SEO 2020.05.25

被リンクチェックツールの使い方とおすすめツール7選

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被リンクは、SEOにおいてとても重要な要素です。SEOの効果を高めるためには、被リンクチェックツールを使い、自社サイトや競合サイトの被リンク解析を行う必要があります。

この記事では、おすすめの被リンクチェックツール7つの特徴を紹介するとともに、被リンクの基本知識、チェックポイントについて分かりやすく解説していきます。

被リンクとは

一般的に、良質なコンテンツを提供するWEBサイトは、他サイトからリンクが貼られやすい傾向にあります。このように、外部からリンクを受けることを「被リンク」と言います。

ユーザーに有益なコンテンツを提供することを方針に掲げているGoogleは、「コンテンツの質」に加え、この「被リンク」をWEBサイトの評価において重視しています。WEBサイトの評価基準は他にもありますが、この2つの要素において高評価を受けることができれば、検索エンジンで上位表示される可能性は高くなる傾向にあるようです。

自然的に集まった被リンクの数は信頼の数とも言えます。サイト運営者は、自社のWEBサイトが受けている被リンクの数や被リンク元の情報などを把握・解析し、被リンクの状況を改善する方法を探る必要があるのです。

被リンクチェックで見るべきポイント

被リンクの状況を的確に解析するために着目すべきポイントは、「被リンクの量」、「被リンクの質」、「被リンクされているコンテンツ」の3つです。この3つのポイントをおさえた上で、SEOの効果を上げる方法について思案することになります。

被リンクの量

被リンクがつくということは、それによる自社サイトへの流入者増が見込めるということです。また、被リンクは訪問者によって「有益なサイトである」と認められることによって生まれますので、量が多ければ多いほど、そのコンテンツが高く評価されていると判断することができます。

Googleは被リンクの量に対する具体的なアルゴリズムの公表は行なっていませんが、被リンク量が多いWEBサイトの検索順位が上位化傾向にあることは、さまざまな調査で明らかにされています。

被リンクの質

被リンクは、量さえ多ければ良いというわけではありません。SEOの効果を高めるためには、被リンクの量だけでなく、質にも着目する必要があります。

良い被リンクとは、前出のような自然に集まる被リンクのことを指します。

反対に悪い被リンクとは、貼られることで悪影響がおよぶ被リンクのことです。Googleは、被リンクを購入するという悪質なSEOを封じるため、不自然な被リンクに対して評価の格下げやペナルティなどを設けています。

しかし、これを逆手にとり、競合サイトにスパムリンク(評価を下げるための被リンク)を大量に貼り付けるという手法も存在します。被リンクは、量と質の良し悪しを並行して解析し、スパムリンクを発見した際にはGoogleに否認要請を行うようにしましょう。

被リンクされているコンテンツ

良質な被リンクの量を増やすために、自社サイトの中で良い被リンクを多く稼いでいるコンテンツの分析を行いましょう。コンテンツの解析方法はさまざまですが、基本としては以下のようなポイントを確認します。

  • どのようなテーマが被リンクされているか
  • 被リンク元のテーマは関連したものか
  • どのようなサイトから被リンクを受けているか
  • 被リンクを多く受けられた時期と考えられる要因

また、競合サイトの被リンクを分析・比較することも、自社サイトのコンテンツ改善にとても有用です。競合サイトについても積極的に調査し、コンテンツの補填・強化を行いましょう。

おすすめの被リンクチェックツール

被リンクチェックツールを使えば、被リンクの数や被リンク元の情報の確認はもちろん、競合サイトの被リンク情報も獲得でき、自社サイトの改善に役立てることができます。

ここでは、無料・有料、ビギナーからエキスパート向けまで、多様なツールの中から選んだ「おすすめの7選」をご紹介します。

Google Search Console

https://search.google.com/search-console/about?hl=ja

Google Search Console

Googleが提供する無料サービス「Google Search Console」は、被リンクチェックに限らず、SEO全般における必須ツールと言えるでしょう。

被リンク状況、検索順位やインデックス数など、自社WEBサイトの健康状態を把握するための基本情報がそろっています。

ツールの特徴

  • Googleが持っている情報なので信頼度が高い
  • 被リンク数、被リンク元、アンカーテキストなどの基本的な被リンク情報を把握できる
  • 自社ウェブサイトについてのみ確認が可能(競合サイトの情報は確認不可)
  • 悪質な被リンクを発見した際はGoogleへ否認の申請ができる

Moz Link Explorer(旧Open Site Explorer

https://moz.com/researchtools/ose/

Moz Link Explorer

米大手のSEOサービス企業「SEO MOZ」が提供する被リンクチェックツール「Open Site Explorer」は世界的に名が知れていましたが、現在は「Link Explorer」へと改名され、機能もバージョンアップされています。

注目すべきは、「Domain Authority(ドメインオーソリティ)」と「Page Authority(ページオーソリティ)」という、Authority(権威性)を表す独自の指標。これらは、2016年に廃止されたGoogleの「PageRank」に似た指標で、検索エンジンにおけるドメインまたはページの評価を0から100で数値化するというもの。Googleによる直接の評価ではありませんが、一定の信頼性はあるとされています。

ツールの特徴

  • 日本語非対応(ただし、SEO用語は英語表記でもある程度は推測可能)
  • 自社サイト、競合サイト問わずURLの入力のみで被リンク情報を確認できる
  • 有料版の「Moz Pro」では複数の指標から本格的なSEO解析を行うことができる
  • データの推移がグラフ化される
  • 複数サイトの情報を一覧で比較できる(競合比較)

料金形態

無料版の「Link Explorer」は制限内での利用が可能。有料版の「Moz Pro」には4つの料金プランがあります。

  • Standard:99ドル/月。基本機能だけを使いたいSEO初級者向け。
  • Medium:もっとも人気のプランで149ドル/月。30日間の無料体験あり。
  • Large:249ドル/月。より専門的な解析を行いたい企業やエージェンシー向け。
  • Premium:599ドル/月。SEOに力を入れる大手企業向けのプラン。

Ahrefs

https://ahrefs.jp

Ahrefs

シンガポール発の「Ahrefs(エイチレフス)」は、60万人から支持されているオールマイティなSEO解析ツール。

被リンクチェックや競合ドメイン比較はもちろん、キーワード毎の上位化の難易性や有料検索広告の状況調査など、1つのツールに豊富なSEO機能がそろっているので本格的に解析したい方におすすめのツールです。

ツールの特徴

  • 高い更新頻度(リアルタイムでの情報を把握できる)
  • データの推移をグラフで確認できる
  • アラート機能が被リンクの増減をメールで知らせてくれる
  • 複数サイトの情報を一覧で比較できる(競合比較)
  • SNS上でのエンゲージ状況も確認できる
  • API対応なので幅広く活用できる

料金形態

  • ライト:99ドル/月。手軽に始めたい方におすすめ。7ドルで7日間のトライアルが可能。
  • スタンダード:179ドル/月。標準的な機能が充実した一番人気のプラン。7ドルで7日間のトライアル可。
  • アドバンスド:399ドル/月はSEO上級者向けプランで、豊富なクロールデータを活用できる。
  • エージェンシー:999ドル/月。クライアントを多く持つSEO代理店におすすめのプラン。

Majestic

https://ja.majestic.com

Majestic

英国発の「Majestic」は海外でも定評を得ている被リンクチェックツールです。

「Majestic」には、被リンクの質を表す「トラストフロー(TF)」と、被リンク数を主軸にWEBサイトの影響力を測る「サイテーションフロー(CF)」があり、この2つの独自指標のバランスによって自サイトのSEO評価や他サイトの質を解析することができます。

ツールの特徴

  • 自社サイト、競合サイト問わずURLの入力のみで被リンク情報を確認できる
  • 複数サイトの情報を一覧で比較できる(競合比較)
  • データの推移をグラフで確認できる
  • APIを公開しているためサードパーティのSEOツールが豊富
  • 有料ツールの中では比較的リーズナブル

料金形態

  • LITE:49.99ドル/月。ライトユーザー、ドメイン業者向けのプラン。
  • PRO:99.99ドル/月で全てのWEBツールの利用が可能。
  • API:399.99ドル/月は大量のデータを必要とする企業向け。充実したAPI。

SEOTOOLS

http://www.seotools.jp

SEOTOOLS

「SEOTOOLS」は、ブラストホールディングス株式会社が提供しているサービスです。無料で簡易的に被リンクの確認を行いたい方におすすめです。

ツールの特徴

  • ドメイン分散率の確認(1つのドメインから多数の被リンクを受けるよりも、分散して受けた方が評価につながります)
  • IPアドレス分散率(同一のIPアドレスよりも複数のIPアドレスから被リンクを得た方が評価につながります)
  • 自社WEBサイトと競合WEBサイトの比較に有用
  • 動作が少し重たい

WebMeUp

https://webmeup.com

WebMeUp

欧州ベラルーシ発の「WebMeUp」は、欧米で評判が高いSEOサービス「SEO Power Suite」が提携している被リンクチェックツールです。無料で利用できますが、はじめに登録が必要です。

ツールの特徴

  • 本格的な被リンクデータが得られる(アンカーテキスト別の被リンク一の覧、被リンク元のIPアドレスなど)
  • インデックスの多さやクローリングの速さを強みとする
  • データ抽出元としてAhrefsと併用するのがおすすめ
  • 全て英語表記

OpenLinkProfiler

https://openlinkprofiler.org

OpenLinkProfiler

「OpenLinkProfiler」は、無料で利用できる被リンクチェックツールです。Ahrefsなどの有料ツールよりも精度は下がりますが、情報の量と質は有料版に近いレベルと言っても良いでしょう。

ツールの特徴

  • 無料ツールのなかでは比較的インデックスが大きい
  • 被リンクの絞り込み検索も可能
  • 登録不要
  • 全て英語表記

ご紹介したツールの比較

ご紹介したおすすめツール7つを、比較・検討向けに料金形態と特徴の軸でまとめました。自社に合ったチェックツール割り出しにご活用ください。

ツール名 料金形態 特徴
Google Search Console 無料 Googleが提供しているSEO必須ツール 自社サイトの解析に便利
SEO MOZ 無料版は検索回数制限あり 有料版は月額99ドル〜 (30日間のトライアル有り) 世界的に信頼が厚いSEOツール 独自の機能「Authority」でSEOの評価を確認することができる
Ahrefs 月額99ドル〜 (7ドルで7日間のトライアル有り) ユーザー数60万人を誇る本格派SEO解析ツール 機能が豊富で使い勝手も良い
Majestic 月額49.99ドル〜 制限付きで無料利用可 海外でも定評を得ているプロ用SEOツール リーズナブルだが機能は充実
SEOTOOLS 無料 SEO初級者でも手軽に利用できる
WebMeUp 無料 本格的な被リンク解析に有用
OpenLinkProfiler 無料 有料ツールに近い精度とデータ量

まとめ

被リンクはWEBサイトの健全性やSEOの効果を測る主要指標の一つです。そして、的確な被リンク解析を行うには、適切なチェックツールが必須となります。

今回おすすめした7つのチェックツールはすべて無料で試用できますので、まずは実際に使ってみて、それぞれの特徴や使い勝手を比較することをおすすめします。目的に応じて使い分けを行うのも一つの方法でしょう。

ツールとデータを効果的に活用し、被リンクの量・質・被リンクコンテンツの調査、競合サイトの解析をもとに、自社WEBサイトの最適化を目指しましょう。

ヒトノテロゴ

執筆者:天野良香

株式会社ヒトノテのCMO兼グロースハッカー。データ分析を元に広告、UIUX改善、SEOなど幅広い切り口でWEBマーケティング施策の提案を行っています。

ヒトノテ坪昌史

監修者:坪昌史

株式会社ヒトノテの代表取締役CEO。 エンジニアとしてキャリアスタートし、サイバーエージェントのSEO分析研究機関を経て、リクルートの横断マーケティング組織のマネージャー&全社SEO技術責任者を務める。その後、独立しSEOを中心としたクライアントの課題解決を行う。2017年、株式会社ヒトノテを創業し、様々な企業のウェブマーケティングの支援を行う。

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