SEO 公開日: 2021.04.27 更新日: 2022.07.21

SEOにおいて重要なアンカーテキストとは?実装時に抑えるべきポイントを解説

アンカーテキストは、インターネットに触れる我々にとって非常に見慣れてありふれたものとなっていますが、SEOにおいて非常に重要な要素であるため正しい知識を身につけて実装する必要があります。

この記事では、アンカーテキストとは何かというところから、SEO上どんな効果があるのか、実装面でどういうことに気をつけるべきかなど、アンカーテキストの基礎を初心者にも分かりやすく解説します。SEO担当者やWEB制作者にとって必読の内容です。

アンカーテキストとは?

アンカーテキストとは、WEBページの「リンク文字(リンクテキスト)」のことです。厳密には、リンクタグ(aタグ、アンカータグ)をマークアップされたテキストのことを指します。

上記はヒトノテの「被リンクとは?SEOにおける重要性について」という記事の冒頭部分にあるアンカーテキストです。

(アンカーテキスト)ウェブサイトに貼られた被リンクを重要視している
(リンク先)https://www.google.com/intl/ja/about/philosophy.html

上記の通り、あるページから別のページへのリンクを設置する際アンカーテキストを使用することで、ユーザーにリンク先にあるページの内容を認識してもらい、誘導する役割を持ちます。

HTMLでは以下のような構成となります。

(HTML)
<a href=”https://hitonote.jp/”>株式会社ヒトノテ</a>
     ターゲットURL  アンカーテキスト

上記のように、aタグ(アンカータグ)に囲まれた部分がアンカーテキストとしてWEBページに表示されます。

そもそも、リンク(ハイパーリンク)というのは、WEBサイトを構成するHTMLの重要な要素の1つです。ページを結ぶことで情報をつなぐという意味では、インターネットの根幹であるともいえるでしょう。

そのリンクが設定されるテキスト(アンカーテキスト)も同様に、SEOにおいては大きな意味を持ちます。

SEO上での役割とは?

アンカーテキストは、クローラーにサイト情報が適切に伝えることができたり、クローラーが巡回しやすくなったりとSEOにおいて重要な役割を果たします。具体的に見ていきましょう。

サイト情報が適切に伝わる

アンカーテキストは、リンク先にどんな情報があるのかを表しています。アンカーテキストの中にリンク先に関するキーワードを盛り込むことで、検索エンジンにリンク先の情報を適切に伝えることができるのです。

また、画像リンク(アンカーテキストの代わりに画像に設定したリンク)の場合は、画像のALT属性にリンク先の情報を記述しておけば、検索エンジンはアンカーテキストに近い役割として認識するようになります。

リンク先ページで狙っているキーワード対策を強化できる

SEOの観点ではアンカーテキストに含まれるキーワードが重要です。

検索エンジンでは、サイトを評価するためにクローラーというプログラムがウェブサイトのリンク(<a>タグ)をたどって巡回します。

アンカーテキストとリンク先は、キーワードを含めた内容が一致しているとスムーズに読み取りやすいサイトだと評価してもらえるでしょう。

さらに、リンク先も知りたい情報が載っていればキーワードに関連する重要な記事として、検索順位が上がりやすくなります。

しかし、アンカーテキストとリンク先の内容が一致していない場合、評価は下がってしまうので注意しましょう。

アンカーテキストを実装するうえでのポイント

前章の通り、アンカーテキストはSEOの効果を左右するような重要な役割を持っています。では、実装する際にはどんなことに注意するべきなのでしょうか?基本となる4つのポイントを解説いたします。

➀読者がリンク先のページを予想しやすい内容にする【最重要】

最も重要なのは、読者がアンカーテキストだけでリンク先のページを予想できる内容にすることです。

読者は知りたい情報を得るためにサイトの記事を読みます。

読者が情報をわかりやすく探せるサイトほど検索エンジンの評価も上がるので、結果的にSEOにも有効です。

しかし、もしリンク先に来たのに知りたい情報がなかったとしたら、読者の離脱やSEOにも悪影響を及ぼします。

例えば、渋谷に旅行へ行くので渋谷に関する記事を読んでいる時に「東京のホテル15選」というアンカーテキストをクリックして、東京の渋谷のホテルの情報がひとつもなかったらガッカリしますよね。

つまり、検索ユーザーにとってわかりやすくなければ、アンカーテキストを記述する意味がないです。

以上のことから、アンカーテキストは、リンク先にどんな情報があるのか読者が予想できる内容にしましょう。

②キーワードを含める

アンカーテキストには、リンク先のページで対策を行いたいキーワードを含めるようにしましょう。

例えば、リンク先のコンテンツ内容が「SEO内部対策」に関連する記事であれば、それをアンカーテキストに含めることで検索エンジンに対象ページの主題(テーマ)を伝えることができ、正しい評価を得やすくなります。

ただし、先ほども触れたように、多くのキーワードで評価を得たいからといって大量キーワードを詰め込んだり、連用したりする行為は評価に悪影響を及ぼすため避けるようにしましょう。

③短く簡潔にする

アンカーテキストは簡潔に、短くまとめられるようにしましょう。

欲張って多種多様なキーワードを埋め込んでしまうと対策したいメインキーワードが不明瞭となり、検索エンジンの理解を妨げてしまうどころか「ブラックハットSEO」と認識される恐れもあります。

アンカーテキストは、リンク先のコンテンツをシンプルかつ十分に説明できる内容であるべきなので、短ければ短いほど良いという訳でもありません。冗長な表現は避け、数文字〜10数文字程度でまとめあげるのがよいでしょう。

また、WEBコンテンツである以上ユーザーにとっての利便性を忘れてはいけません。ユーザーが見たときに最も分かりやすいこと、クリックをしたくなる内容であることはSEO以前に必要不可欠な要素です。

SEOペナルティに関する記事はこちらを参考にしてください
ペナルティ対象になるSEOとは?被リンク操作などの悪例をご紹介

④文章中にアンカーテキストを設置する

検索エンジンはアンカーテキストのキーワードだけではなく、その前後の文脈やキーワードからも、リンク先との関連性を知ろうとします。そのため、文章コンテンツ内にアンカーテキストを設置するのも有効な手段です。

⑤読者が押したくなる内容にする

アンカーテキストはリンク先の内容を予想できるようにするのも重要なのですが、クリックをしてもらえるようなテキストも必要です。

リンクをクリックしてもらうことで、サイト内の回遊率やサイトの滞在時間が増加します。

それらの増加は、サイトのSEO強化にもつながるので、クリックしてもらえる魅力あるアンカーテキストにしましょう。

例えば、下記のアンカーテキストはどちらがクリックされやすいでしょうか。

  1. 「アンカーテキスト 使い方」
  2. 「SEOを強化!アンカーテキストの使い方」

2.をクリックしたくなりませんか。

話し言葉や「!」「?」などの記号を使うことも、読者の目を引くのに有効です。

普段、何気なく目にするサイトにも魅力的なアンカーテキストが設置されているはずですので、ぜひ意識してみてください。

⑥画像リンクにはalt属性に記述

画像リンクのアンカーテキストは、alt属性に記述する必要があります。

alt属性とは、画像の代替テキストと呼ばれ、画像に検索エンジンのクローラーや読者にテキストで情報を伝える役割がある属性です。

つまり、画像リンクのalt属性は、リンク先の内容と画像の説明の両方ができる文章でなければいけません。

検索エンジンのクローラーはalt属性を読み取って画像を認識するので、alt属性もSEOの評価対象になります。

また、alt属性はサイトが表示される際に画像が読み込まれなかった場合に、テキストを表示してくれるので必ず記述しましょう。

では、alt属性の記述方法を解説します。

alt属性を記述する場合は、HTMLに下記を記述しましょう。

【alt属性の記述例】
<a href=”リンク先”><img src=”〇〇.jpg” alt=”代替テキスト”></a>

また、alt属性をWordPressで記述する場合は、altタグではなくテキストを入力するだけで自動的にalt属性を付加できます。

画像メディアを追加する際に「代替テキスト」の設定欄が表示されますので、忘れずに入力しましょう。

WordPressの代替テキストは画像付きで詳しく解説していますので、(別記事誘導 「alt属性とは?正しい使い方を理解しよう」)を参考にしてください。

⑦動画リンクにはhtmlで説明テキストを入れる

動画リンクにアンカーテキストを設置したい場合は、HTMLに説明テキストを記述する必要があります。

説明テキストを記述しておくと、動画が表示されない場合に動画ファイル自体のダウンロードリンクのような代替テキストが表示されます。

<video>タグなどに説明テキストを入力すると「サイトのアクセシビリティが向上する」とGoogleも言及していますので、必ず記述しましょう。

出典元:Google検索セントラル 上級者向けSEO「Hidden text and links」https://developers.google.com/search/docs/advanced/guidelines/hidden-text-links?hl=ja&ref_topic=6001971&visit_id=637424800310785448-2288676768&rd=1

設置する上での注意点

アンカーテキストを設置する上で注意すべき、「隠しリンク」と「低品質ページ」について紹介します。

➀隠しリンクにしない

アンカーテキストを設置する際は、隠しリンクにならないように注意しましょう。

隠しリンクとは、サイトページに読者からは見えないように設置されたリンクのことです。

【隠しリンクの例】

  • 表示画面外にアンカーテキストを配置する
  • アンカーテキストを背景と同色にする
  • フォントサイズを0にする
  • 小さな記号などにリンクを貼る
  • アンカーテキストの上に画像を置く

隠しリンクが設置されるのは、クローラーに隠しリンクを読み取ってもらい検索結果を意図的に操作するなどが目的です。

隠しリンクは現在スパム行為とみなされ、Googleガイドラインに違反するページとしてペナルティを受けることがあります。

Googleからペナルティを受けると検索結果に表示されなくなるので注意しましょう。

出典元:Google検索セントラル 上級者向けSEO「Hidden text and links」https://developers.google.com/search/docs/advanced/guidelines/hidden-text-links?hl=ja&ref_topic=6001971&visit_id=637424800310785448-2288676768&rd=1

また、故意でなくとも知らないうちに隠しリンクになっていることもあります。

隠しリンクを避けるために、ページ内のリンクをチェックしてみましょう。

【Googleの拡張機能でチェックする】

GoogleChromeにChromeウェブストアから拡張機能「リンクゲッター」を追加すると、右上のアイコンからページのリンク一覧が取得できます。

【TABキーで順番にリンクを移動する】

ページ上でTABキーを押すとリンクが貼られている箇所が順に選択されます。

【全選択で不自然に選択される箇所がないかチェックする】

ページ上で下記のショートカットキーを押すと、テキスト・画像・リンクなどすべてが選択状態になります。

macCommand + A
WindowsCtrl + A

【HTML/cssのソースから調べる】

HTML:GoogleChromeでページを開き、右クリックメニュー「ページのソースを表示」でHTMLを表示して、Command+F または Ctrl+Fを使い[a href]を検索します。[a href]がリンクを設定するタグです。

css:GoogleChromeでページを開き、右クリックメニュー「検証」をクリックすると、画面右側にデベロッパーツールが起動します。HTMLとcssが表示されるので、cssに「position」「text-indent」「z-index」など不自然な記述がないかチェックしましょう。

➁外部の低品質サイトからのリンクにも注意する

続いて、外部サイトのリンクを貼る、もしくは貼られる場合にも注意が必要です。

リンク先のページ品質が低いと、検索エンジンからの自サイトの評価が落ちる可能性があります。

例えば、信頼できないページや自サイトに関係ないページが表示されると、検索ユーザーにとって満足いくサイトとは言えません。

そうなると、検索エンジンからのサイト評価が落ちるので、低品質ページのリンクを貼るのはなるべく避けた方がいいです。

仮に、低品質のページのリンクを使う場合は「nofollow属性」を付与しましょう。

nofollow属性とは、検索エンジンにリンク先をクロールしないように指示するための属性です。

【nofollow属性を指定する方法】

HTMLのリンクタグに[rel=”nofollow”]を記述します。

<a href=”http://〜〜〜〜.com” rel=”nofollow”>このリンク先はクロールしないでください</a>

また、自サイトのリンクが外部サイトに貼られることもあるかもしれません。

Googleサーチコンソールでリンクが貼られているページをチェックできますので、不自然なリンク先がないかチェックしてみましょう。

Googleサーチコンソールの画面左側の「リンク」をクリックして、「上位のリンク元」サイトから確認してください。

もし怪しいリンクがあれば、下記からリンク一覧をテキストファイルでダウンロードして、Google Search Console(https://search.google.com/search-console/disavow-links)でサイトへのリンクを否認できます。

ただ、サイトへのリンクを否認すると、検索エンジンの評価が下がるなどのリスクが生じます。

サイト管理者に削除依頼をしても、リンクが削除されないときなどに利用するといいと思います。

アンカーテキストを設置する際は、隠しリンクと低品質のページに注意しましょう。

まとめ

アンカーテキストは、WEBページのもっとも基礎的な構成要素ですが、その分SEOには様々な側面において大きな影響を及ぼします。

言い換えれば、アンカーテキストの使い方ひとつを最適化することで、WEBサイト全体のSEO効果を向上することができるでしょう。

アンカーテキストの意味や役割、使い方をマスターして、SEO改善にお役立てください!

ヒトノテロゴ

執筆者:山本卓真

株式会社ヒトノテのSEOコンサルタント。中小企業から大企業まで様々な規模、業種のサイトのSEOに携わる。WEBマーケティングの広い知見と経験をもとにクライアントと伴走することが得意です。

ヒトノテ坪昌史

監修者:坪昌史

株式会社ヒトノテの代表取締役CEO。 エンジニアとしてキャリアスタートし、サイバーエージェントのSEO分析研究機関を経て、リクルートの横断マーケティング組織のマネージャー&全社SEO技術責任者を務める。その後、独立しSEOを中心としたクライアントの課題解決を行う。2017年、株式会社ヒトノテを創業し、様々な企業のウェブマーケティングの支援を行う。

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