SEO 公開日: 2023.02.09 更新日: 2023.02.27

相互リンクとは?SEO効果についてポイントを踏まえて紹介

アイキャッチ_相互リンク

相互リンクは、自社サイトとの関連性が高い、かつ高品質なコンテンツとつなぐことでSEOへの効果が期待できます。一方で現在のGoogleのアルゴリズムでは、関連性のないリンクをつなぐだけではペナルティの対象になる可能性があるため注意が必要です。

この記事では、Googleのアルゴリズムの変化を踏まえ、相互リンクのメリットとデメリットを解説します。具体例も用いて解説するので、相互リンクの設置を検討している方は参考にしてみてください。

相互リンクとは

相互リンクとは、2つのWEBページ間でリンクを張り合うことです。

たとえば、「WEBマーケティング」がテーマのサイトと「SEO」がテーマのサイトがあるとします。どちらもWEBページの開設を検討しているユーザー向けのコンテンツのため、リンクをつなぐことで利便性を高められます。

このように相互リンクは、互いのページの関連性が高いほどユーザーがサイトを回遊しやすくなるため、ユーザビリティの向上が期待できます。

現在はペナルティとなる相互リンク施策について

相互リンクは、2つのページをつなぐことで検索エンジンからの評価を高め、検索順位の向上を図る手法です。しかし、むやみにリンクを張り合えば良いわけではありません。なぜなら、信頼性の低い相互リンクは、かえってペナルティになる可能性があるからです。

数年前まで相互リンクは、アクセス数アップやサイト間の関連性を示すために頻繁に用いられていました。なぜなら検索順位を高めるためには、リンクの関連性や信頼性よりも「被リンクの数」が重要だといわれていたからです。

相互リンクだけを目的にした「相互リンク募集サイト」や「自動相互リンクサイト」も多数存在し、簡単に相互リンクを設置できました。

しかし現在は、Google検索セントラルに下記のようなペナルティの例が挙げられています。

・過剰な相互リンク(「リンクする代わりにリンクしてもらう」)や、相互リンクのみを目的としてパートナー ページを作成する
・自動化されたプログラムやサービスを使用して自分のサイトへのリンクを作成する

引用:Google検索セントラル

つまり、「リンクを張ること」だけを目的とした相互リンクは、SEOに逆効果になる可能性が高いとされています。

以前はサイト開設初期でも行いやすい施策として知られていましたが、現在はペナルティの対象になるため気をつけましょう。

ここからは、上記2つのペナルティとなる例について詳しく解説します。しっかり把握しておけばペナルティになる心配はないため、確認しておきましょう。

過剰な相互リンクとパートナーページの作成

「過剰な相互リンク」や「パートナーページの作成」は、ペナルティの対象です。

Google検索セントラルでは、以下の判断基準で「リンクスパム(リンクを利用したスパム行為)」を判別するという記載があります。

Google 検索の検索結果ランキングを操作することを目的としたリンク

引用:Google検索セントラル

つまり、ユーザーの利便性を無視して検索結果の上位に表示されるためだけに相互リンクしていると、「過剰な相互リンク」と見なされる可能性が高いです。

パートナーページの作成も同様に、不正に被リンクを増やすための施策を行った場合はペナルティの対象になります。

上記のように相互リンクだけを目的とした施策は、リンクスパムと認識されペナルティの対象となります。現在は、Googleがリンクの関連性・信頼性を判別できるようになっているため、相互リンク目的のページを張るとペナルティとなります。

ユーザーにとって必要な情報のページリンクを掲載することを心がけましょう。

自動化のサービスを用いてサイトへの相互リンクを作成

自動相互リンクサイトとは、URLを自社サイトに設置することで相互リンクを自動生成するツールのことです。被リンクの数がSEOに影響をもたらしていた頃には、効率的にリンクを増やす手段として用いられていました。

しかし、関連性のないサイトや質の低いサイトからの被リンクが多いため、リンクスパムとなり、現在では逆効果です。

Googleではクローラーによる巡回だけでなく、担当者の目視による確認も行われています。すべてのサイトを巡回するわけではありませんが、以下のようなサイトは手動での対策を施される可能性が高いです。

手動による対策の一覧
・サイトへの不自然なリンク
・サイトからの不自然なリンク

引用:Search Console ヘルプ

相互リンクサービスは現在も存在しているため、利用しないように注意しましょう。

相互リンクのSEO効果

以前は相互リンクの数が多ければ多いほどSEOに効果的だといわれていましたが、現在は相互リンクが過剰な場合はペナルティ対象となり、リンクの量から質が重要視されるようになっています。

相互リンクを張る際には、ページ同士の関連性と信頼性を軸に、ユーザーにとってメリットがあるかどうか検討することが大切です。

相互リンクのメリットデメリット

相互リンクは、使い方次第でプラスにもマイナスにも働きます。ペナルティを受けずに活用するためには、メリットとデメリットの両面を知ったうえで設置方法を検討することが大切です。

ここからは、相互リンクのメリットとデメリットを解説します。Googleのガイドラインに準拠した上で、メリットを活かす方法を模索しましょう。

メリット

相互リンクのメリットとして、以下の3つを解説します。

  • アクセスの機会が増える
  • 検索ユーザーの利便性向上
  • 検索順位の向上

それぞれのメリットは独立したものではなく、相互に影響し合っています。3つとも理解して活用することで、相乗効果を得られるでしょう。

アクセスの機会が増える

相互リンクを張ることで、ページへアクセスできる経路が増えるため、アクセス数の向上が期待できます。一般的にページへのアクセス経路は、以下の5種類です。

  • 自然検索流入(Organic Search)
  • 有料検索流入(Paid Search)
  • SNS流入(Social)
  • 外部サイトからの流入(Referral)
  • 直接流入(Direct)

上記のうち、相互リンクは「外部サイトからの流入」に含まれます。

「自然検索流入」や「直接流入」は自社サイトの質に左右されるものの、「外部サイトからの流入」はリンクからトラフィックをもらうことができます。自社サイトにはないキーワードで検索したユーザーや、リンク元のサイトのファンユーザーにも自社サイトに興味を持ってもらえることが、相互リンクのメリットです。

検索ユーザーの利便性向上

相互リンクは、検索ユーザーの利便性向上に役立ちます。スマートフォンで多大なコンテンツにアクセスできるようになった現代では、ユーザーが一度訪れたサイトに執着する理由はありません。流し見をして「必要ない」と判断された場合は、すぐに離脱して別のページに行ってしまいます。

反対に、質の高い情報に短時間でアクセスできるサイトは、好まれる傾向があります。つまり、いかに労力と時間をかけずに高品質な情報を提供できるかが重要です。

相互リンクを活用して情報の量と質を高めることで、滞在時間の改善や再訪問者数の増加が期待できます。

検索順位の向上

「アクセスの機会が増える」「検索ユーザーの利便性向上」というメリットは、結果として検索順位の向上につながります。なぜならGoogleなどの検索エンジンは、ユーザーの利便性向上に努めているからです。

検索欄に表示するコンテンツを審査する際にも、相互リンクなどのさまざまな要素を踏まえた「ユーザビリティ」を重視しているといわれています。

そのため、アクセス数やユーザビリティを高めるために相互リンクを活用することで、結果として検索順位の向上が期待できます。

このように相互リンクは、Googleのガイドラインに従った適切な形式であればメリットを享受できます。

デメリット

相互リンクは、ペナルティの対象となるリスクがあります。効果的に活用してメリットを得るためには、リスクを把握して対策を施すことが大切です。そのためここからは、相互リンクの2つのデメリットを解説します。

低品質なページから被リンクを受け、検索順位が低下

信頼性と関連性の高いサイトからの被リンクは、検索エンジンに優良だと認識してもらえます。一方で、低品質なページとの相互リンクは、自社サイトまで低品質だと判断されるかもしれません。

Googleはリンクスパムについて以下のように記載しています。

自分のサイトへのリンクを操作する行為も、自分のサイトからのリンクを操作する行為も含まれます。

引用:Google検索セントラル

つまり、自社サイトに低品質なサイトのリンクを張るだけでなく、低品質なサイトにリンクを張られることもペナルティの対象になる可能性があります。

そのためリンクを張る・張られる際には、互いのページの品質を吟味することが重要です。

では、低品質なサイトからの被リンクを受けた場合は、どうすれば良いのでしょうか。結論、2つの方法があります。

  • 「rel=nofollow」の設置を依頼する
  • リンクの削除を依頼する

「rel=nofollow」とはサイトとの関連性を否定するタグです。設置することで被リンク元への評価が自社サイトへの評価に影響しなくなります。

スパム判定を受けペナルティを受ける可能性

相互リンクの一番のデメリットは、ペナルティを受ける可能性があることです。Googleは「過剰な相互リンク」をペナルティ対象とすることを明記しています。しかし、巡回の際の細かな判断基準までは明かされていません。そのため気をつけていてもペナルティを受けるリスクがあるのも事実です。

ペナルティのリスクを低くするためには、関連性のないリンクを多量に張らないことと自動生成ツールを使用しないことが大切です。自動生成ツールは一度使用すると生成を解除できないことがあるため、特に注意しましょう。

相互リンクを張る方法

過剰な相互リンクは禁止となっているため、相互リンクを張る際は関連性や信頼性を軸に、質の高いサイトを探します。しかし、具体的にどのように探せば良いのかわからない方も多いでしょう。そのためここからは、効果的な相互リンクを張る2つの方法を解説します。

  • 相性の良いサイトの運営者に問い合わせる
  • 自社サイト内で関連性の高い相互リンクを張る

それぞれ詳しく解説します。

相性の良いサイトを見つけて運営者に問い合わせる

開設初期、あるいは実績の少ないサイトは、ただ待っているだけでは被リンクを受けにくいのも事実です。そのため、自らアクションを起こす必要があります。たとえば、相互リンクを張りたい情報を掲載しているサイトへの問い合わせが効果的です。

情報の質が高い、かつ自社サイトとの相性が良いサイトを見つけたら、お問い合わせフォームなどから運営者に連絡しましょう。ただし、現状は相互リンクにペナルティのリスクがあるため、メリットがないと返信してもらえません。

そのため、「相互リンクを張りたい旨」だけでなく「自社のリンクを張ることによるメリット」などをアピールすることがポイントです。相手目線に立った具体的かつ論理的な提案を心がけましょう。とはいえ、メリットを提示しても依頼が通らない可能性があります。断られても「自社サイトが信頼されなかった」と落胆する必要はありません。

また、運営者から相互リンクの許諾があった場合、どちらかのコンテンツがペナルティを受けた際の対応について決めておくことが重要です。相互リンクはお互いにメリットとデメリットがあるため、きちんとした信頼関係を築いたうえで設置し、自社コンテンツがペナルティを受けた場合は迅速に連絡しましょう。

自社サイトのコンテンツで関係性の深いページと相互リンクを張る

他社サイトへの営業は、確実に相互リンクを張れる方法ではありません。特に開設初期は、同様に実績のないサイトにしか許諾してもらえないでしょう。そのため、まずは自社サイト間で相互リンクを張ってコンテンツへの評価を高めることが大切です。

関連するサイトを運営している場合は、そのサイトとの相互リンクも効果的です。自社サイトなので、検討から実装まで自社で完結でき、なんらかのトラブルがあった際も迅速に対応できます。

また、同一サイト内の関連する記事をつなぐこともSEOの内部施策として効果的です。ユーザーの潜在ニーズを満たせる記事をつなぎ、回遊率を向上しましょう。

自社サイト間であっても関連性の高いコンテンツをつなぐことでSEOに好影響をもたらします。2つのサイトからのコンバージョンを獲得できるようになれば、売り上げの大幅増加につながるでしょう。

まとめ

相互リンクとは2つのサイトをリンクでつなぐことを指します。関連性の高いサイトと相互リンクを結ぶことで、SEOへの効果が期待できます。一方で、悪質な相互リンクはペナルティの対象となります。関連性の低いサイトと多数の相互リンクを結んだり、自動生成ツールを利用したりしないように注意しましょう。

質の高い相互リンクを獲得するためには、信頼性の高い他社サイトへの営業と自社サイト間での設置がおすすめです。Googleのガイドラインに沿ったうえで、ユーザー視点の設置を心がけましょう。

SEOについてお悩みの方は株式会社ヒトノテにお問い合わせください。相互リンクの設計をはじめとする有効度の高い施策をご支援可能です。

ヒトノテロゴ

執筆者:山本卓真

株式会社ヒトノテのSEOコンサルタント。中小企業から大企業まで様々な規模、業種のサイトのSEOに携わる。WEBマーケティングの広い知見と経験をもとにクライアントと伴走することが得意です。

ヒトノテ坪昌史

監修者:坪昌史

株式会社ヒトノテの代表取締役CEO。 エンジニアとしてキャリアスタートし、サイバーエージェントのSEO分析研究機関を経て、リクルートの横断マーケティング組織のマネージャー&全社SEO技術責任者を務める。その後、独立しSEOを中心としたクライアントの課題解決を行う。2017年、株式会社ヒトノテを創業し、様々な企業のウェブマーケティングの支援を行う。

元リクルートのSEO責任者へ無料相談

    送信することで、プライバシーポリシーに同意したものといたします。