ランディングページ制作の目的とは?2020年最新版の相場や制作便利ツールをご紹介!

自社の製品やサービスへの注文や問い合わせを増やすために、広告で配信するランディングページは重要な役割を担います。このランディングページの細かな作り1つ1つが、広告の効果に影響してきます。
広告効果を最大化するために、ランディングページを、どういう考え方で作るのが良いのでしょう。
今回は、ランディングページ制作の際のポイントや、簡単にランディングページが制作できる便利ツールをご紹介します。
この記事の目次
ランディングページ(LP)とは
ランディングページ(通称LP)は、どういったページを指すのでしょうか。
ランディングページはどんなページ?
ランディングページ(LP)は、広告などをクリックして訪れるユーザーが閲覧する1枚のWEBページで、閲覧者を注文や問い合わせなど、次のアクションに結びつけるために作られるページを意味します。
本記事でご説明するランディングページは「狭義のランディングページ」と呼ばれ、Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールで、「ホームページの中で閲覧者が最初に訪れたページすべて」を“ランディングページ”と呼びますが、これは“広義のランディングページ”を指しており、それぞれ異なりますので注意してください。
ランディングページの目的と役割
前述の通り、ランディングページ(LP)は、閲覧者に注文や問い合わせへなど、次のアクションを起こさせる役割を持ちます。
商品の注文や資料の請求、会員登録など、特定の目的を果たすことに特化しており、目的に関係のない情報は極力記載しないなど閲覧者が求める情報をわかりやすく1ページにまとめることで、閲覧者が迷いなく目的にたどり着けるよう工夫することが求められます。
ランディングページ制作のポイント
ランディングページ制作におけるいくつかのポイントをご紹介していきます。
ランディングページの構造は1ページでユーザーの視点が下方へ流れていく作りとなっています。また、読み進むにつれて、ユーザーの興味・関心が湧くような構成でページを作成していきましょう。
ランディングページの構成要素には、決まったパターンがあります。どのような構成要素なのか詳しくご説明していきます。
第一印象が大切!ファーストビュー
ユーザーがランディングページに訪れた時に、画面上に最初に表示されるエリアをファーストビューと呼びます。このファーストビューでサイトの色合いや文字の形などを見てユーザーの第一印象を決めます。ユーザーが「このページは安心できる」と思えるような、見やすさ・丁寧さを心がけてわかりやすく作成していきましょう。
またファーストビューには「キャッチコピー・写真・申込アイコン」を必ず入れるようにしましょう。
キャッチコピーは、伝えたい項目をでわかりやすく相手の心を掴めるような文章で伝える必要があります。商品の魅力や差別化したい項目がある場合には、それぞれに見出しを作成して丁寧に説明文を記載するようにしてください。
また、購入や申し込みをするだけの価値があることが伝わるように、競合他社との比較データや、「累計販売数〇〇突破!」など、第三者が評価した情報(数値化で表したもの)などがあると効果的です。導入企業やマスコミ掲載等、あらゆる点からユーザーへのメリットを伝えましょう。
ユーザーボイスなどで安心感を与える
読み進んだユーザーが、サービス利用後をイメージできるようにすることがポイントです。
購入者のレビューや感想を掲載することで、ユーザーに信憑性と安心感を与えることが出来ます。可能であれば匿名よりは実名のユーザーボイスの方が信憑性は高くなりますし、商品やサービスによっては、ビフォー・アフターの写真があるとなお効果的です。
ここで注意していただきたいのが、同じような内容ばかりではなく、商品の異なったポイントを評価しているものも選定して掲載しましょう。
ユーザーが押したくなるコンバージョンポイントを設置
ターゲットユーザーの利用サービスや行動特性に合わせて、電話やLINE、資料請求フォームなどのコンバージョンポイントをページ内に設置しましょう。
アクションボタンのデザインや設置場所を変えるだけでも、訪問者の行動に影響します。ボタンのデザインカラー・サイズ・形状・テキスト・装飾を考えて工夫したポイントを設置しましょう。
「たった1分!」「簡単申し込み」など、ユーザーの心理的なハードルを下げるためのテキストを配置するのも効果的です。しかし、コンバージョンポイントを過度に配置しすぎるとユーザーの印象を損なう可能性がありますので、注意ください。
2020年ランディングページ制作の費用・料金相場
外注する場合
ランディングページの制作を外注する場合は、依頼する工程やページの規模によって値段が異なります。外注する場合の金額はまちまちですが、平均で30万円?60万円前後を見ておくといいでしょう。決して安い金額ではありませんが、必要になる広告費用の金額や、コンバージョン1件の増減が与えるインパクトを加味して、安心して任せられるパートナーを選定しましょう。
ランディングページ制作ツールを使う場合
ランディングページ制作の経験がない方でも、月額・年会費制で利用できる制作ツールを使うことで簡単にランディングページが制作できます。金額は無料~10,000円程度で、サイト内で使用できる機能やデータ容量によって金額が異なります。簡単さを求めるのか?機能を求めるのかによっても子なってきますので、事項で紹介している制作ツールを参考にしてください。
今日から作れる、ランディングページ制作ツール
ここでランディングページを作る際におススメのツールをご紹介いたします。こちらで紹介するツールはすべて『無料で作成可能・テンプレートが豊富・モバイルの最適化』という点が共通しています。使いやすいツールを4つご紹介しますので、ご自身の操作がしやすいものを使用してみてください。
ペライチ

業種・目的別にテンプレートが出来ていますので、ドメインを気にしなければ無料で上質なランディングページを作ることが出来ます。ペライチの特徴は『今日から直ぐにできる』というほどの始めやすさです。素材や機能に応じて有料となりますが、継続して使用する場合には年間購入をおすすめします。
無料の場合、ドメインの変更ができません。また、無料版は1ページしか作成できません。月額ライトプラン980円(3P迄作成可能)、ライトプラン1,980円(5P迄作成可能)・ビジネスプラン2,980円(10P迄作成可能)と作成は可能ですが、インターネットで公開できるページ上限数が異なります。金額が上がるにつれて予約システム機能やHTMLの埋め込み機能が使用できます。
HubSpot
https://www.hubspot.jp/products/marketing

HubSpotはマーケティングをすべてこのシステムで完結できるMAツールです。商品の販売やサービスを管理するいわば“ビジネスプラットフォーム”です。その中でランディングページの作成機能があり、その特徴は、ABテストが行えることです。このABテストとは、同じ画像やページの作りでも最も効果が出せるページになるように、AIが検証・改善のテストを行ってくれる機能の事を表します。WEB広告においては、ABテストが取り入れられていることが非常に多いので、ぜひ活用してみてください。
基本的には無料ですが、コンタクトや追加機能(CRM有料機能)によって課金の必要があります。HubSpot Marketing HubとSales Hubと呼ばれるツールが無料バージョンでも使用可能ですが、コンタクト数に上限が1,000,000に設定されています。マーケティング・セールス機能と分類が分かれておりますので、詳細は公式サイトをご確認ください。
Instapage

Instapageは作成画面が見やすく、ノンデザイナーの方でも簡単にLPを作成でき、作成後の効果測定まで行える機能があります。WordPressなどのCMSと連携できる事や、また、ABテストの機能が付いているので広告運用においてPDCAサイクルが上手に回せます。電話や動画のサポート体制もありますが、日本語に完全対応していないところが、デメリットでもあります。
初回14日間は無料トライアル可能です。その後、有料プランへ移行(Coreプラン月額129ドル)されます。
WIX

無料でランディングページを作成することが可能です。特徴としてはAI を使用した自動ホームページ作成ツール「WIX ADI」、自由自在にデザインを編集できるクリエイティブな方向けの「WIX エディタ」、デベロッパー向けの「Corvid」の3つのツールが存在します。質問に答えていけば簡単に作れるADI機能は最短一時間でランディングページが出来上がります。
基本的には無料で作成できますが、ドメインの指定やSEO機能を搭載するには有料会員になる必要があります。データ容量ごとに金額の設定さがされており、ドメイン500円、ベーシック900円、アドバンス1,300円、VIP2,500円の4種類で展開されています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?上記のポイントを押さえることで、効果的なランディングページが制作できるポイントをまとめました。ランディングページは、簡単なところから始められますので、是非皆さんのビジネスでも活用してみてください!

執筆者:山口ひかる
株式会社ヒトノテのディレクションを担当。自社オウンドメディア運営ノウハウを活用し、クライアントメディア向けのWEBコンテンツ制作や、WEBマーケティング全般の支援を行っています。

監修者:坪昌史
株式会社ヒトノテの代表取締役CEO。 エンジニアとしてキャリアスタートし、サイバーエージェントのSEO分析研究機関を経て、リクルートの横断マーケティング組織のマネージャー&全社SEO技術責任者を務める。その後、独立しSEOを中心としたクライアントの課題解決を行う。2017年、株式会社ヒトノテを創業し、様々な企業のウェブマーケティングの支援を行う。
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