記事タイトルの文字数は40字前後が理想的?タイトルをつけるポイントを紹介!

記事やコンテンツを作成する上で、非常に重要な要素である「タイトル」。記事タイトルは、付け方次第でさまざまな影響を及ぼします。
この記事では、なぜタイトルが重要なのか、タイトルに好ましい文字数、そして良いタイトルを作成する際のポイントを詳しく解説します。
タイトルの付け方や文字数でお悩みの方は、ぜひ参考にして下さい。
この記事の目次
記事タイトルが重要な理由
まずは、何故記事のタイトルが重要なのかを解説します。
理由として以下のような点が挙げられます。
- アクセス数に影響する
- SEOに影響する
- 記事の良さを知ってもらえない
それでは、1つずつ解説していきます。
1. アクセス数に影響する
検索を行った人は記事のタイトルでクリックするかどうかを決めているといっても過言ではありません。そのため、タイトルはアクセス数に大きな影響を与えます。
2. SEOに影響する
SEOを意識したコンテンツの作成を行う場合、重要視するポイントは「Googleのクローラーが認識しやすい設計」です。認識してもらいやすい記事であるかどうかが、SEOにの評価に影響します。
「Google検索セントラル」の上級者向けSEOに関する情報ページには、以下のような記載があります。
“タイトルは、検索結果のコンテンツをユーザーが一目でわかるように表示し、クエリとの関連性が高い理由をはっきりと伝えるうえで不可欠です。どのサイトをクリックするかはタイトルで決定することが多いため、ウェブページには質の高いタイトルを付けることが重要です。
検索結果に効果的なタイトルとスニペットを作成する | 検索セントラル | Google Developers
このことからも、Googleが質の高いタイトルを意識しているということがわかります。わかりやすく認識してもらいやすい、ユーザーフレンドリーな記事のタイトルを作ることは、検索エンジンからの評価にも影響を与え、SEOに関わるのです。
記事タイトルに好ましい文字数は「40文字前後」
では、実際にタイトルをつける際、どれくらいの長さで考えたら良いのでしょうか。
現在、記事タイトルに好ましい文字数は「40文字前後」といわれています。以前は、全角32文字が推奨されていました。PCでGoogle検索を行った際に表示されるタイトル文字数の上限が全角32文字だったからです。
しかし現在は、スマートフォン(スマホ)の普及率の上昇に伴い、検索結果のタイトルが40文字まで表示されるようになりました。そのため、従来の全角32文字から変更して「40文字前後」が適切な文字数となっています。
もちろん、文字数に余裕が生まれたからといって長過ぎるタイトルは禁物です。以下では、作成の際に気をつけるべき7つのポイントをご紹介します。
記事タイトルをつける時の7つのポイント
実際に記事タイトルをつける際のポイントは以下の7つです。
- ユーザー視点で考える
- SEOを考慮する
- 短くなりすぎないようにする
- 同じ言葉を繰り返さない
- 競合記事とは異なる表現を使用する
- 回りくどい言い方にしない
- 引き付けるワードを入れる
それでは、1つずつ解説していきます。
1. ユーザー視点で考える
実際に検索して、記事を読む人の視点から考える事は、とても大切なポイントです。先程、スマートフォン(スマホ)で表示されるタイトル文字数と、従来の32文字に縛られる必要はないということをお伝えしました。
しかし、PCで表示される文字数は32文字と変わっていません。PC・スマートフォンどちらの表示も考えたときに、32文字以内に収めることができるのであれば、無理に文字数を40文字まで増やす必要はないでしょう。
ユーザーの興味を引くようなキャッチ―なタイトルで、かつ記事の概要が伝わるようなタイトルを設定しましょう。
2. SEO対策をする
先に触れましたが、記事タイトルは検索エンジンからの評価にも関係します。そのため、しっかりSEO対策に必要な要素を反映させましょう。
そのためには、対策キーワードを適切にタイトルに盛り込む必要があります。また、対策キーワードは文頭に入れると効果的です。違和感の無い範囲でタイトルの文頭に入れましょう。
3. 短くなりすぎないようにする
好ましい文字数は何度かお伝えしていますが、逆にタイトルを簡潔にしすぎたり、短くしすぎたりした場合も、クリック率は上がりません。タイトルが短い場合、以下のような懸念が生じてしまいます。
- 興味を惹くタイトルになっていない
- 記事の内容を的確に表現できていない
短いタイトルでインパクトを重視すると、タイトルとして不十分となり、検索エンジンからの評価が下がってしまいます。これは訪問者の離脱率を上げるともに、コンテンツへの評価も下がるため注意が必要です。タイトルは短くなりすぎず、適切な文字数での設定を心がけましょう。
4. 同じ言葉を繰り返さない
タイトル内で同じ言葉を繰り返さないようにしましょう。言葉が重複している場合、
- 異なる表現を用いる
- 言葉を1つにまとめる
といった対策をすることで、簡潔かつ理解されやすいタイトルに変更できます。
5. 競合記事とは異なる表現を使用する
競合記事のタイトルとは異なる表現を使用しましょう。同じようなタイトルでは、ユーザーは上位の記事から確認してしまいます。
また、「同じようなタイトルだから内容も上位記事と同じだろう」と思われてしまった場合、クリックすらされないかもしれません。上位記事のタイトルを参考にした上で、自社のコンテンツならではの特徴もプラスできると理想的です。
6. 回りくどい言い方にしない
記事やコンテンツの内容をわかりやすく表したタイトルが、良いタイトルといえます。そのため、回りくどい表現方法は避けるべきです。
- 「の」の連続
- 同義語や類義語の連続
- 省略しても問題ない単語
これらの使用を避けることで、簡潔でわかりやすいタイトルを設定できるでしょう。
7. 引き付けるワードを入れる
ユーザーを引き付けるワードをタイトルに盛り込むことも、重要なポイントです。上位表示を狙っているキーワードを検索するユーザーの思考を考えてみましょう。
- 何を求めているのか
- どのようなキーワードに反応するか
- ユーザーの好みそうなキーワードは何か
上記のような内容を考え、以下のような要素をタイトルに盛り込むことをおすすめします。
- 具体的な数字
- 擬声語
- 驚き
- 不安感
- 安心感
- お得感
- 便利さ
- 専門性
- 希少性
- 恐怖感
いくつか候補を作成し、ABテストを行うのも良いでしょう。
まとめ
この記事では、コンテンツ制作におけるタイトルの位置づけや理想の文字数、作成のポイントを解説しました。
記事タイトルは、ユーザーにクリックしてもらうための、言わば「記事(コンテンツ)の顔」とも言うべき要素です。ユーザーにも検索エンジンにも評価されるよう、意識して記事タイトルの作成を行いましょう。

執筆者:矢田茉里衣
株式会社ヒトノテのコンテンツディレクター。クライアントの要望に柔軟に対応できるよう、ヒアリングに重きを置いています。

監修者:坪昌史
株式会社ヒトノテの代表取締役CEO。 エンジニアとしてキャリアスタートし、サイバーエージェントのSEO分析研究機関を経て、リクルートの横断マーケティング組織のマネージャー&全社SEO技術責任者を務める。その後、独立しSEOを中心としたクライアントの課題解決を行う。2017年、株式会社ヒトノテを創業し、様々な企業のウェブマーケティングの支援を行う。
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