コンテンツマーケティング 公開日: 2020.11.26 更新日: 2022.04.20

コンテンツマーケティングとは?基礎から応用まで徹底解説!

コンテンツマーケティングはWeb マーケティング手法の一つです。

SEOに比べるとコンテンツマーケティングはまだ認知度が低く、SEO とコンテンツマーケティングを同じものとして認識されている方も多いです。しかし、両者は似ているようで異なるものです。

この記事ではSEOとコンテンツマーケティングの違いから、コンテンツマーケティングの基礎、応用まで解説していきます。

コンテンツマーケティングとは?

コンテンツマーケティングとは、ユーザーに対してメリットがあり信頼性のあるコンテンツを継続的に作成・公開することによって、見込み顧客となるターゲットユーザーに対してエンゲージメントをつくり出すマーケティング手法です。エンゲージメントとは、「愛着心」や「思い入れの強さ」などを意味します。

そのため、ユーザーと信頼関係を構築し、常連顧客化するまでがコンテンツマーケティングなのです。

コンテンツマーケティングとSEOの違い

コンテンツマーケティングとSEOは似ているようで異なります。

SEOは、

  • コンテンツ内の見出し構造を考える
  • 外部リンク(被リンク)を獲得する
  • サイト全体の構造を見直す

などの施策を行うことで、検索エンジンからの流入で集客を増やす施策を意味します。

一方、コンテンツマーケティングで行う施策の目的は、集客だけではなく、信頼性のあるコンテンツを継続的に作成・公開することにより、見込み顧客となるターゲットユーザーに対してエンゲージメントをつくることです。

コンテンツマーケティングを行う目的

コンテンツマーケティングとは一貫性があり価値あるコンテンツを戦略的に展開することで、集客から販売、リマーケティングまでを統合的に行うマーケティング手法です。明確な手順や手法が決まっているものではなく、むしろ概念的思考であると言えます。

ではコンテンツマーケティングとはどのような目的で用いられるのでしょうか。以下の見出しから解説いたします。

目的➀見込み客を獲得するため(=リードジェネレーション)

「見込み客」とは自社の商品やサービスの対象となるニーズを持っており、将来的に顧客になる可能性がある人のことを表します。

自社サービスと競合性の高い企業の情報やニュース、動画や写真などターゲットユーザーが興味を示しそうなコンテンツを掲載することで、潜在的なターゲットユーザー(見込み客)を集客可能です。価値ある記事であればSEOも評価されやすいとされ、またSNSシェアなども期待できます。

特にSNS(Twitter・Instagram・LINE・TikTok・Facebookなど)はシェアしたり、されたりすることでコンテンツへのアクセスが増え、認知度が上がる可能性があります。うまく拡散されれば、オーガニック検索以上に多くのユーザーを集客することもできるでしょう。

シェアされるためには、よりユーザーが共感し、他のユーザーにも伝えたいと思うような内容の記事にする必要があります。

目的➁見込み客を育成するため(=リードナーチャリング)

見込み客を獲得した後は、実際に商品を購買してくれる顧客になってもらうために育成が必要となってきます。

自社製品の特徴、他社製品との違い、関連業界の専門知識、口コミなどを掲載することで、見込み客に自社製品をよりよく理解してもらい購入意欲を高めます。

決して押し売りをするのではなく顧客の抱える問題に対し、解決策を提案することで納得をしてもらうことが重要です。詳しくは次の記事を参考にしてください。

リードナーチャリングとは?基礎から成功の秘訣までマスターしよう!

目的③PV数・セッション数・ユニークユーザー数(UU)を増やすため

コンテンツマーケティングを行う1つ目の目的として挙げられるのは、PV数・セッション数・ユニークユーザー数(UU)を増やすことです。

PV数・セッション数・ユニークユーザー数(UU)のそれぞれの意味は以下の通りです。

PV: ユーザーがページを閲覧した回数
(例:ユーザーが3つの記事を見ると、3とカウント)
セッション:サイトへの訪問数
(例:同じユーザーが2回訪問すると、2とカウント)
ユニークユーザー(UU):サイトへの訪問人数
(例:同じユーザーが2回訪問しても、1とカウント)

良質な記事を作成・公開していくことで、検索流入が増えるだけでなく、あなたのサイトやオウンドメディアに訪れたユーザーがリピーターとなり、安定したPV数・セッション数・ユニークユーザー数(UU)を維持できるようになります。

ユニークユーザー(UU)とは?PVやアクティブユーザーとの違いも解説!

目的④顧客のファン化

見込み客や既存顧客を自社や自社製品のファンにすることで定着を図ります。

その為にはオリジナリティあふれる品質の高いコンテンツが必要です。

ファン化のカギは「あらたな発見」「今後への期待」を提供し、業界の専門知識に根差した良質なコンテンツを提供することで「次が見たい」と思わせることがポイントです。

目的⑤企業・ブランド認知を高めるため(ブランディング)

コンテンツマーケティングを行う5つ目の目的として挙げられるのは、企業・ブランド認知を高めることです。

専門性の高いユニークなコンテンツを提供し、それが認知されることで、結果として自社のブランディングにも繋がります。

また、他社との差別化を考えるならただコンテンツを作るのではなく「自社ならではの特徴」や「特にユーザーに伝えたいこと」を明確にしましょう。

ブランド認知を高めるには、長い時間がかかりますが、ブランド認知が高まるとそのブランドの固有名詞で検索されるので、SEOに左右されにくくなります。

例えば、Googleでは定期的にアルゴリズムのアップデートがあり、そのアップデートによって、検索順位が大きく変動しますが、そういったことにも振り回されにくくなります。

ユーザーに価値ある情報を継続的に提供していくことで、徐々にリピーターが増え、ブランド認知を高めることに繋がります。

Googleのコアアルゴリズムアップデートに対する理解を深めて、検索順位を上げよう!

目的⑥ CV(コンバージョン)数を増やすため

コンテンツマーケティングを行う4つ目の目的として挙げられるのは、CV(コンバージョン)数を増やすことです。コンバージョンを増やすこともコンテンツマーケティングの施策の1つに含まれます。良質なコンテンツを作成・公開しているからといって、必ずしもコンバージョンが多くなるとは限りません。コンバージョンへの導線がしっかりと考えられていないと、コンバージョンには至りません。
また、

  • お問い合わせフォームがわかりづらい
  • お問い合わせフォームに入力項目が多すぎる
  • (Web広告を出稿している場合)宣伝文とランディングページの内容が合っていない

など、ユーザーファーストになっていない部分を改善することで、コンバージョンが増える可能性があります。これらも、コンテンツマーケティングの施策の1つです。

コンテンツマーケティングとSEOの違い

コンテンツマーケティングとSEOは似ているようで異なります。

SEOは、

  • コンテンツ内の見出し構造を考える
  • 外部リンク(被リンク)を獲得する
  • サイト全体の構造を見直す

などの施策を行うことで、検索エンジンからの流入で集客を増やす施策を意味します。

一方、コンテンツマーケティングで行う施策の目的は、先でも述べましたが、集客だけではなく、信頼性のあるコンテンツを継続的に作成・公開することにより、見込み顧客となるターゲットユーザーに対してエンゲージメントをつくることです。

コンテンツマーケティングの実践手順

コンテンツマーケティングを正しく理解して実践することで、あなたのWebサイトに訪れるユーザーに対して、本当に価値のある記事やサービス内容を伝えることができるだけでなく、商品やサービスの購入も増える可能性があります。

ここからは具体的にコンテンツマーケティングを実践するための手順を解説していきます。

手順1. コンテンツマーケティングを行う目的を明確にする

まずは、コンテンツマーケティングを行う目的を明確にしましょう。コンテンツマーケティングを行う目的は、サイトによってさまざまで、目的の数も1つとは限りません。

例えば、商品やサービスの購入を目的とする場合は、読者に対していくら有益な情報を提供してリピーターを増やしても、商品やサービス購入のためのコンバージョン導線がしっかりしていないと、コンバージョンには繋がりません。

このように、コンテンツマーケティングを行う目的を明確にし、その目的を達成するために必要な施策を逆算して考えていく必要があります。

手順2. ペルソナ(ターゲット)を設定する

コンテンツマーケティングを行う目的を明確にした後はペルソナ(ターゲット)を設定しましょう。サイト全体のペルソナはもちろんのこと、作成するコンテンツごとに細かくターゲット設定をすることが大切です。

ペルソナ設定が必要な理由は、ペルソナを細かく設定しておかないと、コンテンツを作成しても誰に向けて作成されたコンテンツなのかが曖昧となり、誰にも響かないコンテンツになってしまうためです。

ペルソナに設定するべき指標として、以下のようなものが挙げられます。

  • 年齢
  • 性別
  • 職業
  • 出身地
  • 生活パターン
  • 性格
  • 年収
  • 趣味・興味

ペルソナの設定は、具体的に一人の人物を想定して設定することで、よりリアリティが生まれます。そして、よりユーザーに響くコンテンツ作成が可能になります。

また、ペルソナの設定は定期的に見直しが必要です。時間が経てばユーザーの動向も変わってしまうからです。半年に1回程度は、本当に実態に沿ったペルソナになっているかチェックしましょう。

手順3. 伝える内容を決める

ペルソナを明確にした後は、そのペルソナに対して、どういった内容を伝えたいのかを決めましょう。また、内容を伝えた後に、どういう行動をして欲しいのかまで決めておくことで、コンバージョン数を増やすことにも繋がります。

ペルソナを決めていても、伝える内容がそのペルソナに沿った内容になっていなかったり、内容を伝えた後にして欲しい行動が決まっていなかったりと、コンバージョンにはなかなか繋がりません。

コンテンツマーケティングを行う目的と同様に、伝える内容も目的から逆算して考えることが重要です。

手順4. 伝える内容にニーズがあるか調査する

伝える内容が明確になった後は、その内容にニーズがあるかを調査しましょう。ニーズが全くないコンテンツを作成しても、誰にも見てもらえないコンテンツになってしまいます。ニーズがあるかどうかを確認する方法としては、伝えたい内容に関連するキーワードの月間検索ボリュームを調べることが有効です。

キーワードの月間検索ボリュームを調べることで、どの程度の人がそのキーワードに対して興味を持っているかが分かるので、おおよそのニーズを把握することができます。

月間検索ボリュームを調べるには、Googleキーワードプランナーなどのサービスを利用しましょう。

手順5. 伝える内容の優先順位を決める

伝える内容の優先順位を考えることも重要です。価値ある情報を提供していても、記事の終わりに伝えたい部分が記載してあると、そこに行き着くユーザー数も減ってしまいます。

基本的に、ユーザーは自分の知りたい情報を優先してコンテンツを読むので、本当に伝えたい内容を見出しの序盤で解説したり、より多くのユーザーに見てもらえる位置に記載したりするなどして工夫しましょう。

手順6. 伝える媒体を決める

伝えたいコンテンツ内容が決まったら、最終段階としてどの媒体で情報発信をしていくのかを考えましょう。

例えば、コンテンツによっては、動画で発信した方が良い場合もありますし、ブログコンテンツやメルマガとして発信した方が良いなど、さまざまです。伝える媒体のメリット・デメリットを把握し、コンテンツ内容に合った最適な媒体で発信しましょう。

媒体の一例を以下に挙げますので、参考にしてみてください。

  • ブログ
  • メルマガ
  • SNS
  • YouTube
  • 電子書籍
  • 紙媒体の書籍
  • LP(ランディングページ)

コンテンツマーケティングの効果を確認する方法

作成したコンテンツは、公開した後に放置してしまってはコンテンツマーケティングの効果を最大限に発揮させることができません。公開後は分析を行い、改善を繰り返していく必要があります。

コンバージョンに至った場合は、ユーザーがサイト内でどのような動きをしてコンバージョンに至ったのかを把握することが重要です。また、作成したコンテンツがきちんと読んでもらえているのか、平均滞在時間や直帰率も確認しながら改善を繰り返していきます。

それでは、確認するべき指標ごとに、解説していきます。

セッション数・PV数

PVとセッションの意味は、先でも以下の通り述べましたが、

  • PV: ユーザーがページを閲覧した回数
    (例:ユーザーが3つの記事を見ると、3とカウント)
  • セッション:サイトへの訪問数
    (例:同じユーザーが2回訪問すると、2とカウント)

PVとセッション数は、サイト内のコンテンツをどれくらい読んだのかという、コンテンツマーケティングの効果測定のベースになる指標です。

確認するには、Googleが無料で提供しているツール「Googleアナリティクス」を使用すると良いでしょう。

シェア数

SNSのシェア数は、拡散力が高いほど増加していき、サイト内に訪れるユーザーの人数も多くなります。確認方法としては、Googleアナリティクスのカスタマイズ設定や、サイトがWordPressで構築されている場合は、プラグインを使用することで確認できます。

CV率・CV数

「お問い合わせ」や「商品購入」など、コンバージョンの定義はサイトによってさまざまですが、コンバージョンの指標を示すのがCV率とCV数です。

PV数が多いにも関わらず、CV数(CV率)が低い場合は、読んだだけで満足して離脱してしまっているか、コンバージョンするまでに何かしらのハードルがあり離脱してしまっていることが考えられます。これらもGoogleアナリティクスを使って計測する事ができます。

まとめ

コンテンツマーケティングは、訪れたユーザーに、価値のある情報を発信し続けなくてはいけないので、非常に地道で根気のいる施策です。

たった1つのコンテンツを作成するのにも、この記事でお伝えしたように調査や分析が必要なので、ユーザーに届けるまでには非常に多くの工数がかかります。

そのため、ご自身でコンテンツマーケティングを行う事が難しいという場合も多いと思います。そういった場合は、コンテンツマーケティング支援をしている企業に依頼するのがオススメです。

弊社でも常時無料相談を受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

ヒトノテ坪昌史

監修者:坪昌史

株式会社ヒトノテの代表取締役CEO。 エンジニアとしてキャリアスタートし、サイバーエージェントのSEO分析研究機関を経て、リクルートの横断マーケティング組織のマネージャー&全社SEO技術責任者を務める。その後、独立しSEOを中心としたクライアントの課題解決を行う。2017年、株式会社ヒトノテを創業し、様々な企業のウェブマーケティングの支援を行う。

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