SEO 2020.02.04

掲載落ちページのSEOベストプラクティス

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掲載落ちページと聞いても、ピンと来ない方も多いかもしれません。「アイテムを探していて、気になる商品情報をクリックしたら、商品の販売が終了しました。となっていた」または「商品情報をクリックしたら自動でトップページに切り替わった」という経験はないでしょうか?それを「掲載落ちページ」と呼ぶことがあります。
本記事では、WEBコンテンツに携わるWEB担当者のために、そんな掲載落ちページの取り扱い方法、残す場合・削除する場合のそれぞれ注意点等をご紹介します。

掲載落ちページの取り扱い方法

掲載落ちページとは?

掲載落ちページとは、ECサイトでの商品の売り切れ、求人情報サイト・不動産情報サイトなどで発生する一定の掲載期間が終了したページを指します。
インターネットで物件を見ていて、気になるマンション名を検索して出てきたページをクリックすると「こちらの物件は募集が終了しました」「周辺のオススメ物件はこちら」などの情報が表示されたりした経験がある方もいらっしゃるかと思います。
掲載落ちページは、役割を終えた後も流入が一定数見込めるため、うまく処理をすると検索エンジン等からの流入を見込むことができます。

ページを残すべきかどうかの判断基準

掲載落ちページを残すべきかどうかは、まず「そのページに流入があるかどうか、その流入を残したいかどうか」が大きな判断基準になり得ます。

例えば「株式会社〇〇 求人」のキーワードの自然検索で流入してきている場合、そのページを削除してしまうのは、今後採用を再開する可能性がある場合にはもったいないですよね。不動産物件などで、マンション名で一定流入がある場合や、今は売り切れていても今後入荷予定がある商品ページなどは残しておくべきでしょう。

一方で、「○×駅 時給○円 スタッフ同士仲がいい職場です!」のようなページの場合、「○×駅 アルバイト」などのキーワードで一部流入はあるかもしれませんが、店名そのもので自然流入して来る可能性は低いと言えます。そのため、必ずしも残しておく必要性はないと言えます。

これらの基準で「残す」判断をした場合は、SEOやユーザビリティを考慮したうえで適切な残し方をしますが、その前に削除する場合の方法について簡単に触れておきます。

物理削除

物的削除とは、データベースからその商品等の情報を完全に削除してしまうことを指します。
物理的に削除した場合、そのページ自体が完全になくなってしまいますし、一度消してしまったページを再度掲載しようとした場合に手間がかかるため、あまりオススメはできません。
一般的には、次に説明する「論理的削除」を選択することがおすすめです。

論理削除

論理的削除とは、データベース上は情報を残しておいて、「削除フラグ」のようなものでフラグ管理をすることで、サイト上への表示/非表示を制御する方法です。
この方法を選択することで、のちのち商品を再掲載する時などの手間を削減することができます。

掲載落ちページを残す場合の注意点

掲載落ちページを残すことに決めた場合、いくつかの守るべきポイントがあります。

もともとあったテキスト情報を残す

元々の掲載テキストは削除せず、できる限りそのまま残しましょう。
Googleがそのページを評価するうえで非常に重要となるのがテキスト情報のため、テキストを削除してしまうとせっかく蓄積された評価を落としてしまうことになりかねないからです。

掲載が落ちている事を明確に伝える

元々の掲載テキストは残したほうがいいとお伝えしましたが、
掲載が終了していることは、ユーザビリティ観点で明確に提示する必要があります。

関連の情報への導線を設置

せっかく流入してきてくれているユーザーを逃すのはもったいないですよね。
関連の情報にユーザーを誘導しやすいよう、導線設計はきちんと行いましょう。ユーザーが求めている事柄の類似するページに飛ぶことが出来るのは、ユーザビリティ観点でも効果的です。

評価を集めたいページのリンクを貼る

すでに一定の評価・流入を得ているページに対して、これから評価を集めたいページへのリンクを貼り、動線を作ると良いでしょう。前提として元々の掲載ページと関連したコンテンツであることが好ましいですが、内部リンクが最適化されるとクロールされやすくなり、検索エンジン上で順位を得やすくなります。

ステータスコード200にする

ステータスコードは、リクエストが正しく処理をされたことを示す200に設定しましょう。

タイトルに掲載終了といれる必要はない

掲載が終了していることは、UX的には明確に提示する必要があると前述しましたが、
かといってタイトルに入れる必要はありません。

ほかのページからそのページへの導線はすべて消さない

メルカリは、売り切れの商品も検索結果の一覧に残しています。これは商品一覧ページのボリュームを出すことで、検索エンジンからの評価を上げるためです。

再掲載時にURLが変わる場合の注意点

再掲載時はURLが変わらない方が良い

掲載落ちページを再掲する場合、URLが変わらないことが前提となります。
在庫切れになってしまった商品ページ、募集が終了した物件や求人情報などは、掲載が再開した際には以前のページを生かしてください。
理由は前述している通り、以前掲載していた際の流入やGoogleからの評価を引き継ぐためです。
もしURLをどうしても変えないとならない場合は下を参考にしてください。

再掲載時にURLが変わってしまう場合

もしURLを変えなければならない場合は、元のページから新しいページに301リダイレクトをかけるようにしましょう。
リダイレクトもできない場合は、重複ページと認識されないようにカノニカルタグを設置、それもどうしても難しい場合はページ削除を行うことになりますが、今までの財産を捨てることになるのでできる限りやりたくはない施策です。

募集終了した求人を放置するとペナルティ対象になる?!

GoogleのJob Postingで求人募集をしていた場合

募集が終了した求人を出し続けていると、Googleの手動による対策の対象となる場合があります。手動による対策というのは、検索インデックスの操作への対処を指します。ページやサイトの掲載順位が下がる、または検索結果から除外される原因となりうるため、注意が必要です。

募集が終了した求人は、validThrough プロパティが設定されていて、その期間を過ぎていることを確認し、ページを物理的に削除したのち、JobPosting 構造化データをページから削除する必要があります。
詳しい手順はこちらをご覧ください。
>求人情報を削除する

まとめ

掲載落ちページの取り扱いについてご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか?
掲載落ちページは、掲載終了した後も一定の流入が見込めるため、取り扱いが重要となります。掲載期間を設けている求人サイトや不動産系のサイト、在庫切れなどが起こりうるECサイトを運営している方は、ぜひ今一度掲載落ちページの取り扱いについて見直しを行いましょう。

ヒトノテ坪昌史

監修者:坪昌史

株式会社ヒトノテの代表取締役CEO。 エンジニアとしてキャリアスタートし、サイバーエージェントのSEO分析研究機関を経て、リクルートの横断マーケティング組織のマネージャー&全社SEO技術責任者を務める。その後、独立しSEOを中心としたクライアントの課題解決を行う。2017年、株式会社ヒトノテを創業し、様々な企業のウェブマーケティングの支援を行う。