SEOツールの種類とおすすめツール23選

この記事ではSEOを行ううえで役立つツールを紹介します。
SEOは検索結果の上位に表示させるために非常に大切で、対策を行うにはさまざまなデータをもとにPDCAを回していかなければなりません。
その際に活用できるのがSEOツールです。ツールを使うことで、検索順位や対策するべきキーワード、競合サイトの状況、記事コンテンツのコピペ率、被リンクの獲得状況などを簡単に分析できます。SEOを効果的に行うためには、さまざまな要素を分析し、適切な施策を実施していかなければなりません。
SEOの要素ごとにツールを活用して導き出したデータをもとに改善を行い、その効果を検証するステップを踏んでいきながら改善を繰り返すことがSEOでは重要です。
闇雲に対策を行っても結果を得ることは難しいため、この記事で紹介するSEOツールを活用して、検索上位表示を狙ってみてください。
無料で利用できるツールを中心に紹介しますが、有料ツールに劣らない機能のものばかりなのでご安心ください。また、有料のツールも紹介しますが、無料のトライアル期間が設けられているものも多いため、実際に使ってみて使いやすさや機能を確認しておくことをおすすめします。
SEOツールとは
SEOツールは、SEOに役立つデジタルツールのことをいいます。SEOツールを活用することで、現状の問題点を把握でき、無駄なSEO施策を行わずに最小限の改善で最大の結果を得ることが期待できます。
今やSEOの情報は、インターネットで調べるだけで簡単に得られ、検索上位を獲得するために、相当な数の企業メディアや個人ブログが日々競い合っています。そのため、SEOツールを活用しながら他社と差別化していくことは、SEOを行ううえで欠かせません。
SEOツールを正しく活用し、改善施策を導き出せれば、難易度の高いキーワードでも上位表示を狙うことができるでしょう。
普段サイトを更新・管理するだけでは気づきにくいSEO上の問題点もたくさんあるため、今回紹介するツールを実際に利用し、確認してみることをおすすめします。
おすすめのSEOツールを紹介
冒頭で紹介した通り、SEOツールには目的に応じてさまざまなツールがあります。
主なSEOツールの種類は以下の通りです。
- 内部対策
- 外部対策(被リンクチェック)
- 検索順位チェック
- キーワード調査
- 競合サイト分析
- コンテンツチェック
これらのツールを使い分けて、SEO最適化したサイトや記事を目指していきましょう。
ここからはおすすめのSEOツールを厳選して23個紹介します。ツールの種類ごとに紹介するため、対策したい項目に合わせて確認してみてください。
まだSEOツールを何も利用したことがないという方は、紹介するツールをすべてチェックしてみることをおすすめします。無料で利用できるものを中心に紹介するため、実際に使って試してみるのも良いでしょう。
内部対策
まずは、内部対策に使えるおすすめのサイト診断ツールを紹介します。
内部対策ツールは、ページの表示スピードが遅くないか、リンク切れがないか、構造上の問題はないかなど、サイト内部の確認ができるツールです。
SEOは内部対策と外部対策どちらも非常に重要で、いくら外部対策に力を入れて取り組んでも、内部構造が整っていないサイトでは上位表示されづらくなってしまいます。
たとえば、ページの表示速度は、1秒遅いだけでユーザーの離脱率が大きく上昇してしまいます。ページの表示速度を計測し、遅くなっている場合は原因を把握して改善する必要があります。
内部対策は自社ですべてコントロール・対策できるため、ツールを活用して取り組むようにしましょう。
内部対策についてはこちらの記事もどうぞ!
SEO内部対策は何をする?行うべき施策5選
Google Search Console

Google Search Consoleは、Googleが提供している無料のサイト診断ツールで、略して「サチコ」と呼ばれることもあります。
このツールだけで、Google上のクリック数・インプレッション数・平均CTR・平均掲載順位といった、自社サイトの検索パフォーマンスを把握できます。
他にもインデックスに重要なサイトマップの送信をしたり、モバイルユーザビリティが正常かどうかをチェックしたりすることができ、サイト全体の総合的な診断を行いたい際に活用できるでしょう。
無料で利用できるGoogleの公式ツールで、機能が豊富なため、サイト診断ツールを何も利用していない方は、Google Search Consoleの利用から始めることをおすすめします。
のちに紹介するGoogle Analyticsがサイト訪問後のデータを分析できるツールだとしたら、Google Search Consoleは、サイト訪問前のデータ(検索順位・表示回数・クリック率など)を分析できるツールと言えるでしょう。
PageSpeed Insights

PageSpeed Insightsは、サイトの表示速度を調べられるツールです。ページ速度の改善ができるように、Googleが公式に提供しています。
検索窓にサイトのURLを入力すると、100点満点のスコアで、PCとスマートフォンそれぞれの表示速度が確認できます。
加えて、スコアとともに表示速度が遅くなっている原因を抽出してくれるため、正しい改善施策を行えます。
ページの表示速度はユーザーの離脱率に大きく関係し、表示速度が1秒遅くなるだけでもユーザーの離脱率は急激に高まると言われています。PageSpeed InsightsをGoogleが公式に提供していることからも、表示速度がSEOにとっていかに重要かがわかるでしょう。
PageSpeed Insightsを活用し、速度改善に取り組んでみましょう。
Google Analytics4

Google Analytics4(GA4)は、Googleが提供しているWeb解析ツールです。
従来のGoogle Analytics(UA)をもとに、指標や識別子が変更されています。Webサイトとアプリのデータを1つのプロパティで確認できるようになったり、機械学習をもとに予測できるようになったりと、UAから改良が加えられています。
また、個々のユーザーに関する情報を収集できたり、クリックや送信といったイベントベースでのトラッキングができたりします。ユーザーの行動を細かく正確に分析できるような機能が備わったツールです。
Google Analytics4(GA4)に関する記事はこちら
・GA4とは?Googleアナリティクス4とUAの違いを徹底解説!
SEOチェキ!

SEOチェキ!は、検索窓にサイトのURLを入力し、チェックをかけるだけで、基本的なSEO構造上の問題・内部リンク・外部リンク・GoogleやYahooにインデックスされている数・ソーシャルメディアのブックマーク登録数などを調べることができるツールです。
無料で総合的なサイト診断ができるため、多くのメディア担当者やブロガーに活用されています。
「キーワード出現頻度チェック」という機能では、SEOで狙っているキーワードやサジェストワードが適切な割合で含まれているかを確認できるため、コンテンツチェックのツールとしても活用できるでしょう。
また、自社サイト以外も調べられるため、競合サイトの内部構造や対策キーワードを抽出し、競合サイトに勝てるコンテンツの制作に役立てることも可能です。
外部対策(被リンクチェック)
続いて、外部対策(被リンクチェック)ツールを紹介します。
記事を公開したら外部対策ツールを活用して、被リンクは獲得できているか、できている場合はどこから被リンクが発生しているかをチェックしましょう。
被リンクはSEOにおいて非常に重要な項目です。被リンクの多い記事は、質が高いと検索エンジンに認識され、上位に表示されやすい傾向があります。そのため、記事を公開するだけでなく、良質な被リンクを増やすことも検討していく必要があります。
被リンクが獲得できていなければ、記事の内容を見直し、シェアされるような有益な情報を盛り込むように改善しましょう。
Moz Link Explorer

Moz Link Explorerは、現状のサイト分析や、対策するべきキーワードの洗い出し、被リンクチェックなどができるツールです。
有料版もありますが、無料で利用できる機能も多くあり、Link Explorerはその1つです。自社サイトのURLを検索にかけると、ドメインランクや月間流入総定数、被リンク数を調べられます。
被リンクの多いサイトや記事は良質なコンテンツと認識されやすいため、Moz Link Explorerの被リンクチェックを活用し、定期的に被リンクが獲得できているかを調べるようにしましょう。
また、リンクを貼っているサイトのタイトルやURLも調べられるため、被リンクの質の確認もできます。スパムサイトから違法なリンクが大量に送られていないかのチェックにもなるため、まずは一度検索にかけてみましょう。
Ahrefs Site Explorer

Ahrefs Site Explorerは、コンテンツチェックやキーワード調査、被リンクチェックを行えるツールです。アンカーテキストで被リンクがされているサイトのタイトル・URLの抽出や、被リンク元のドメイン数などを調べられます。
料金は月額で99ドル〜となっています。無料プランはありませんが、1週間7ドルのトライアルから始めることも可能です。有料ですが、総合的なSEOツールとして活用できるため、その点を考えるとコスパ良く活用できるツールといえるでしょう。
Majestic Site Explorer

Majestic Site Explorerは、被リンクをチェックできるツールで、自社サイトだけでなく、競合サイトの被リンク数も確認できます。
競合サイトの分析を行った際に、被リンク数で大きく劣っているのであれば、被リンクを獲得できるような施策を行う必要があります。
Majestic Site Explorerの被リンクチェックの特徴は、被リンク元のサイトの品質を数値でチェックできる機能があることです。そのため、質の高い被リンクを獲得できているかを確認できます。
hanasakigani.jp

hanasakigani.jpは、サイトのURLを入力して「チェックする」をクリックするだけで、サイトの被リンク数が簡単に把握できるツールです。自社のサイトだけでなく、競合サイトの被リンク数もチェックできます。
また、自社のサイトと競合サイト(上位サイト)との被リンク数の差をグラフで表示する機能も用意されています。特別な設定が必要ないため、手軽に被リンク数をチェックできるのが魅力のツールです。
検索順位チェック
ここからは、SEOに欠かせない検索順位チェックツールを紹介します。
検索順位チェックは名前の通り、現在の検索順位を調べることができるツールです。検索順位を知らなければ、改善の余地があるかどうかの判断が難しく、改善後の結果も測定できません。
対策キーワードが少なければ目視で順位を追えるかもしれませんが、対策キーワードが増えてくると、すべてを目視で追うことは難しくなるでしょう。
検索順位チェックツールを導入すれば、順位変動の動きが可視化され、順位が上昇しているキーワード(記事)や、逆に停滞・下降しているキーワードもひと目で把握できます。
そもそも検索エンジンがどのようにサイトを見ているのかを知りたい方は、こちらの記事をどうぞ!
検索エンジンの仕組みについてわかりやすく説明!
DemandMetrics

DemandMetricsは、検索順位をはじめとするデータのレポート化はもちろん、キーワードのサジェストサーチ機能やキーワード選定、コンテンツ分析など、豊富な機能が提供されているツールです。検索順位の変動をすばやく確認できるため、自社や競合サイトの状況を小まめに確認できます。
SEOに強い運営会社によって提供されているツールで、役に立つSEOの知識や情報、ノウハウも手に入るため、SEOに自信がない企業の方でも安心して利用できるでしょう。利用は有料ですが、無料で利用できるトライアル期間もあるため、実際に使ってみて、機能の豊富さや使い勝手を確認しておくといいでしょう。
検索順位チェックツールGRC

検索順位チェックツールGRCは、2004年にリリースされ、SEOツールの先駆者的存在として非常に人気の高いツールです。
無料版から年間24,300円の有料版までさまざまなプランが用意されており、検索順位をチェックするサイト数や追跡するキーワード数によって費用が異なります。(無料版ではキーワード20個まで追跡可能)
また、検索順位はGoogle以外にもYahooやBingも調べられます。折れ線グラフで直感的に順位の変動を確認できるため、初めて検索順位チェックツールを触る方にもおすすめです。
検索順位チェッカー

検索順位チェッカーは、無料で利用でき、検索窓に調査したいURLと、最大5つまでのキーワードを入力することで検索順位を調べられるツールです。
GRCのように一度に大量のキーワードを調べることや、順位変動を追跡することはできませんが、素早く順位を調べたい時に活用できます。検索条件を保存できるため、毎回キーワードを入力する手間もありません。
検索結果はCSV形式でダウンロードできるため、エクセルファイルに書き出し、独自で検索順位の変動も記録もできます。
検索順位チェッカーは、無料にもかかわらず検索順位の保存やCSVのダウンロードなどができて利便性が高いため、コストをかけたくない方におすすめでしょう。
キーワードファインダー

キーワードファインダーは、SEO情報を広く発信している大手メディア「SEOラボ」が提供しているツールです。検索順位を追跡しながら、SEOに最適なキーワードを調べることができます。
また、おすすめの対策キーワードの自動取得や、ページ単位でのSEOスコアの確認、流入キーワード・流入数の把握もできます。
検索順位のチェックツールとして利用されることが多いですが、高機能なのでSEOの総合的なツールとして活用できるでしょう。利用は有料ですが、7日間の無料トライアルから始められます。
キーワード調査
ここからは、キーワード調査ツールを紹介します。
キーワード調査ツールは、キーワードの月間検索数、関連キーワード、難易度、入札単価などを調べられるツールです。とくにメディアを開設したばかりの頃は、SEOで上位表示を狙うために、競合の少ないキーワードを狙っていくことが大切です。キーワード調査ツールを活用すれば、上位表示しやすいキーワードを見つけることができるだけでなく、関連したキーワードも知ることができます。
コンテンツ制作に欠かせないキーワード選定を効率的・効果的に進めるために、これから紹介するツールを活用してみてください。
Keywordmap

Keywordmapは、キーワード調査や競合調査、記事構成案の作成、リライト記事の選定など、SEOに必要なさまざまな機能を提供しているツールです。
キーワード調査だけでも、流入キーワードの調査や競合サイト比較、ワードマップの作成など、幅広い機能が提供されています。SEOをはじめ、Webマーケティング全般で高い効果が期待できるでしょう。
Googleキーワードプランナー

SEOの対策キーワード調査を行う際に真っ先に利用する方が多いのが、Googleキーワードプランナーです。
Googleに広告を出稿する際のキーワード調査を行うツールですが、広告を出稿しない場合でも活用できます。利用するにはGoogle広告アカウントの作成を行う必要があります。
Googleキーワードプランナーでキーワードの検索を行うと、月間検索ボリュームや広告入札単価を調べることが可能です。関連キーワードは自動で抽出されるので、作成するべきボリュームの関連キーワードをすぐに見つけることができるでしょう。
Ubersuggest

Ubersuggestは、無料で利用でき、世界的にも人気の高いツールです。サイトの検索窓にドメインもしくはキーワードを入力することで、すぐに関連キーワードとその検索数、広告単価などを抽出できます。
ドメインを入力した場合は、ドメインランクや月間流入数、トップキーワードなどのサイト情報を調べられます。そのため、キーワード調査だけでなく、自社のサイトチェックや競合サイト分析としても利用できます。
月間検索数以外にも、SEO難易度や広告有料難易度を把握できるのも魅力です。上位表示のしやすいキーワードに絞って対策を行えます。
キーワードアドバイスツール(Yahoo!)

キーワードアドバイスツール(Yahoo!)は、Yahoo!が提供しているキーワード調査ツールです。Yahoo広告のアカウントを作成し、ログインをすることで利用できます。
上位表示させたいキーワードを検索にかけると、月間検索数や関連キーワード、平均クリック率、推定インプレション数など、詳細なデータを確認できます。キーワードの競合性のチェックもできるため、対策キーワードの優先順位をつける際に役立つでしょう。
競合サイト分析
ここからは、競合サイト分析ツールを紹介します。競合分析は、SEOにおいて欠かせない作業の1つです。
競合サイト分析ツールでは、競合サイトにあって自身のサイトに足りない要素は何か?どこが上位表示サイトと比べて劣っているかをチェックできます。
競合サイト分析でライバル情報を把握してからコンテンツ制作などの対策を進めましょう。
競合と同じクオリティでコンテンツを制作しても勝つことは難しいため、競合に劣らない情報はもちろん、さらに競合を上回る情報を追加して制作することが大切です。
Semrush

Semrushは、競合分析を軸に、SEOに必要なさまざまな機能を備えたオールインワンのツールです。8億ドメイン、200億キーワードというビッグデータをもとにした分析が魅力で、競合サイトのセッションや流入元の調査、順位比較によるキーワードの発掘など、競合分析を中心に多くの分析手法を提供しています。
SEOから広告、SNSまで対応しているにもかかわらず、月額131.95ドルと比較的低価格で利用できるのも魅力です。Webマーケティング全般の競合分析を、1つでまかなえるツールといえるでしょう。
SimilarWeb

SimilarWebは、競合サイトの経路別流入ボリュームの分析や、流入数が多いキーワード・流入数の推移などを確認できるツールです。
高機能でもあるため、抽出したデータをもとに改善施策を導き出すスキルが必要になります。使いこなせれば、競合サイトに勝つために必要な施策やキーワードを導き出せるでしょう。
無料版と有料のプロ版の2種類があり、プランによってデータの詳細度合によって変わります。 本格的に競合分析を行う場合は、プロ版の活用も検討してみましょう。
eMark+

eMark+は、競合サイト分析を目的としたツールで、無料で利用を始められます。
eMark+で調べられるデータは、競合サイトが流入を獲得しているキーワードやソーシャルメディア、Google、Yahoo、Bingなどのプラットフォームです。対策キーワードで上位サイトのデータを抽出することや、競合サイトのURLで検索にかけて個別に調べることも可能です。
他の競合サイト分析ツールと異なる点は、競合サイトの調べ方が分からない方でも、さまざまな事業ジャンルにチェックを入れて調べることで、簡単に競合として想定されるサイトをピックアップしてくれるところです。
新規メディアの立ち上げを行う際にeMark+を活用すれば、事前にどれくらい強い競合がいるか、そもそもその業界に参入するべきかの判断を行えるため、無駄な時間をかけることもありません。
キーワードマップ

キーワードマップは、対策するべきキーワードをマインドマップ形式で表示してくれるツールです。
競合サイト分析としても活用でき、競合獲得ワードという機能を利用することで、競合サイトと自社サイトでキーワードごとにどれくらい順位の差があるのかを確認できます。
また、競合サイトが対策しているキーワードの抽出もできるため、自社サイトに追加するべきコンテンツが何かを直感的に判断できます。
有料ですが、最初の7日間は無料でトライアルできます。まずは最も競合とされるサイトの分析から、無料で行ってみましょう。
さらに競合サイト分析ツールについて知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
無料ツールもあり!競合サイト分析ツールおすすめ10選
コンテンツチェック
SEOには分析や内部・外部施策も重要ですが、良質なコンテンツ制作も欠かせません。ここからは、コンテンツチェックツールを紹介します。
記事の制作を終えた段階で、公開前に活用したいのがコンテンツチェックツールです。コンテンツチェックツールでは、コピペチェックや対象キーワードの含有率の確認ができます。
競合サイトを分析しすぎて、競合と似すぎた内容、もしくはコピーコンテンツの多い記事を制作しても上位に表示させることは難しくなります。そのため、必ずコンテンツチェックツールでコピペに引っかからないかを確認しましょう。
また、対象のキーワードが適切な量含まれていないと、関連性の高い記事として認識してもらえなくなってしまうため、キーワードの含有率も確認することが大切です。
chiyo-co

chiyo-coは、コンテンツのコピペチェックをすぐに行えるツールです。有料プランもありますが、無料から試すことができます。
とくに外部ライターに記事制作を依頼している場合は、ライターが制作した原稿のコピペチェックを確実に行い、重複コンテンツとしてGoogleに低評価を付けられないようにしなければなりません。
コピペチェックツールに求める機能としては、大量の記事をチェックにかけることが想定されるため、チェック回数の上限が多いツールやチェック速度の速いツールがおすすめです。chiyo-coは、月間10回のチェックまでは無料で、有料プランとしては月間100回、500回、2,000回のチェックができるプランが用意されています。
チェック速度が非常に速いため、無料から利用してみて、使いやすければ月間検索数に応じてプランの変更を行うと良いでしょう。
CopyContentDetector

CopyContentDetectorは、無料で使えるコピペチェックツールです。有料プランもあり、無料プランでは1度にチェックできる文字数が最大で4,000文字までですが、有料プランでは最大で8,000文字までチェックできます。
チェックは1〜2分で完了し、類似率・一致率・テキスト判定の項目でチェックされます。
コピペされた記事でなくても、別の記事を参考にして執筆した場合は、コピーとして認識される可能性があります。他の上位表示されているサイトと一致率が高い場合には、要注意と表示されます。
一致率が高く、オリジナリティのない記事は、どれだけ情報を盛り込んだとしても、検索上位に表示させることは難しいでしょう。また、意図的なコピペではなくても、Googleがコピーと判断した場合は、低品質コンテンツと評価されてしまいます。そのため、公開前にCopyContentDetectorでチェックを行い、すべての項目が良好と判断されてから公開するのがいいでしょう。
こぴらん

こぴらんは、無料で利用できるコピペチェックツールで、4,000文字までのテキストを何度でも調べられます。
完全にコピペした文章がある場合に、チェックに引っかかる仕組みで、文章ごとのチェックとなります。そのため、クラウドソーシングなどで大量に記事を依頼した場合や、テストライティングでライターを絞り込む際に活用するといいでしょう。
無料で使えるこぴらんと、詳細なチェックができるchiyo-coやCopyContentDetectorの有料版を使い分けるのがおすすめです。
まとめ
今回はSEOに活用できるツールを23個紹介しました。
SEOに終わりはなく、ツールを最大限活用しながら日々改善を繰り返していくことが大切です。 紹介したどのツールもSEOを行ううえで非常に役に立つものばかりなので、この記事を参考に、必要なものを選択して活用してみてください。
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執筆者:ヒトノート編集部
株式会社ヒトノテのオウンドメディア、WEBマーケティングの学習帳「ヒトノート -Hito note-」の編集部。

監修者:坪昌史
株式会社ヒトノテの代表取締役CEO。 エンジニアとしてキャリアスタートし、サイバーエージェントのSEO分析研究機関を経て、リクルートの横断マーケティング組織のマネージャー&全社SEO技術責任者を務める。その後、独立しSEOを中心としたクライアントの課題解決を行う。2017年、株式会社ヒトノテを創業し、様々な企業のウェブマーケティングの支援を行う。
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