよりコンテンツを理解してくれるようになります。

また、見出しタグ(hタグ)を使って見出しと小見出しを区別することで、検索エンジンが内容を理解する手助けになります。タイトルだけでなく、見出しと小見出しもSEOを意識してつけるようにしましょう。

構成に沿って執筆する

構成が完成した後は、その構成に沿ってターゲット像を意識しながら執筆していきます。文末の口調を揃える、読みやすい長さで文章を区切るなど、ユーザーがスムーズに読める文章を意識しましょう。

また、キーワードとそれにまつわる「共起語*」を盛り込むことで、よりSEOに適したコンテンツになります。

*共起語…狙っているキーワードと一緒に使われることが多いキーワード

最も簡単に共起語を調べる方法は、実際にメインのキーワードを検索エンジンで調べてみることです。表示されているサイトのタイトルや記事の中で頻出するキーワードが共起語になるため、競合の記事を調べるときに一緒に調べておくと良いかもしれません。

ここで気を付けたいのが、キーワードと共起語を意識しすぎて文章が不自然になってしまうことです。不自然な文章はスパムと判断されるリスクがあり、評価されません。キーワードと共起語は、見出しに沿って執筆をしていると自然と含まれていくものです。無理に使おうとせず、読みやすく自然に見える文章の中で取り入れるようにしましょう。

リリース後の分析を行う

コンテンツが完成したらサイト上に公開することになりますが、それで終わりではありません。リリースをしたページが本当に評価されているのか、定期的に分析を行う必要があります。

当初設定したキーワードで順位がついているのか、コンテンツは最後まで読まれているのか調べます。もし想定していたような結果が出なければ改善点を探しましょう。

Googleが公開している無料のツールである「サーチコンソール」は、各ページがどのようなキーワードで順位を獲得しており、クリックされているのかを調べることができます。

同じく、Googleが公開している「Googleアナリティクス」は、どのページにどれだけのユーザーが集まり、どの程度滞在をしたかを分析できます。

これらのツールから得られる情報を組み合わせて、ページを分析していきます。その中で、課題となる箇所や修正ができる箇所がないかを探していきましょう。

改善(リライト)を行う

ページの分析を行い課題点が見つかったら、記事をリライトして改善します。リライトとは、一度作成した文章を書き直すことです。せっかく書いた文章ですが、課題があるまま放置していると、今後の順位上昇やアクセスの増加は見込めません。

例えば、設定したキーワードで思うように順位が伸びていないのであれば、ユーザーが知りたい情報が入っていなかったり、意図していたキーワードとは別のキーワードで検索されていたりするかもしれません。

ユーザーの滞在時間が短い場合は、コンテンツの内容に問題があり、読まれていない可能性も考えられます。他の競合サイトとの違いを見つけて、足りないコンテンツがあれば追加し、分かりづらい文章があるなら書き換える必要があります。

十分に改善を行ったら、また記事をリリースしましょう。リリース後は定期的に分析を行い、行った改善に効果があったのか確認します。

このように、分析と改善(リライト)を繰り返し行い、上質なコンテンツページを作ることが、コンテンツSEOでは最も重要な作業となります。

コンテンツSEOを行うことで得られる成果

ここまでで、コンテンツSEOの手法と手順をご紹介してきました。時間をかけてコツコツ行う必要があるコンテンツSEOですが、時間と労力がかかる分、メリットもたくさんあります。

狙ったキーワードでアクセスを集めることができる

メリットの1つ目としては、記事を書く前にターゲットとキーワードを設定してからコンテンツを構成・執筆するため、狙ったキーワードでアクセスを集めることができるようになります。

検索のアルゴリズムが変化して順位が変動しても、常に分析と改善を行っていれば順位を維持することも可能です。順位が維持できれば、継続的なアクセスが見込めます。

1記事だけでなく、たくさんの記事でコンテンツSEOを行っていれば、狙えるキーワードも増えていき、アクセスもその分増えていきます。

広告費を掛けずに集客ができるようになる

広告を出して集客を行うことも可能ですが、広告は月々の費用が発生します。また、実際にコンバージョンにつなげるためには広告を出すだけでなく、サイトの分析と改善も必要になります。

コンテンツSEOの場合、同じように分析と改善を行いますが、掛かる費用は人件費とサイトの維持費のみです。分析に必要なツールも無料で導入できるため、費用を掛けずに取り組めるのが特徴です。

低コストで集客をしたい場合や、月々の広告費用をあまり出せない場合は、始めやすい集客方法ともいえます。

拡散されることで想定以上の効果が出ることもある

良質な記事であれば、SNSやブログで拡散される可能性があります。多くの人に拡散されれば、検索外からのアクセスも集めることができ、想定以上の集客ができるかもしれません。

昨今ではSNSでの拡散は誰でも気軽にできるようになり、コンテンツSEOとの相性が良いのです。

それだけでなく、他のサイトやブログで紹介されると被リンクの獲得にも繋がります。

記事が拡散されればされるほど自然な被リンクを集めることができ、SEOの外部施策にも繋がります。

アクセスユーザーが増えることで認知度も上がる

コンテンツSEOが成功してサイトに訪れるユーザーが増えることで、サイトの認知度も上がっていきます。検索結果で表示されたり、SNSで拡散されたりすることで多くのユーザーの目に触れれば、それだけ認知度も上がります。

認知度が上がると、ユーザーからの信頼度も上がります。信頼度が高くなることで、最終的にコンバージョンにつながりやすくなります。コンテンツSEOは、アクセス増加や順位上昇だけでなく、ブランディングやコンバージョン増加にも貢献ができるのです。

まとめ

コンテンツSEOはどのような手法なのか、特徴と実際の作業手順をご紹介しました。

コンテンツSEOは長期的に取り組むことで成果をもたらします。そのため、かなり時間と労力を要する施策だということを分かっていただけたかと思います。

しかし、コストを抑えながら長期的な集客を行えるだけでなく、サイトのブランディングまでできる点は大きな魅力でしょう。

知識や技術などのノウハウがない場合は諦めてしまうのではなく、コンテンツSEOの専門家に相談をする、外注するのも1つの方法です。長い目で見た際に、外注の方がコストを抑えられる可能性もあります。

オウンドメディアでコンテンツSEOを行いたいと考えているのであれば、将来のための投資と考えて外注も検討してみてはいかがでしょうか。

弊社でも常に無料相談を受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。

ヒトノテロゴ

執筆者:兼重勇希

株式会社ヒトノテのディレクター。自社メールマーケティング、オウンドメディアの記事制作、WEB広告の運用など幅広い分野を担当。

ヒトノテ坪昌史

監修者:坪昌史

株式会社ヒトノテの代表取締役CEO。 エンジニアとしてキャリアスタートし、サイバーエージェントのSEO分析研究機関を経て、リクルートの横断マーケティング組織のマネージャー&全社SEO技術責任者を務める。その後、独立しSEOを中心としたクライアントの課題解決を行う。2017年、株式会社ヒトノテを創業し、様々な企業のウェブマーケティングの支援を行う。

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