コンテンツマーケティング 公開日: 2019.12.26 更新日: 2023.02.24

WEBマーケティングのツールで実務で使えるものを厳選してご紹介!

今回はWEBマーケターとして知っておきたい、実務で使えるWEBマーケティングのツール14選をご紹介します。

  • サイト改善など、やりたいWEB施策に手がつけられていない
  • WEBマーケティング担当者として成果を上げるためのスキルを身に付けたい
  • 業務の残業を減らしたいと思っている

などのお悩みを抱えているWEBマーケターにオススメのツールばかりです。

これらのツールを使いこなせれば、今まで手作業で行っていたものを自動化できたりと、あなたの業務を効率化できる可能性があります。優秀なマーケティングツールを導入したことで業績を急激に伸ばした会社は多く存在します。やりたいWEB施策になかなか手がつけられていなかったり、業務改善にお悩みのWEBマーケターにぜひ知っていただきたい、厳選したツールのみをピックアップしています。

無料アクセス解析ツール

自社サイトのアクセス解析は「Googleアナリティクス」

Googleアナリティクスは、WEBマーケティング担当者にとって必須中の必須ツールであるGoogleが提供する無料のアクセス解析ツールです。
Googleアナリティクスは、自社サイトを訪問したユーザーの行動に関するデータが得られるため、様々なアクセス解析に役立ちます。例えば、WEB広告から流入したユーザー数やコンバージョン率を調べて効果測定したい時や、最近改善したランディングページを改善前と後でコンバージョン率を比較したい時、ユーザーがどのサイトから自社サイトへ流入してくるのか知りたい時などに役立ちます。前述した例はほんの一部ですが、このようなアクセス解析に関する悩みや理想はすべてGoogleアナリティクスが解決してくれます。

Googleアナリティクス
▶︎https://analytics.google.com/analytics/web

無料SEOツール

対策キーワードを見つける「Googleキーワードプランナー」

Googleキーワードプランナーは、Googleが用意する無料のキーワード調査ツールです。集客したいキーワードや関連キーワード、それらが実際どの程度の検索数なのかを教えてくれます。競合他社はそのキーワードに対して広告を出しているのかどうかが分かるため、コンテンツマーケティングを行う上で役に立つツールです。

Googleキーワードプランナー
▶︎https://ads.google.com/home/

まとめてSEO順位をチェックできる「GRC」

GRCは、検索順位チェックツールです。対策キーワードを毎回検索し、順位を確認するのは大変ですよね。私も毎日のようにシークレットモードで検索していた時期がありました。
GRCをダウンロードすれば、ワンクリックで全てのキーワードのSEO順位が調べられます。(無料版の検索語句は20個まで)
PCの起動と同時に自動順位チェックしてくれる機能もあるので、日々のチェックのし忘れも防止してくれます。さらに順位結果を記録してくれているので、いつから順位が変動したのかを後々振り返ることもできます。

GRC
▶︎https://seopro.jp/grc/

関連キーワードを調べる「共起語検索」

共起語検索は、Googleの検索ワードTOP30のサイトから分析した共起語を教えてくれるツールです。共起語とは、あるキーワードが検索された時に表示された記事内に含まれている単語を意味し、例えば「新宿 ランチ」というキーワードの共起語となるのは、”お店”、”口コミ”、”おすすめ”などです。「自社商材名ばかり対策していて、共起語を対策し忘れていた…。」というのでは、もったいないです。無料の共起語検索ツールを使用することでSEOやリスティング広告で集客すべきキーワードを漏れなく調査しましょう。

共起語検索
▶︎https://neoinspire.net/cooccur/

検索にまつわる解析なら「サーチコンソール」

サーチコンソールは、検索エンジン上で自社サイトがどのキーワードで何回表示・クリックされているかや、サイトの検索表示順位などを見ることができるWEBマーケティングツールです。Googleアナリティクスとの違いは、Googleアナリティクスは自社サイト流入後のサイト内行動の解析に特化しているのに対して、サーチコンソールは流入前に特化している点です。その他にも、サーチコンソールはサイトコンテンツの更新を早めに検索結果に反映させたい時や、エラーページを効率的に管理する際に利用します。SEOでは必須のツールなので、利用できるようにしましょう。

サーチコンソール
▶︎https://search.google.com/search-console

検索ボリュームの調査なら「UberSuggest」

UberSuggestは、対策キーワードやそれに付随する関連キーワードの検索ボリュームをチェックすることができるツールです。チェックしたい検索キーワードを入力し、検索すると「検索ボリューム」、「SEO難易度」、「有料難易度」、「クリック単価(CPC)」が表示されます。年間での検索ボリュームの変動や、関連キーワードの情報も合わせて確認できる、新たなコンテンツの作成時には、ぜひチェックして対策しておきましょう。
また、URLを入力し検索すると、競合サイトのトラフィック数、被リンク数、ドメインスコアを確認することができるので、競合サイトの分析にも役立ちます。

UberSuggest
▶︎https://neilpatel.com/jp/ubersuggest/

無料競合分析ツール

競合サイトのアクセス解析なら「SimilarWeb」

SimilarWebは、イスラエル産の競合サイトアクセス分析ツールです。Googleアナリティクスが自社サイトだけに対してSimilarWebは競合のアクセス解析に特化しています。競合がどのキーワードやリンク、媒体からの集客が強いのかがわかるので、自社が何に注力すれば良いのかわかるようになります。
ただ、SimilarWebの元データはGoogle提供データではないため、数字に多少のズレが生じます。ほとんどのマーケターはSimilarWebでの自社サイトの結果を、Googleアナリティクスと比較してズレの程度を把握して使用しています。

SimilarWeb
▶︎https://www.similarweb.com/ja

無料リサーチツール

マーケットの変化を調べる「Googleトレンド」

Googleトレンドは、Googleが提供する無料のトレンドキーワード調査ツールです。検索ボリュームが急激に伸びているキーワード(トレンド)を知ることができるだけではなく、対策キーワードが最も検索される時期(月やシーズン)が知りたいときや、最も検索数が多い地域を調べたいときに効果的なツールのため、SEOにも大いに活用できます。例えば、ご自身のサイトに関連するカテゴリの中で、トレンド化し始めたキーワードを参考に新たにコンテンツを追加することによって、集客経路を強化することが可能になります。

Googleトレンド
▶︎https://trends.google.co.jp/trends/

無料サイト速度計測ツール

サイト速度を細かく診断する「PageSpeed Insights」

PageSpeed Insightsは、Google提供の無料ツールで、自社サイトの様々な項目について、サイト速度が最適な状態かどうかを知ることができます。SEOでもサイト速度は非常に重要な項目なだけに多くのマーケターが使用しているツールです。
100点満点のスコアで速度を評価してくれ、さらに改善すべき項目や合格した項目も教えてくれるため具体的に着手すべきポイントを教えてくれるという優れものです。

PageSpeed Insights
▶︎https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights

無料ヒートマップツール

アクセス解析ができるヒートマップなら「Ptengine」

Ptengineは、Ptmind社が提供するヒートマップツールです。Ptengineは、ヒートマップツールの中でもデザイン性に優れ、GOOD DESIGN賞を受賞した実績があります。初心者にも優しいUI/UXで、PC、タブレット、SF(スマートフォン)などのマルチデバイス対応なことから、世界中で導入されています。無料プランは月3000PVまでなので、すでにそれ以上の集客ができているサイトは有料プランからとなります。

Ptengine
▶︎https://www.ptengine.jp/

無料機能が充実したヒートマップなら「User Heat」

User Heatは、ヒートマップツールの中でも特に有名なツールで、月間30万PVまでなら無料で利用可能です。基本的なヒートマップ機能は全て無料で利用できるので登録して損はありません。
サイト訪問者のマウスの動きや滞在時間を元に、「熟読エリア」、「終了エリア」、「クリックエリア」など様々な観点でユーザー行動を可視化できます。高度な分析技術を必要としないので、経験の浅いWEBマーケターでも導入しやすいツールです。

User Heat
▶︎https://userheat.com/

MAツール(マーケティングオートメーション)

顧客の動きに柔軟に対応する「Provance」

Provanceは、企業と顧客の個のやり取りに特化したBtoCのツールで、適切なタイミングで顧客に合わせて柔軟な対処を行うことができます。例えば、顧客の誕生日前にメールを自動で送って購買を促したり、商品の想定買い替え時期に自動でセールの案内を送るなど、これまで何時間もかかっていた作業を全て自動化してくれます。こういった顧客対応のシナリオを最初からテンプレートで用意してくれているので、導入がスムーズなのもの特徴。Provanceは、顧客の動きに柔軟に対応していきたいならオススメのMAツールです。

Provance
▶︎https://www.probance.jp/

マーケティング専門特化のMAツール「マルケト」

マルケトは、顧客の購買行動段階に応じた適切なアプローチを可能にするツールで、世界的にも6000社以上が導入するMAツールです。導入後のサポートが充実しており、具体的なアプローチ方法のアドバイスやマーケターを集めたセミナーを定期的に開催しています。マルケトはMAツールとしても優秀ですが、マーケティングが全社的な課題の企業は、非常に有益なコミュニティに入れることにもなりますので、組織的に課題をお持ちの方にオススメです。

マルケト
▶︎https://jp.marketo.com/

WEB接客ツール

閲覧者に応じたアプローチに特化した「フリップデスク」

フリップデスクは、自社サイトへ訪問するユーザーを新規・リピート・離反(顧客離れの状態)と種類分けし、顧客に合った適切な情報を自動で表示してくれるツールです。これまでのWEBサイトは全ての人に同じ画面を見せていましたが、フリップデスクを導入することでサイト閲覧者に合わせた画面の提示が可能になります。例えば新規向けには初回購入特典のポップアップで購買促進したり、リピート客には新商品の告知を行うなど、同じWEB画面でも顧客ごとの対応が可能になります。
他にも年齢や流入元、配信地域などのセグメント設定が容易にできるのも助かります。
フリップデスクは自動で人間の代わりに接客をしてくれる有能ツールです。

フリップデスク
▶︎https://flipdesk.jp/

まとめ

いかがでしたでしょうか。
WEBマーケティングで成果を出すためのファーストステップは、世の中で使われているマーケティングツールを把握し、使いこなすことです。様々な業務を効率化してくれるツール達は、まさにマーケターの最良のパートナーと言えるのではないでしょうか。

初めて知るツールがあれば是非、導入を検討してみて下さい。

ヒトノテロゴ

執筆者:山口ひかる

株式会社ヒトノテのディレクションを担当。自社オウンドメディア運営ノウハウを活用し、クライアントメディア向けのWEBコンテンツ制作や、WEBマーケティング全般の支援を行っています。

ヒトノテ坪昌史

監修者:坪昌史

株式会社ヒトノテの代表取締役CEO。 エンジニアとしてキャリアスタートし、サイバーエージェントのSEO分析研究機関を経て、リクルートの横断マーケティング組織のマネージャー&全社SEO技術責任者を務める。その後、独立しSEOを中心としたクライアントの課題解決を行う。2017年、株式会社ヒトノテを創業し、様々な企業のウェブマーケティングの支援を行う。

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