コーポレートサイトリニューアルで失敗しないための大切なポイントを徹底解説!

コーポレートサイトをリニューアルしたいけど、具体的に必要性などを把握できていない人は多いのではないかと思います。
この記事では、
- コーポレートサイトのリニューアルが必要なのか知りたい
- コーポレートサイトの制作と準備について把握したい
- コーポレートサイトの制作会社選びに悩んでいる
コーポレートサイトについて徹底解説し、上記のような悩みや疑問を解決してきます。
これからコーポレートサイトをリニューアルしたいと考えている企業は、是非ご覧下さい。
この記事の目次
コーポレートサイトとは
コーポレートサイトとは、企業が自社のサービスを紹介する目的で制作するサイトです。
下記のような内容をサイトに記載しているのが特徴です。
- 会社概要
- サービス(事業内容)
- 採用
- コンテンツ(記事)
コーポレートサイトリニューアルの必要性
コーポレートサイトリニューアルがなぜ必要かというと、大きくは以下の5つに絞られます。
- 事業内容が変わった
- スマホやタブレット等が増えたことによる閲覧する環境の多様化に対応できていない
- デザインが古い
- 採用など力の入れたい事業がある
- お問合せやCVRを改善したい
事業内容が変わっているのにコーポレートサイトを既存の状態にしていると、社内の事業と噛み合わず、ユーザーに正しい情報を伝えられません。
また、デザインも古いものを使うと、スマホやタブレット等の閲覧環境に対応できず視認性が悪くなり、アクセスがしづらいというデメリットがあります。最新の技術で制作されたサイトを公開することで、ユーザーの印象も大きく変わり、見やすいサイトになるでしょう。 また、もっとアクセス数を増やしたい、お問合せを増やしたいなど、目的に合わせてサイトをリニューアルすることもオススメです。
コーポレートサイトリニューアル準備段階のポイント
今までの内容で、コーポレートサイトを制作する必要性を知って頂けたと思います。
そこで、コーポレートサイトを制作する前に、どのような準備が必要なのかを解説していきます。
方向性の設定
まずは、コーポレートサイトの方向性を設定しましょう。
どのような人に何を伝えることが目的なのかを明確にすることで、サイトのデザインやリニューアル後の運用方法が変わってきます。
方向性はできるだけ詳細に決めておくことで、自社がターゲットにしているユーザーに本当に伝えたいことをアピールすることが可能です。 方向性の決め方に正解はありませんが、事業内容や自社の課題などから洗い出すと良いでしょう。
目的設定
サイトの方向性が決まれば、具体的な目的を設定していきましょう。
- WEBで集客や問い合わせ数の増加
- ブランディングの向上
- 採用数を増やしたい
様々な目的があると思いますが、目的を設定することでリニューアルの優先度が決まり、持てるリソースの中でやるべきこととやらないことが明確になります。
課題設定
方向性と目的が決まれば、現在抱えている課題を洗い出していきます。
課題を見つける際には、「Googleアナリティクス」や「Googleサーチコンソール」などの分析ツールを利用しましょう。分析ツールを利用すれば、
- どれだけのユーザーがサイトを閲覧しているのか
- ユーザーがサイトに滞在している時間
などの詳細なデータを抽出することができます。
上記のようなデータを得ることができれば、現時点でどのような問題を抱えているのか把握することができます。
分析ツールについて詳しくは下記の記事をご覧ください。
設計
サイト設計ではサイトマップとワイヤーフレームを制作します。
サイトマップはサイト全体のページ構成をリスト形式で記載するものです。これにより、どのようなコンテンツページがあるのかを整理できます。また、サイト制作の際にサイトマップを記載するページを作ることで、ユーザーや検索エンジンにサイト構成をわかりやすく伝える役割を担っています。
ワイヤーフレームはWEBページのレイアウトの設計図を表すものです。実際のデザインやコーディング作業に入る前に設計図を作ることで、サイト制作をスムーズに進めることができます。
以上の二つを作成することで、実際のサイト制作作業がスムーズに行えます。
ワイヤーフレームについて詳しくは、下記の記事をご覧下さい。
コーポレートサイトリニューアル制作段階のポイント
主に制作には3段階あります。
①デザイン
コーポレートサイトの印象を大きく左右するのがデザインになります
- 企業のイメージに合っているのか
- 見やすさ
- 読みやすさ
- 分かりやすい
上記の4点を抑えつつ、サイトリニューアル目的に沿ったデザイン制作をしましょう。
②コーディング
コーディングはかなり専門性が高いので、主要部分である「フロントエンド」について解説します。
「フロントエンド」は、ユーザーに見えている部分を指します。ユーザーが見ている画面のデザインを表示することや、ユーザーとのやり取りをサーバーに送る役割をしています。最近だとJavaScriptなどを使って要素を動かしたり、動画を使ったりと動きのあるサイトが増えてきました。
③テスト
テストのチェック項目は会社によって異なりますが、主に下記の内容を確認しているので、把握しておきましょう。
- 表示内容の確認
- リンク切れの有無
- 主要タグの設置
- フォームの動作確認
最近では様々な端末が出てきているので、スマホやタブレットでの表示の確認も行います。
制作会社にお願いする際の注意点
コーポレートサイトを制作する方法は、主に2つです。
- 制作会社に依頼
- 自社内でテンプレートを使って簡単に制作
自作については、最近ではWordPressの様に誰でも簡単にクォリティの高いサイトが作れるツールも出てきましたが、オリジナルのデザインや、独自の機能が必要な場合は制作会社に頼みましょう。
それでは、どのように制作会社を選べば良いのかを以下で解説していきます。
制作会社の選び方
予算や納期など様々な条件はありますが、自社の課題や目的に沿ったスキルを持つ制作会社に依頼するのが良いでしょう。
- デザイン面が大きな課題なのであれば、デザインに強い企業に依頼
- 集客面が大きな課題なのであれば、マーケティングに強い企業に依頼
課題解決に沿った企業に依頼することで、成果が出る可能性は格段に上がります。
「安いから」「早いから」だけではなく、しっかり要件を伺ったうえで御社の希望をかなえてくれるかをしっかりと見定めるのが重要です。
コーポレイトサイトリニューアル後のポイント
コーポレートサイトをリニューアルしてからは、主に2つのポイントがあるので確認しておきましょう。
サイト更新
一つ目はサイト更新です。コーポレートサイトをリニューアルしてから事業内容や企業ステートメントが変わった際は、すぐにサイトを更新しましょう。
事業内容や企業ステートメントが変わっているにも関わらず、サイトを更新していなくてユーザーが会社に訪問したりしてトラブルになることは少なくありません。
サイトを更新して、会社の現状をしっかりと伝えられるようにしましょう。
効果測定
二つ目は効果測定です。コーポレートサイトをリニューアルしてから、どれだけ効果が出ているのか測定をすることが大切です。
サイトをリニューアルして、商品の購買や来店者数が増えたと感じていても、具体的な数字を測定しなければ、改善などを行うことができません。
具体的にデータを取って測定することで、より良い成果を出せるようになります。
リニューアルしたコーポレートサイトを公開してから、効果は定期的に測定しておきましょう。
「サイト更新」と「効果測定」の両方を自社内でできる企業は少ないと思うので、運用ができる制作会社に依頼することをおすすめします。
株式会社ヒトノテの事例
最後に、2019年にコーポレートサイトのリニューアルを行った弊社「株式会社ヒトノテ」の事例を紹介しておきます。
リニューアルの目的・課題設定
リニューアルの目的は、コーポレートサイトを利用しての顧客獲得でした。
そしてリニューアル前のコーポレートサイトには、顧客に必要な情報が載っていないことで新規顧客を獲得しにくいという課題がありました。
その課題解決の為に、顧客が興味を持てるボリュームのサイトにする為のコンテンツ追加とオウンドメディアの構築が決定しました。
リニューアルの制作について
ヒトノテでは本業がWEBコンサルティング・制作なので企画から制作までのほぼすべてを自社制作しました。その制作において「コーポレートサイトを利用した顧客獲得」という目的を設定し、共有したことで、代表含め全社員で行われたデザインや機能に対する意見がまとまりやすく、社内全体で納得のいくコーポレートサイトのリニューアルができました。
デザインについてはヒトノテという社名に沿って、人が温かみや安心感を得られるデザインでサイト構築しています。コンテンツも追加され、オウンドメディア事業も急成長しています。


リニューアル後について
サイトをリニューアルしてからは、主に下記を行って運用しました。
- チームで、定期的な記事の追加や更新
- UIの改修やSEOの内部対策を随時実施
- 分析ツールで定期的に数値を確認・共有
その結果、リニューアルから半年でセッション数が6倍になって、1年では50倍にまで増加しました。
ターゲットにあうデザインやコンテンツを追加しているので、目的にしていたコーポレートサイトからの顧客獲得も達成することができました。
まとめ
この記事では、コーポレートサイトのリニューアルについて徹底解説しました。
これからリニューアルを考えている企業は、本記事を是非参考にして下さい。
また、弊社ではWEBコンサルティング・制作を行っているので、コーポレートサイトリニューアルにお困りの方は下記お問い合わせから、気軽にお問い合わせください。

執筆者:ヒトノート編集部
株式会社ヒトノテのオウンドメディア、WEBマーケティングの学習帳「ヒトノート -Hito note-」の編集部。

監修者:坪昌史
株式会社ヒトノテの代表取締役CEO。 エンジニアとしてキャリアスタートし、サイバーエージェントのSEO分析研究機関を経て、リクルートの横断マーケティング組織のマネージャー&全社SEO技術責任者を務める。その後、独立しSEOを中心としたクライアントの課題解決を行う。2017年、株式会社ヒトノテを創業し、様々な企業のウェブマーケティングの支援を行う。