SEO 公開日: 2022.12.19 更新日: 2023.01.26

関連キーワード取得ツール13選紹介!!使い方や機能、料金を解説!

コンテンツマーケティングで自然検索流入を増やすには、関連キーワードを含めたキーワード選定が重要となります。キーワードの取得は、ツールを利用して取得することが、一般的です。

ツールには様々な種類があり、無料で利用できるもの、有料で利用できるもの、ツール毎にも特色があり、用途によって使い分けることで、キーワード選定を的確に進めることができます。

本記事では、関連キーワード取得ツール14選を紹介し、それぞれの特徴や機能などを解説していきます。

関連キーワード・関連キーワード取得ツールとは

まずは、関連キーワードとは何かを知っておきましょう。ここでは、関連キーワードの概要や、さまざまな種類がある関連キーワード取得ツールの特徴などについて紹介します。

関連キーワードとは

出典:Googleの検索結果画面より

関連キーワードとは、メインとなるキーワードと関連度が高いキーワードのことです。
例えば、「パソコン」というキーワードで検索すると、Googleでの検索結果の下の方に「他のキーワード」として、「ノートパソコン」「パソコン ランキング」「パソコン おすすめ」が表示されます。
これらが関連キーワードであり、Googleのアルゴリズムにより自動表示されています。

関連キーワードはGoogleのアルゴリズムにより、検索クエリや共起語・関連サイトなど多くの情報を参考にして表示されることが特徴です。

混同されがちなものに「サジェストキーワード」があります。 サジェストキーワードは、自分の検索履歴や他のユーザーが検索しているキーワードをもとに自動表示されるものです。

このように、関連キーワードとサジェストキーワードは、基となる情報が異なるため、表示されるキーワードも異なります。

関連キーワード取得ツールとは

関連キーワードを取得するには、手入力で一つ一つ検索していく方法がありますが、手間がかかってしまうので「関連キーワード取得ツール」の利用がおすすめです。

関連キーワード取得ツールは、軸となるメインキーワードを選定して、それを検索するだけで関連キーワードが一覧となり表示されるツールです。これにより、関連キーワードを大量に把握できるためユーザーのインサイトを把握して、効果的なSEO施策をおこなえるようになります。

ただし、関連キーワード取得ツールにより、キーワードの取得量や検索ボリュームの表示有無など機能が異なるため、この記事を参考に課題に合わせたツールを選んでください。

関連キーワード取得の重要性

関連キーワードは、SEOにおいて考慮するべき重要な情報なので、事前に調べておく必要があります。ここでは、関連キーワードがなぜ重要なのか解説します。

関連キーワードには、検索エンジンを利用する多くのユーザーの検索キーワードやトレンドなどを加味した結果が表示されます。そのため、関連キーワードを文章中に含めることにより、トレンド性がありユーザーに求められている記事だと判断され、検索結果の上位に表示されやすくなります。

また、関連キーワードを含めたコンテンツを作成することにより内容に厚みが増して、網羅性を重視する検索エンジンから高評価を得られるでしょう。

コンテンツ内に検索キーワードを入れ込むだけでなく、検索キーワードから検索の意図やユーザーのニーズを把握するなどの分析もできます。

その分析結果からユーザーが求めるコンテンツを作成すれば、Googleからも評価を得られ、効果的なSEOに繋がります。

このように、関連キーワードはコンテンツ内に入れ込むだけでなく、ユーザー心理の分析にも使えるため、SEO施策をおこなう上で欠かせない情報と言えるでしょう。

無料の関連キーワード取得ツール7選!

関連キーワード取得ツールは、ツールにより利用できる機能や特徴が異なります。また、有料・無料の違いもあるため予算感も大切です。ここでは、無料で利用できる関連キーワード取得ツールを紹介します。

Googleキーワードプランナー

出典:Googleキーワードプランナー

Googleキーワードプランナーは、Google広告内で提供されているツールであり、Googleで広告の出稿を検討している方向けのサービスです。

Googleキーワードプランナーを利用するには、Google広告のアカウント登録が必要です。

Googleキーワードプランナーでは、関連キーワードや検索ボリューム・広告配信時の予測データなどを調べられます。調査した関連キーワードは、CSVやGoogleスプレッドシートで管理できるため、独自にカスタムをすれば、コンテンツ作成の順番の決定や分析に役立ちます。
ただし、広告を配信せずに無料で使用する場合、検索ボリュームが細かく表示されない仕様です。

例えば、広告を出稿している場合、検索ボリュームは「1100」「3700」など具体的に表示されますが、出稿していないと「1万~10万」のように大雑把な値になります。

OMUSUBI

出典:OMUSUBI

OMUSUBIは、マインドマップのような形式で、視覚的に関連キーワードを把握できる無料ツールです。

文字の羅列で関連キーワードが表示されるよりも、視覚的に把握したいという方におすすめです。
例えば、パソコンを軸キーワードとして検索すると、「スクショ」「初期化」「強制終了」などの関連キーワードが出てきます。

関連キーワードには、さらに関連が高いキーワードが紐づけられています。

「スクショ」には、「切り取り」「できない」「ショートカット」などが紐づけられているので、これらを繋げるだけで対策キーワードが完成します。

キーワード決定の際に、時間をかけずに選定したいという方におすすめです。

ラッコキーワード

出典:ラッコキーワード

ラッコキーワードは、無料で1日50回までの各種キーワード調査・1日15回までの共起語調査などができます。

キーワードだけでなく、知恵袋などのQ&Aサイトやニュース記事なども同時に検索可能です。

関連キーワードは「軸キーワード+あ行」「軸キーワード+い行」という形で一覧表示されるため、多くの関連キーワードの中からコンテンツを作りたいという方におすすめです。

有料版を使用すれば、月間検索数や検索流入キーワード・サジェストプラスなど多くの機能を使えるようになります。

有料版は毎月440円から利用できるため、無料版の使い勝手が良かったら、有料版の導入を検討してみてください。

KOUHO.jp

出典:KOUHO.jp

KOUHO.jpは、Amazonサジェスト・Bingサジェスト・楽天サジェスト・Twitter共起語を無料で検索できます。ただし、SEOにおいて重要なGoogleサジェストが調整中のため、2022年11月現在では利用できなません。

楽天やAmazonのキーワードを抽出できるため、Eコマースなど商品販売用の記事や広告の内容を考えるのに役に立ちます。

また、Twitter共起語は、Twitterでのフォロワー獲得や拡散を目指している人は便利に活用できるでしょう。

これらの機能はすべて無料で使用可能です。

key-search Beta

出典:Keysearch Beta

Keysearch Betaは、関連キーワードをマインドマップで表示する無料ツールです。

マインドマップは、複雑な情報でもビジュアル化することにより、直感的に把握できます。
サイト設計に悩んだときは、このマインドマップを利用して頭の中を整理すると、最適な構造のサイトを作れるでしょう。ただし、マインドマップを見やすくするためなのか、関連キーワードが3階層までしか表示されません。

ロングテールキーワードを探す場合や、ユーザー心理を分析したいのであれば、少し物足りないと言えるでしょう。

そのような場合は、先ほど紹介したラッコキーワードなどと組み合わせて、使用することをおすすめします。

Ubersuggest

出典:Ubersuggest

Ubersuggestは、日本だけでなく世界的に人気のあるキーワード調査ツールです。

キーワード検索は、検索ボリュームやSEO難易度・広告のクリック単価・関連キーワードなどを調査できます。無料版での検索可能回数は、1日3回までです。その他には、ドメイン調査もできるため、ドメインランクや被リンク・トップキーワードなど、競合調査にも役立つでしょう。

有料版は、検索回数の制限がなくなる・管理するサイトを増やせるなどの機能が使えるようになります。
サイトが成長していなくてドメインパワーが弱いうちは、難易度が低いキーワードを狙いたいものです。

そのようなときにUbersuggestを使えば、SEO難易度も表示されるため、上位を狙える難易度が低いキーワードを判断できます。

Googleサジェストキーワード一括DLツール

出典:Googleサジェスト キーワード一括DLツール

Googleサジェスト キーワード一括DLツールは、Googleのサジェスト機能を利用して関連キーワードを一覧表示可能な完全無料のツールです。

CSVファイルで検索結果を一括ダウンロードできるため、エクセルなどで加工して自分だけの資料を作ることができます。
姉妹ツールとして、「ヤフー(Yahoo!)サジェスト」「ビング(Bing)サジェスト」「ユーチューブ(YouTube)サジェスト」なども用意されています。

関連キーワードの調査結果を、エクセルなどで加工して資料にしたいという方におすすめのツールです。

有料の関連キーワード取得ツール6選!

続いては、「有料」で利用できる関連キーワード取得ツール6選を紹介します。

有料ツールは豊富な機能が魅力であり、本格的にキーワード調査をしたい方に向いています。ただし、ツールにより扱える機能や検索ボリューム検出の可否が異なるので、慎重に選ぶようにしましょう。

Pascal

出典:Pascal

Pascalは、コンテンツマーケティングやオウンドメディアの運営に、幅広く利用できるSEOツールです。

キーワード分析では、Googleサーチコンソールと連動して、効果的なキーワードが自動で選定されます。関連キーワードとともに検索ボリュームが表示されるため、キーワード調査の効率が上がるでしょう。
また、競合サイトに流入しているキーワードや検索順位・検索順位も調査でき、自分のコンテンツを作成する際の参考になります。

その他にも、検索上位30~50位の競合サイトを分析して、ページの文字数やコンテンツの網羅性・独自性・タイトルのキーワード数など、SEOに必要な多くの情報をレポートにできます。

初回は4日間無料体験が可能、その後は月額49,500円(税込み)からの月額料金制です。

MIERUCA

出典:MIERUCA

MIEREUCAはサービス開始以来17年間で1700社が利用している、実績あるSEOツールです。利用可能な機能は以下のようなものがあります。

  • SEO施策を重要度別に提案
  • 関連キーワードによるユーザーインサイトの可視化
  • 著作権侵害を防ぐコピーチェック機能
  • 流入増を妨げる要因をレポート化
  • 自動で効果的なSEOキーワードの発見、提案

コンテンツマーケティングに役立つ豊富な機能だけでなく、運営会社によるSEO施策実行のサポートもあります。
月額15万円と高額な料金ですが確かな実績があるため、サイトの集客が伸び悩んでいる方は検討してみてはいかがでしょうか。

Ahrefs

出典:Afrefs

Ahfres(エイチフレス)は、世界で60万人が導入しているSEO分析ツールであり、世界最大級の26.9兆もの被リンクデータを保有していて、現在もその数は増え続けています。

初心者でも使いやすいインターフェースが特徴で、さまざまな切り口から簡単にSEO分析が可能です。
キーワード・エクスプローラーという機能では、関連キーワードを表示するだけでなく、検索ボリュームが多いものを抜き出してくれます。また、関連キーワードをすべて表示して、大量に取得することも可能です。
運用中のサイトや競合サイトの順位変動のグラフ化・流入増を期待できるキーワードの提案・悪質な被リンクの察知・ソーシャルメディアで拡散されやすいコンテンツの分析など、総合的なSEO施策を実行できます。

料金プランは4種類あり、もっとも安価なプランは月額99ドルとなっています。

tami-co

出典:tami-co

tami-coは、編集者やライターをバックアップして、SEO初心者でも検索上位を獲得できるように支援するツールです。
関連キーワードは、検索ボリュームを円グラフにして視覚的に分かりやすく表示できます。また、メインキーワードとどのように関連しているかをネット図で表せるため、感覚的に対策キーワードを決定できます。

主な機能は次のようなものがあります。

・タイトル、見出し用キーワードを提案
・自社、競合サイトの順位調査
・Googleと同様の自然言語処理技術で共起語を抽出
・さまざまな要素のレポートによりユーザーニーズを可視化

このように、経験が浅いライターでもSEOを意識したコンテンツを製作できるため、コンテンツ作成に力を注ぎたいという方におすすめのツールです。
料金プランは、月額31,350円のライトから、月額110,000円のプレミアムまで、4種類が用意されています。

Keyword Explorer

出典:MOZ

Keyword Explorerは、さまざまなSEOツールを提供しているMOZの関連キーワード取得ツールです。

MOZは、SEOサービスで海外において高い認知度を誇り、日本でも注目されている企業です。
Keyword Explorerは分析したいキーワードを入力すると、検索ボリュームやキーワード難易度・ポテンシャル・関連キーワード・SERPs分析などが表示されます。
SERPs分析とは「検索結果ページ分析」のことで、検索結果1位~10位までに表示された競合サイトの被リンクドメイン数やFacebookでのシェア数・ドメインパワーが一覧で表示されます。

関連キーワードや検索ボリュームだけでなく、SERPs分析も加味してキーワード選定をすることで、高確度なSEO施策を実行できるようになるでしょう。

Jaaxy

出典:Jaaxy

Jaaxy(ジェクシー)は、日本語のキーワードに対応していないため、英語サイトを運営している方向けのキーワードツールです。
主な機能は以下のものがあります。

・関連キーワードを大量調査
・月間検索ボリュームの表示
・推定トラフィック数の確認
・キーワードの難易度表示
・キーワードの競合性

会員登録をすると無料でトライアル版を使用できますが、機能の制限が多いため、使用感に問題なければ有料版に移ることをおすすめします。
関連キーワードを大量に取得する機能が優れているため、英語サイトの運用者であればぜひ導入したいツールのひとつです。

まとめ

関連キーワード取得ツールとは、軸となるキーワードに関連性が高いキーワードを取得するツールです。
取得した関連キーワードを含めたコンテンツを製作することで、検索エンジンから高評価を得て、検索順位で上位を獲得できます。
関連キーワード取得ツールには、無料から有料までさまざまな種類があり、それぞれ機能や特徴が異なります。

この記事を参考にして、自分に必要な関連キーワード取得ツールを探してください。
その他、マーケティングに役立つツールの記事は以下からご確認いただけます。

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執筆者:川口享晟

株式会社ヒトノテのSEOコンサルタント。メディアサイトからポータルサイト、ECサイトまで様々なサイトのSEO支援を経験。売上のアップから逆算したSEO対策を得意とし、クライアントに寄り添ったオーダーメイドの提案を心がけています。

ヒトノテ坪昌史

監修者:坪昌史

株式会社ヒトノテの代表取締役CEO。 エンジニアとしてキャリアスタートし、サイバーエージェントのSEO分析研究機関を経て、リクルートの横断マーケティング組織のマネージャー&全社SEO技術責任者を務める。その後、独立しSEOを中心としたクライアントの課題解決を行う。2017年、株式会社ヒトノテを創業し、様々な企業のウェブマーケティングの支援を行う。

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