WEBマーケティング 公開日: 2022.12.21 更新日: 2024.04.02

オンラインサロンとは?参加のメリットやデメリット、開き方まで解説

近年注目され続けているオンラインサロン。その市場規模は成長し続け、数年で現在の倍以上の市場規模になると予測されています。

また、規模の成長に伴い、ファンクラブ型やスキルシェア型など、種類も増化しており、複雑になりすぎていて、どのサロンをどのように活用すればいいのか分からないといった方も多いのではないでしょうか?

そこで本記事では、オンラインサロンについて参加したい方はもちろん、開きたい方にとっても知っておくべき重要な情報をわかりやすく解説しています。

オンラインサロンについて知りたい方はぜひ参考にしてください。

オンラインサロンとは?

ここではオンラインサロンに参加するうえで、押さえておきたい基本的な情報とオンラインサロンの4タイプについて解説していきます。

オンラインサロンの概要

オンラインサロンとはWeb上で展開される月額会費制のクローズドなコミュニティのことです。
主宰者は作家や実業家、スポーツ選手、芸能人など各界の著名人が多く、2012年ごろから徐々に注目され始めるようになりました。

ジャンルはビジネス関連が最も多いですが、料理や美容、エンタメなどさまざまな内容に特化したオンラインサロンが存在します。

オンラインサロンの最も特徴的な点は、TwitterやInstagramのようなオープンなコミュニティではなく、会員費の発生する閉じたコミュニティで運営されている点です。そのため、基本的にサロン内の情報は外部に漏らすことは禁止とされています。

また、セミナーのように主宰者が一方的に話すスタイルではなく、主催者と双方向のコミュニケーションが楽しめるのもオンラインサロンの特徴の1つといえるでしょう。

オンラインサロンの4つのタイプ

オンラインサロンは大きく4つのタイプに分けられており、それぞれの特徴があります。タイプによってオンラインサロンの性格が大きく異なるため事前に把握しておきましょう。

ファンクラブ型オンラインサロン

ファンクラブ型オンラインサロンとは、主宰者のファンが集まり交流をするオンラインサロンのことです。
主宰者とファンだけでなく、ファン同士でも交流が生まれるのもファンクラブ型オンライサロンの特徴といえるでしょう。

コミュニティ型オンラインサロン

共通の趣味や目標、夢などをもつ人たちが集まり交流するオンラインサロンをコミュニティ型オンラインサロンといいます。
似た価値観のメンバーで交流できるため、仲良くなりやすく大学のサークルのような感覚で利用できます。

プロジェクト型オンラインサロン

プロジェクト型オンラインサロンは主宰者の目標やプロジェクトに賛同する人が集まり、主宰者と一緒に進めていくオンラインサロンです。
参加者が自ら主体的に活動することが求められることに加えて、参加者がそれぞれのスキルを発揮しながらプロジェクトを進行するためさらなるスキルアップを目指せます。

スキルシェア型オンラインサロン

主宰者のもつスキルや知識を参加者とシェアすることを目的とするオンラインサロンをスキルシェア型オンラインサロンといいます。
スキルシェア型のほかに、講座型やスクール型、レッスン型と呼ばれる場合もありますが、どれも参加者がスキル獲得を目的としている点が特徴です。

オンラインサロンが注目されるワケ

オンラインサロンが注目される大きな理由の1つに副業ブームが挙げられるでしょう。

近年働き方改革が進み、1つの働き方にこだわらない自由な働き方が広まりつつあります。加えて、政府が副業を推奨することで、個人のキャリア形成やスキルアップが以前よりも重要視されるようになりました。
そのため、普通は知ることのできないビジネスや投資関連の話を、その道のプロフェッショナルから教わることためきるオンラインサロンは、これらの時代の変化に合わせて注目されるようになっています。

さらに話を聞くだけでなく、同じ目的の人たちと交流しながら切磋琢磨しあえるのもオンラインサロンが注目される理由の1つでしょう。
話を聞いて終わりではなく、実際に行動に移しやすい環境が揃っている点が参加者にとっては魅力となっています。

オンラインサロンのメリット

オンラインサロンを上手く活用するには、参加する前にメリットを把握しておくことが大切です。ここからはオンラインサロンを活用するメリットを解説します。

交流ができる

オンラインサロンでは主宰者とファン、ファン同士の多方向な交流ができます。

オンラインサロンに参加することで、仲間との出会いや、ノウハウの共有など私生活では難しい体験を得ることができるでしょう。さらに参加者自体の質が高く、ストレスの少ない関係性を構築できる点も魅力です。

主宰者にとっても普段できない話やノウハウの共有などを、自らのファンだけに話すため、誹謗中傷のリスクが少なく安心して発信活動が行えるのもメリットです。

早くスキルアップができる

オンラインサロンで提供されるコンテンツは質が高いものが多く、それをクローズドな環境で意識の高い参加者と一緒に情報交換しながら学ぶことができます。
さらに専門的な知識をプロから直接学べるため、独学よりも早くスキルアップできるでしょう。

主宰者にとっても質の高いコンテンツを提供することは大きなメリットになります。

コンテンツの質が高く参加者の評判がよければ、口コミでそのオンラインサロンが有名になるでしょう。口コミは広告よりも宣伝効果が高く、費用がかからないため、主宰者にとっても大きなメリットといえるでしょう。

特別な情報を取得できる

オンラインサロンに加入することで、サロン内でしか聞けない特別な情報が手に入るだけでなく、メンバー限定のイベントにも参加できるようになります。
また、質の高いオンラインサロンであれば、会員費以上に価値を生み出す有益な情報を得られることも少なくありません。

特別な情報を提供することは、主宰者側にとってもメリットがあります。主宰者はサロン内のファンだけに商品やサービスを宣伝することで、自身のブランディング戦略の一環としてオンラインサロンを活用できます。

オンラインサロンのデメリット

オンラインサロンのデメリットを事前に把握しておけば、参加した後に発生するトラブルを未然に防ぐことができます。ここからはオンラインサロンのデメリットについて解説します。

会員費が発生する

オンラインサロンの多くが月額制で会員費が発生します。

年間で数万円ほどの費用が発生することも珍しくないため、人によってはファンであっても抵抗感があるかもしれません。参加する前に年間・月間でどれだけの費用が発生するのか、参加に当たり規約上の縛りがあるのかなど入念に確認することが大切です。

主宰者側の場合、会員費を高くすると人が集まらなくなり、運営コストが収益を上回ってしまう可能性が出てきます。まずオンラインサロンのターゲットを明確にしてから、最適な会員費を設定するのがおすすめです。

参加してみないと活動内容がわからない

オンラインサロンは基本的に内部情報がわかりづらいため、期待している情報を得られないという可能性があります。参加者はお金を払っただけで損した気分になってしまいます。
そのため、参加する前にそのオンラインサロンの口コミや体験プランがあるかなど確認するのがおすすめです。

主宰者はこのような事態を防ぐために、事前にオンラインサロンの情報を一部公開すると良いでしょう。
このオンラインサロンではどんな内容の活動を行っているのかをあらかじめ知らせることで、参加したいと考えている人に安心感を与えられるでしょう。

コミュニティ内でのトラブル

オンラインサロンは積極的に交流するコミュニティだからこそ、メンバー間で対立するリスクはゼロではありません。また異性のメンバーから関係ない誘いを受けるなどのハラスメントや主宰者との金銭的なトラブルも発生するリスクがあります。

オンラインサロンのような閉じたコミュニティにおいて、このようなトラブルは顕在化しにくく深刻化しやすいため、早めに解決させる工夫が必要です。ヘルプセンターなど気軽に相談できる窓口を設けることでトラブルを未然に防げます。

オンラインサロンの始め方

ここからは自分でオンラインサロンを開設したいと考えている方に向けて、オンラインサロンの始め方を順を追って説明します。ここまで解説したことを踏まえて、多くの人が参加するオンラインサロンの作り方を身につけましょう。

テーマ・会費を決める

まずはどんなテーマで、サロン内で参加者と共にどんな活動をしていくのかを決めましょう。テーマを決めるうえで重要な点は、集客は見込めるか、ほかのオンラインサロンと比べてどこを差別化できるかです。

また既にSNSやブログ等で仲間がいる場合は集客の点で有利なため、それに合わせてテーマを絞るのも対策の1つです。

次に以上の点をふまえて会費を決めます。
会費がターゲットの価値観と合わないと参加してくれないため、ターゲットの金銭感覚に合わせて慎重に設定しましょう。

プラットフォームを選ぶ

ここでいうプラットフォームとは、オンラインサロンを開設できるインターネット上のスペースのことを指します。有料・無料とそれぞれ2種類のプラットフォームが存在します。プラットフォームでは顧客管理システムや決済システムが充実しているものが多く、利用することでスムーズなサロン運営が可能です。

ほかにもプラットフォームを利用せずに個人で運営する方法もあります。プラットフォームを利用するよりも費用は抑えられますが、必要な機能を個人で追加していかなければならないため、専門的な知識がないと個人で運営するのは難しいでしょう。

情報を発信する

サロンの内容、利用するプラットフォームが決まったら、参加者を募るためにインターネットやSNSでオンラインサロンの情報や自分のスキルを発信しましょう。

オンラインサロンは1人ではできません。知名度が少ない状態でいきなりオンラインサロンを開いても参加者は集まらないため、サロンを開く前に知名度を上げて、集客に繋げることが大切です。

サロン内の規則を作る

ある程度参加者が集まってきたら、参加者が安心安全に利用できるように規則を作りましょう。
しかし、規則が多すぎてしまうと参加者は窮屈に感じ、離れていってしまう可能性があるため、規則もありつつ参加者が活発に動ける仕組みを整備するのがポイントです。

活動する

オンラインサロンを運営する準備が整ったら、テーマに沿った活動をしましょう。参加者はオンラインサロンに参加後もずっと参加しているとは限りません。活動を始めてもインターネットやSNSを通じての集客は止めずに続けることが重要です。

まとめ

オンラインサロンは個人のスキルが重要視されるようになってから、一気に注目されるようになりました。クローズドなコミュニティだからこそ、メンバー同士の仲が深まりやすく、1人で学ぶよりも効率的なスキルアップが目指せます。

個人で稼ぐことが求められる時代だからこそオンラインサロンは今後も拡大していき、ビジネスに欠かせないコミュニティとなるでしょう。

ぜひ本記事の内容を参考にオンラインサロンを上手く活用してください。

ヒトノテロゴ

執筆者:矢田茉里衣

株式会社ヒトノテのコンテンツマーケティングチームのリーダー。どんなに素晴らしいコンテンツでも、上位に表示できなければユーザーの目に触れることはありません。ヒトノテでは「検索エンジンからもユーザーからも評価されるコンテンツを作る!」をモットーに、お客様の目標に合わせて最適なコンテンツを日々ご提案しています。

ヒトノテ坪昌史

監修者:坪昌史

株式会社ヒトノテの代表取締役CEO。 エンジニアとしてキャリアスタートし、サイバーエージェントのSEO分析研究機関を経て、リクルートの横断マーケティング組織のマネージャー&全社SEO技術責任者を務める。その後、独立しSEOを中心としたクライアントの課題解決を行う。2017年、株式会社ヒトノテを創業し、様々な企業のウェブマーケティングの支援を行う。

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