オリジナルコンテンツのSEO効果は?作成時のポイントも解説!

WEBマーケティングでSEOを学んでいると、オリジナルコンテンツが重要だと聞きますが、なぜSEOにオリジナルコンテンツが効果的なのかわからない方も多いでしょう。
そこで今回の記事では、オリジナルコンテンツのSEO効果や作成時のポイントを解説します。
この記事を読み終えた頃には、オリジナルコンテンツに詳しくなり、作成できるようになっているでしょう。
この記事の目次
オリジナルコンテンツとは
オリジナルコンテンツとは、他のサイトには見られない独自性の高いコンテンツのことです。具体的には、体験談や経験談、事例記事、インタビュー記事などの競合サイトとは差別化された自社独自のコンテンツがオリジナルコンテンツにあたります。
WEBサイトには多くの情報が交差し、似たような内容のコンテンツが多く存在します。すでに多くのコンテンツがある検索ボリュームの大きいキーワードでユーザーの興味を引くためには、差別化された独自性の高いコンテンツであることが重要です。
SEOの観点でも、ユーザーの役に立つ独自性の高い内容は評価されます。
競合企業と同じようなコンテンツを作ったとしても、SEOで上位表示は狙えません。検索エンジンに評価され、上位に表示されるようにするためには差別化されたオリジナルコンテンツを作成して活用することは必須です。
検索エンジン(Google)がオリジナルコンテンツを見極める方法
では、Googleはどのようにオリジナルコンテンツを見極めているのでしょうか。
Googleでは、WEBコンテンツを見つけた時間と場所からオリジナルコンテンツを見極めます。Googleは常にウェブページを巡回して情報収集し、データベースに登録しています。そのため、同じような内容の記事の場合、WEBページを見つけた時間と場所から発信元のオリジナルがどちらかを判断します。
また、見つけた時間と場所だけでなく、PageRankも見ています。まったく同じコンテンツ内容で、一方はサイト全体の評判がよく、もう一方は質の低いサイトの場合はサイト全体の評判がよい方をオリジナルと見なしています。
オリジナルコンテンツのSEOにおける効果
先述しているとおり、オリジナルコンテンツはSEOにおいて有用です。
その効果は、「Googleの評価が上がり、検索順位の上位を狙える」ことや「ユーザーニーズの高い記事作成が可能になること」、「競合記事との差別化になる」など多岐に渡ります。一つひとつ見ていきましょう。
Googleの評価が上がり、検索順位の上位を狙える
Googleは、ユーザーニーズを捉えたオリジナルコンテンツをWEBサイトのより上位に表示すると提言しています。反対に他サイトの真似をしただけの独自性のないコンテンツばかりの質の低いサイトは、ユーザーに価値の無いサイトとして順位を落とす処置を取っています。
Googleが最も重要視しているのは、ユーザーファーストの考え方です。重複する同じような内容のコンテンツばかりのサイトは、ユーザーの利便性を損ないます。そのため、オリジナルコンテンツを取り入れるとGoogleの評価が上がり、検索順位の上位を狙えます。
競合記事との差別化
ユーザーに記事を読んでもらうためには、競合との差別化が大切です。競合と似たような内容の記事なら、ユーザーは競合記事を読めば充分です。他の記事からは得られない情報や価値を盛り込むことで、ユーザーに有益なコンテンツとなります。
もちろん全てをオリジナルのコンテンツにしなければいけないわけではありません。競合サイトにあるコンテンツが、ユーザーニーズを満たすために必ず必要な場合もあるからです。ただし、似たようなコンテンツだとしても、自身の意見や見解を加えるなどの工夫をするだけで競合と差別化された記事になるためよいでしょう。
オリジナルコンテンツの例
ここからは、オリジナルコンテンツの例を紹介します。扱っている商材や業界による違いはあるため、自社で取り入れやすいオリジナルコンテンツを検討しながらチェックしてみてください。
事例記事
事例記事とは、自社の製品やサービスを使った体験記事などです。自社の製品やサービスを使っているため、競合と被らない独自性の高い記事を作成することができます。また、製品やサービスの効果をアピールできるので、自社製品の認知度アップや記事からの顧客流入も見込める一石二鳥なメリットがあります。
具体的な例として、化粧品会社の事例を1つ紹介しましょう。
ある化粧品会社は、自社スキンケア商品の認知度アップと顧客拡大を狙い、自社メディアの記事に「肌 きれい」のキーワードで上位表示させることを企てました。そこで、オリジナルコンテンツとして、自社のスキンケア商品をインフルエンサーに使用してもらい、体験談を記事にしました。結果として、記事は上位に表示されるようになりました。
実際に使っている画像や動画を記事に盛り込むことで、上位表示を実現させた事例です。
商品画像や使用している体験談を載せた記事は、ユーザーが効果をイメージしやすくニーズを満たした記事になりやすいため効果的でしょう。
インタビュー記事
インタビュー記事とは、インタビューを実施して他社サイトでは得られないような情報を加えた記事です。
まず、SEOの考え方の1つにE-A-Tがあります。
E-A-Tとは、Googleが品質のよいサイトに定めた3つの基準で、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、 Trustworthiness(信頼性)からなります。
インタビュー記事は、専門性はもちろん、権威性や信頼性の3つの基準を全てクリアすることができるため効果的です。
ただし、専門家が社内にいない場合は外部の専門家に依頼する必要があり、費用が発生します。予算との兼ね合いも考えて依頼する専門家を決める必要があるでしょう。
検索品質評価ガイドラインについての記事はこちら
・検索品質評価ガイドラインとは?要点や特徴、活用方法について解説
・E-E-A-Tとは?GoogleがE-A-Tに変わる検索品質評価ガイドラインを更新
スタッフブログ
スタッフブログとは、社内の人間が自社ブログを執筆することです。スタッフブログは、社内スタッフならではの目線で親しみのあるコンテンツを作成できるため、内容が競合他社と被ることがあまりありません。また、社内スタッフが執筆を担当するため、外部への依頼が不要で依頼料が掛からないメリットもあります。
発信する記事の内容に関しては、商品やサービスの説明、社内風景や飲み会の様子、社内メンバーの紹介など、何でもよいです。商品やサービスの魅力は自社のサービスページよりも自然に発信できるため、その自然さがユーザーを引きつけることでしょう。
オリジナルコンテンツを作成するポイント
ここまでオリジナルコンテンツの例を紹介しました。
ここからは、オリジナルコンテンツを作成するポイントをご紹介していきます。ここで紹介するポイントを意識すれば、すぐに自社オリジナルのコンテンツが作成でき、SEO効果が得られるでしょう。
自社で得た知識を活用する
まずは自社で得た知識でオリジナルのコンテンツが作れないか考えましょう。
自社でこれまでに得た知識を活用すると、新たな調査の手間が少なく、短期間でオリジナル性の高いコンテンツを作成することができます。また、自社で得た知識の場合は競合他社では知りえない情報もあるので、独自性の高い記事になりやすいです。
自社で蓄積された知見を上手く活用して良質なオリジナルコンテンツの作成を目指しましょう。
アンケート調査をおこなう
アンケート調査を集計したデータを載せればすぐにオリジナルコンテンツを作成することができます。また、アンケート調査から得た知見やデータは、自社の新たな企画やサービスを考える上でも役に立つでしょう。
アンケート調査は実施する工数が発生するので、少ない工数で最大の効果が得られるよう作成しましょう。
例えば、回答率を上げるためにアンケート回答者には、自社商品を無料でプレゼントするなどの工夫が必要となります。
オリジナルの写真やイラストを取り入れる
記事の内容に合った写真やデータをわかりやすいイラストにしたものを用いるとオリジナル性を高めることができます。また、文章だけで伝えるよりもユーザーが内容をイメージしやすくなるため、記事のクオリティ向上も期待できるでしょう。
近年はSNSの普及もあり、文章よりも画像や動画から情報を得る方が多い傾向にあります。短い時間でパッと情報が伝わる写真やイラストを加えるだけでも、ユーザーにとって価値ある記事となるでしょう。
まとめ
オリジナルコンテンツはユーザーにとって価値のある記事となるだけでなく、Googleからも評価されます。評価が上がれば検索上位に表示され、流入を稼ぎお問い合わせや購入につながる価値のあるコンテンツになります。
今回紹介したオリジナルコンテンツの作成ポイントを参考に、自社だけの独自性の高いコンテンツを作成してみてください。
まずはオリジナルな写真やイラストを取り入れるなど簡単なことから始めてみましょう。SEOにおいては、オリジナルコンテンツは欠かせないためぜひマスターしてください。
ご相談事項ございましたら、お気軽にお問合せください。

執筆者:ヒトノート編集部
株式会社ヒトノテのオウンドメディア、WEBマーケティングの学習帳「ヒトノート -Hito note-」の編集部。

監修者:坪昌史
株式会社ヒトノテの代表取締役CEO。 エンジニアとしてキャリアスタートし、サイバーエージェントのSEO分析研究機関を経て、リクルートの横断マーケティング組織のマネージャー&全社SEO技術責任者を務める。その後、独立しSEOを中心としたクライアントの課題解決を行う。2017年、株式会社ヒトノテを創業し、様々な企業のウェブマーケティングの支援を行う。
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