SEO 2021.09.10

インデックス削除とは?意図的に検索結果からページを消す方法とGoogleにインデックス削除される原因と対処方法を解説!

サイトを運営していると「インデックス削除」という言葉を耳にすることはないでしょうか。インデックス削除は、検索結果のデータベースそのものへの変更ですから、SEOにも大きな影響が発生します。そして、インデックス削除には、「意図的に検索結果からページを削除する場合」と「Googleによってインデックス削除される場合」があります。

この記事では、「Googleからインデックス削除された場合の原因と対処法」「自らインデックス削除する場合の方法」について詳しく解説していきたいと思います。

インデックス削除とは、検索結果からサイト情報を消すこと、あるいは消されること

そもそもインデックス削除とは何を指すのでしょうか。

インデックスとは検索エンジンが収集(クロール)している、インターネット上のサイトやページ情報をデータベースに登録することを指します(インデックスはURL単位で行われる)。そもそも「インデックス(index)」とは索引などを意味する英語ですが、データベースに登録されることや、検索用の索引データのことをIT用語で「インデックス」といいます。

これらのインデックスされたページ情報が検索エンジンのデータベースから削除されることを「インデックス削除」と呼びます。

インデックス削除には、「Googleによるペナルティで削除される場合」と「サイト運営者によって意図的に削除する場合」の2パターンが存在します。

Googleによるペナルティで削除される場合

Googleウェブマスターガイドラインに違反する行為によって、インデックス削除されるケースです。SEOスパムなどの行為をGoogleが検知することで、ペナルティが科せられます。詳しい原因や対策方法については後述します。

サイト運営者によって意図的に削除する場合

インデックス削除は、自らの意思で削除することもできます。サーチコンソールで削除申請したり、サーバーからファイル削除することで意図的にインデックス削除できます。

意図的なインデックス削除方法については、後ほど説明いたします。

ペナルティによってインデックス削除されるケース

それでは、ペナルティによってインデックス削除される原因と、ペナルティを受けた場合の対処方法について見ていきましょう。

Googleのウェブマスターガイドラインに違反すると、「手動による対策」というペナルティを受けるケースがあります。

この「手動によるペナルティ」の主な原因としては、SEOスパムなど不正な行為によるものです。

ペナルティでインデックス削除される原因

検索エンジンによるペナルティとして、インデックス削除される原因は以下のような例があります。

  • 該当ページに低品質コンテンツが含まれている
  • 該当ページへ向けた不自然なリンクが存在する

低品質コンテンツとは例えば以下のようなものがあげられます(Googleガイドラインより一部抜粋)

・自動生成されたコンテンツ
・オリジナルコンテンツが存在しない
・クローキング(クローラーのみの表示を行う)
・隠しテキスト・隠しリンク

参考:ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン) | Google 検索セントラル  |  Google Developers
https://developers.google.com/search/docs/advanced/guidelines/webmaster-guidelines?hl=ja

また、不自然なリンクとは、検索順位の操作を目的とした、作為的なリンクのことです。Googleによるコンテンツでは以下のように説明されています。

・評価を転送するために売買されたリンク
・過剰なリンク交換や、リンク交換のためのページ
・自動化されたコンテンツから自サイトへのリンク

参考:リンク プログラム  |  検索セントラル  |  Google Developers
https://developers.google.com/search/docs/advanced/guidelines/link-schemes?hl=ja

これらの不正対策とみなされた場合、該当ページがインデックスから削除されてしまうケースがあります。

インデックス削除から復活させる方法

ペナルティによりインデックス削除されてしまった場合、その原因となったコンテンツやリンクを排除し、Googleへ再審査リクエストを行えば、ペナルティを解除してもらうことができます。

<手順1:ペナルティ内容を確認しよう>

サーチコンソールの「セキュリティと手動による対策」メニュー内の「手動による対策」をクリックし、確認しましょう。ペナルティに該当する事象があれば、ここに問題内容が掲示されます。

Tips
手動による対策」とは、Google担当者が目視の上、手動でペナルティにあたる措置を行ったことを意味します。

<手順2:ペナルティ原因のコンテンツを排除しよう>

サイト内のコンテンツに問題がある場合は、そのコンテンツを削除するか、該当するページを消去しましょう。

サイトへのリンクが原因だと考えられるとき、そのリンクが消せない場合やリンク元に削除対応してもらえない場合は、リンクの否認ツールを利用します。

Search Console – リンクの否認ツール
https://search.google.com/search-console/disavow-links

手順

  1. 否認したい自サイトのプロパティを選択する。(サーチコンソールを「ドメインプロパティ」で設定している場合は使用できません)
  2. 否認したいリンクの設置されたURLかドメインをテキストファイルにまとめる
  3. 否認リストをアップロードする

②の否認したいリンクのリストファイルの書き方については、以下ページの「手順 1: 否認するリンクのリストを作成する」の記述例をご参照ください。

https://support.google.com/webmasters/answer/2648487(Search Consoleヘルプ -サイトへのリンクを否認する方法 )

<手順3:再審査リクエストを実行しよう>

対策が完了したら、「手動による対策」ページから再審査リクエストを実行します。

リクエスト送信後はGoogleによる再審査を待つことになります。これには数週間の期間を要するようです。

しかし、再審査リクエストすれば必ず解除されるわけではありません。再審査において問題がある場合、Googleからメッセージが届くことがあるので通知を見逃さないように注意しましょう。

インデックス削除する方法

SEOを行っていると、検索エンジンにインデックス済みのサイト・ページ情報を消したい、と思うことがあります。

例えば、SEOに不利益な情報が検索エンジンに保存されてしまった場合や、一般に公開したくないURLがインデックスされたとき、などです。特にこの不要な情報が掲載されることが自社の業績に影響するものであれば、その対処は緊急を要します。

検索結果に表示されないようにするためには、検索エンジンのインデックスから削除する必要があります。

インデックス削除は主に以下に挙げる方法で行います。代表的な4つの方法を紹介しています。

サーチコンソールでインデックス削除をリクエストする

最も簡単な方法は、Googleサーチコンソールで「インデックス削除リクエスト」を行うことです。しかしこれは一時的な削除です。申請を行ったURLについて、検索結果に表示されないよう6ヶ月にわたりブロックしてくれますが、その期間を経過すると再び表示される可能性があります。

今後完全に表示させないようにしたいのであれば、並行して後述する方法のいずれか、または全てを行いましょう。

手順

  1. Googleサーチコンソールのメニュー「インデックス」から「削除」を選ぶ。
  2. 「新しいリクエスト」をクリック
  3. 目的に応じて「この URL のみを削除」「このプレフィックスで始まる URL をすべて削除」を選ぶ
  4. 削除したいURLを入力する。

該当ページのコンテンツのみを削除したい場合は「この URL のみを削除」を選びましょう。

「このプレフィックスで始まるURLをすべて削除」を選んだ場合、削除したくなかったURLまで削除してしまう恐れがあります。「このプレフィックスで始まるURLをすべて削除」を使う場合の注意点については、後述しますので、利用する際はそちらを一読してから十分に注意して行いましょう。

ページを完全に削除する

検索エンジンは、インターネット上に存在しないページをインデックスから削除しようとします。そのため、インデックスから削除したいページを、サイト上から削除しましょう。

手順

対応方法はご自身のサイトによります。CMSを利用している場合は、元々の記事データが残っているとリダイレクトされてしまう可能性もあります。
実際に当該URLにアクセスし、完全に削除されているか、確認しましょう。

Tips
CMSとは 「コンテンツ・マネジメント・システム」の略で、WordpressやMovableTypeなど、サイト構築を支援するシステムやプログラムのことです。

noindexタグを使用する

サイト上には残したいけど、検索結果ページには出したくない場合、該当ページのHTMLデータ内に、METAタグの一つである「noindexタグ」を設置しましょう。<head>~</head>内に記述するのが基本です。

noindexタグとは、検索エンジンのクローラーに対して、インデックスへの登録拒否を表明するものです。

検索エンジンが該当ページを読み込んでも、noindexタグを設置しておけば、インデックス化を回避できます。ただし、クローラーの来訪タイミングは操作できないため、即効性は低いと考えるべきです。

また、noindexタグでの指示は、検索エンジンが確実に従うわけではないことも念頭に置いておきましょう。

手順

HTMLの<head>部分に以下のソースコードを記述しましょう。CMSを利用している場合は該当ページのみに表示されているか、確認が必要です。

noindexタグの書き方

<meta name="robots" content="noindex,noarchive">

ページにパスワードをかけてクローラーをブロックする

ページにパスワードを設けることでクローラーをブロックし、結果的にインデックスからの削除を期待することができます。こちらも、インデックスが削除されるタイミングは意図的に操作できないため、即効性は低いです。サーチコンソールのインデックス削除リクエストと合わせて実施することを推奨します。

手順

CMSを使っている場合はページ単位で簡単にパスワードがかけられるものがあります。CMSの機能を活用して該当ページのパスワード設定を行いましょう。

スクラッチで開発している場合は、該当ページにパスワード認証をかけるように設計しましょう。

インデックス削除する際の注意点

最後に、インデックス削除する際の注意点をお伝えします。インデックス削除による影響は非常に大きいものです。誤ってマイナスの影響が出ないよう以下の点に注意しましょう。

サーチコンソールでのインデックス削除の注意点

前述のサーチコンソールでの「インデックス削除」リクエストでは、削除対象を以下の2パターンから選ぶことができます。

・このURLのみを削除
・このプレフィックスで始まるURLをすべて削除

それぞれの削除方法について違いを把握し、ご自身の目的に沿うものを選びましょう。

このURLのみを削除

この選択肢の場合、インデックス削除リクエストを行ったURLのみが、削除されます。例えば以下のようなURLがある場合、①のURLを削除申請しても、②③のURLには影響しません。

  1. https://example.com/dir1/
  2. https://example.com/dir1/page1.html
  3. https://example.com/dir1/page2.html

このプレフィックスで始まるURLをすべて削除

この選択では、前方一致で該当するURLのすべてを削除することになります。プレフィックスとは「接頭辞」「前方固定」などの意味を表します。

上記の例では、①のURLを削除すると、②③のURLも削除されてしまいます。

この方法では「ディレクトリまるごと」削除することができますが、誤って使用すると削除してはいけないページまで削除されてしまうので、SEOとしての大損害は免れません。使用する場合は十分に注意しましょう。

インデックス削除後に再表示させたくない

サーチコンソールでのインデックス削除リクエストは、一時的なURLのブロックであることに注意しましょう。「検索エンジンにはデータが残っているかもしれない」と頭に置いておくべきです。

インデックス削除をしたいURL(またはページ)を完全に削除し、今後表示させたくない場合は、インデックス削除リクエストに加えて、ページの削除やnoindexタグの設置など、複合的な対策が必要です。

URLの統一

本来一つであるはずのページが複数URLにわたってインデックスされてしまった場合は、インデックス削除ではなく、canonicalタグの設置が必要です。

例えば、トラッキングタグやページの表示に関する引数、ECサイトでは商品の色違いを表す引数などもこれに該当します。

※canonicalの詳細や設定方法は、下記ページをご参照ください。

canonicalタグを使用した方がよい例

トラッキングタグexample.com/
example.com/?from=siteA
リストページの並び替えexample.com/list/
example.com/list/?order=new
example.com/list/ranking/
同一商品の表示example.com/category_A/item1
example.com/ category_B/item1
example.com/tag_C/item1

これら正規化すべき案件に対してインデックス削除をしてしまうと、本来得られるはずだった検索エンジンからの流入を取り逃がしてしまうことになり、SEOにおいて不利益となります。

まとめ

いかがだったでしょうか。インデックス削除は、Googleペナルティによるケースと自身で削除するケースの2通りがあることが本記事でご理解いただけてたと思います。

Googleからペナルティを受けインデックス削除された場合は、ペナルティ箇所を直ちに修正し、修正後は解除申請が必要となります。また、自身でインデックスを削除する場合は、間違った箇所を削除しないよう最新の注意を払って実施しましょう。

検索エンジンの評価が上がらずインデックス削除を検討しているときや、悪質な被リンクによりペナルティを受けてしまった場合は、しっかりと調査・検証を行い、正しい対策ができるようにしましょう。

インデックス削除について対策が不安な場合は、弊社でも専門スタッフが状況を確認し、アドバイスすることも可能です。

ぜひお気軽にご相談くださいませ。

ヒトノテロゴ

執筆者:山本卓真

株式会社ヒトノテのSEOコンサルタント。中小企業から大企業まで様々な規模、業種のサイトのSEOに携わる。WEBマーケティングの広い知見と経験をもとにクライアントと伴走することが得意です。

ヒトノテ坪昌史

監修者:坪昌史

株式会社ヒトノテの代表取締役CEO。 エンジニアとしてキャリアスタートし、サイバーエージェントのSEO分析研究機関を経て、リクルートの横断マーケティング組織のマネージャー&全社SEO技術責任者を務める。その後、独立しSEOを中心としたクライアントの課題解決を行う。2017年、株式会社ヒトノテを創業し、様々な企業のウェブマーケティングの支援を行う。

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