サイト改善 / 制作 2020.04.30

LPOとは?基礎からツールまで一挙紹介!

ランディングページを作成したが、そのページからのコンバージョンがなく悩んでいるWEB担当者も多いかと思います。その対策として、LPOという言葉を聞いたことはあるが、いまいち意味がわからないという方もいるのではないでしょうか。本稿ではLPOのご紹介から、LPOを実施するときのポイント、代表的なツールのどをご紹介します。

LPOとは

まず、「LPO」の中の「LP」を示す「ランディングページ」についてご紹介します。

ランディングページには広義、狭義の意味があります。

広義のランディングページとは、サイトに流入する際に入り口となるページを示します。流入元は、検索エンジンや、SNS、広告掲載をしているサイトなど様々です。

一方で狭義のランディングページとは、顧客からの申込み、問い合わせを獲得することだけを目的に作成された1枚のWEBページのことを示します。流入元は主に広告に限定される点で、広義のランディングページと大きく異なります。

また、ページの中身はプロダクトの情報から申し込みまでの情報をすべてが1枚にまとまっているのが一般的です。

WEBマーケティングに関わる人が「LP」と言う場合、この狭義のランディングページを指すことが多いことに注意しましょう。

LPOとは、「Landing Page Optimization」の略であり、日本語では「ランディングページ最適化」のことをさします。つまり、コンバージョン率を上げるためにランディングページを改善するためのWEBマーケティング手法です。

本稿では“狭義の”ランディングページ(広告で利用するランディングページ)の最適化を指す、LPOをご紹介いたします。

   LPOの目的

LPOの目的は、ランディングページに入ってきたユーザーをコンバージョンにつなげることです。

素敵なデザインのランディングページを作成し、広告費用をかけてページへの訪問数を増やしたとしても、コンバージョンにつながらなければ意味ありません。

ターゲットとする顧客の申込み、問い合わせなどのコンバージョンにつながるのかを改善するのがLPOを実施する目的です。

LPO実施ステップ

この章では具体的にLPOを実施していく時のステップをご紹介します。

目的・ターゲットの整理と目標設定

第一ステップは、目的とターゲットの整理です。

LPOを実施する前にランディングページを作成した目的が“どんなユーザーに”、“どんなアクション”を期待していたのか、また、“何回(何人)”そのアクションをしてほしいのかを言語化し、整理しましょう。アクションの数はランディングページにおけるコンバージョン数になります。

目的が整理できたら、現状のランディングページにおけるコンバージョン率(以下CVR)を算出しましょう。現状の流入数を基準としたときに、目標コンバージョン数を達成するために必要な「目標CVR」を算出し、現状のCVRとの差分を理解しておくと、良いでしょう。

問題点の洗い出しと仮説立案

次に行うのはランディングページの問題点の洗い出しです。なぜ、現状のランディングページが期待するCVRを達成できていないのか、問題点を洗い出します。

問題点の洗い出しには定量的なアプローチと定性的なアプローチがあります。

定量的なアプローチとはGoogle Analyticsなどの分析ツールを用いて行います。ランディングページの滞在時間が極端に短い場合は、ページを開いて最初に目に入るメインビジュアルに問題があったり、読み込み速度が遅いためにページから離脱をしている可能性があります。

ほかにも滞在時間が短い要因として、ランディングページの中に設置されているコンテンツがターゲットの興味に合致していない、実装している動画が再生されていな、など様々な仮説が考えられます。

また、問題点の洗い出しと仮説立案をする際にはアクセス解析のほかにヒートマップ分析も有効です。ヒートマップはページの中のどこが良く読まれているかや、どこにカーソルが当たっているかなどを見ることができます。

改善策は一つの必要はありません。様々な改善策を検討し、効果検証をしながら最大の効果が高いものを採用するのが、LPOの特徴です。

改善策の実施・検証

改善策の洗い出しができたら、実装に向けて検討を進めましょう。

LPOの改善施策に正解はありませんので「どのLPO施策が優れているか」という観点ではなく、定量、定性的なデータをもとにした「施策の確度」を基準に優先度をつけていくことをおすすめします。

また、それでもLPO施策の改善が進まない場合は、ABテストがおすすめです。ABテストとは複数バージョンのページを作成し効果を比較します。比較例として、たとえばキャッチコピーの違いやコンバージョンのボタンの色の違いなどがあります。また、それ以外にもユーザーの行動に合わせてランディングページのコピーやデザインなどの内容をパーソナライズする行動ターゲティングLPOなどの手法も登場してきています。このような手法を通して、仮説を検証し効果が最大化する施策を採用します。

LPOは一度やったら終わりという作業ではありません。常にページの改善を目指し、問題点を洗い出し、仮説を立案し検証するといったサイクルを回し続けることが重要です。

LPOのポイント

ここまではLPOを実施していくためのステップをご紹介してきましたが、続いてLPOを実施していくときのポイントを紹介します。自社のランディングページの問題点を検討する際にご参考にしてください。

ファーストビューがわかりやすいか?

ファーストビューとは、サイトに最初に訪れたときの画面です。ユーザーは約2.6秒で自分向けかそうでないかを判断するといわれています。つまり、ファーストビューの出来次第でページが読まれるか読まれないのかが決まってしまうのです。多くのユーザーはSEMなどの広告や検索を通じて訪問します。その際、広告の内容とファーストビューの内容が一致しているのか、キャッチコピーが伝えたいことが明確なのかなど確認しましょう。

マルチメディア対応になっているか?

近年、WEBページへのアクセスはパソコンよりもスマートフォンからのアクセスが多いと言われています。ランディングページがスマホに対応しているのかをしっかり確認しましょう。例えば、スマホでもファーストビューで必要な情報が提示されているのかや、レイアウトが崩れていないかなどが確認するポイントです。

ページの読み込み速度は早いか?

ページの読み込み速度はコンバージョンに大きく影響します。ページ読み込みが1秒のサイトと3秒のサイトで比較した際に、3秒のサイトはコンバージョン率が38%低下するというデータもあります。容量が重たい画像をアップしたり、本来であれば必要ない無駄なソースコードを記述することによってページの読み込み速度が遅くなるケースがあります。自社のページの読み込み速度が問題ないのかも含めて、顧客視点での問題点の洗い出しが重要です。

LPOツール4選

ここからは実際にLPOを実施していく上で活用できる代表的なツールをご紹介します。自社の目的にあわせ検討してみてください。

Gyro-n LPO

株式会社ユニヴァ・ペイキャスが提供しているサービスがGyro-n LPOです。Gyro-n LPOの特徴は、ターゲットの属性や行動履歴に合わせて最適なコンテツを構成する行動ターゲティング機能です。初回訪問ユーザーか、リピーターなのかを判別する機能に加え、他の商品を閲覧したかなどの精度の高いターゲティングできるのが魅力です。また、タグを設置し条件を設置するだけの簡単な導入も魅力です。

https://www.gyro-n.com/lpo/

DLPO

DLPOは大手企業700社以上が活用しているLPOサービスです。性別や年齢などの特徴にあわせて、ユーザ毎に画像、サイト構成などをパーソナライズ化できるのかが大きな特徴です。また、DMPやWeb解析ツール、タグマネジメントツールなど様々なプラットフォームと連携できることも大きな強みです。

https://dlpo.jp

Visual Website Optimizer

Visual Website OptimizerはABテストや各種分析が可能なLPOツールです。一般的なABテストが別のURLを作成しなければいけないのに対して、Visual Website Optimizerは同一URLで検証可能なため、手軽に対応可能です。また、ヒートマップツールなど様々な分析手法が搭載されていることが魅力です。

https://www.assion.co.jp/lp/05b/

Google Optimize

Googleが提供するLPOツールがGoogle Optimizeです。Google Analyticsと連携することでどのような改善があるのか的確に把握可能です。また直感的な操作でテストパターンを作成できるため、開発や制作の知識が無い方でも比較的簡単にABテストを実施できます。また、無料で利用が可能ということが大きな特徴です。

https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/optimize/

まとめ

LPOとは、ランディングページのCVRを改善するための施策検討です。改善を行う上でただ闇雲に改善するのではなく、しっかり問題がどこなのかを特定し、仮説立案をすることが重要です。立案した仮説をベースに、ご紹介してきたようなツールを活用し、仮説を検証し効果の最大化の施策を特定し、また分析するというサイクルを回していきます。もし、ランディングページで思ったような結果が出ていない場合、問題点を洗い出し、LPOを検討してみてはいかがでしょうか。

ヒトノテロゴ

執筆者:天野良香

株式会社ヒトノテのCMO兼グロースハッカー。データ分析を元に広告、UIUX改善、SEOなど幅広い切り口でWEBマーケティング施策の提案を行っています。

ヒトノテ坪昌史

監修者:坪昌史

株式会社ヒトノテの代表取締役CEO。 エンジニアとしてキャリアスタートし、サイバーエージェントのSEO分析研究機関を経て、リクルートの横断マーケティング組織のマネージャー&全社SEO技術責任者を務める。その後、独立しSEOを中心としたクライアントの課題解決を行う。2017年、株式会社ヒトノテを創業し、様々な企業のウェブマーケティングの支援を行う。