WEB広告 2020.03.13

スマートゴールとは?使い方と利点をご紹介

WEBサイトを運営している方なら誰でも、WEB広告によるコンバージョン数を効率よく分析したいと思うはずです。ですが、分析する余裕がなかったり、知識がなかったりと広告を掲載していても広告の効果を細かく分析できていないという方は多いと思います。
今回は、そんな悩みを解決し、広告のパフォーマンスを簡単に把握することができるGoogleアナリティクスの便利な機能「スマートゴール」をご紹介します。

スマートゴールとは

スマートゴールとは、AIによる機械学習を通して、Google広告のコンバージョンを予測してくれる機能です。
Google広告(旧Google Adwords)の広告アカウントと連携させると、自動的にデータを分析し、コンバージョンの予測を立ててくれるので、誰でも簡単に広告のパフォーマンスを把握することができます。

スマートゴールの利点

スマートゴールの機能が追加するまでは広告のパフォーマンスを計測するに当たり、専門的なアクセス解析の知識や経験が必要でしたが、スマートゴール機能の登場によりアクセス解析の専門的な知識や経験がなくても、広告のパフォーマンスを簡単に把握することができるようになりました。

スマートゴールの仕組み

スマートゴールはビュー単位で作成されます。
スマートゴールを作成したビューに対して、セッションに関するデータ(滞在時間、閲覧ページ数、地域 など)をAIが機械学習を実行し、コンバージョンにつながりやすいセッションを識別します。
それぞれのセッションは点数化され、より点数が高くコンバージョンにつながる可能性が高いセッションが「スマートゴール」となる仕組みです。

スマートゴールを設定してみよう

スマートゴールの利点と仕組みがわかったら実際にスマートゴールを設定してみましょう。設定方法を詳しく解説します。

1. スマートゴールを有効にする

まず、Googleアナリティクスにログインします。
ログインができたら、左側メニューの最下部「管理」をクリックします。
スマートゴールを設定したいサイトの「ビュー」内にある、「目標」をクリックしましょう。
目標内の「+新しい目標」をクリックし、「スマートゴール」を選択しましょう。
※この時、「スマートゴールはご利用できません。」と表示される場合があります。
その場合は利用条件に達していないことが原因です。
詳しくはこのあと紹介する「3つの使用条件」を参照してください。

2. Google広告にインポートする

次に、スマートゴールをGoogle広告にインポートします。
Google広告にログイン後、メニューにある「運用ツール」をクリックし、「コンバージョントラッキング」を選択。
インポートしたい項目にチェックを入れて、「続行」するとインポートが開始されます。

3. Google広告の掲載結果を最適化する

広告を自動的に調整してくれる入札戦略ツール「目標コンバージョン単価制」を使用しましょう。
まず、スマートゴールが分析のための充分なデータを集めるために数週間待ちます。データの収集が完了したら、広告にかかった費用を完了したスマートゴール数で割り、コンバージョン単価(CPA
)を算出します。算出したコンバージョン単価を元に、目標コンバージョン単価を設定することで、最適化されます。

使用条件に注意

スマートゴールを利用するには3つの使用条件があります。
ここではその3つの利用条件を解説します。

3つの使用条件

スマートゴールを利用するにあたり、以下の3つの使用条件をクリアしないと使うことはできません。

・GoogleアナリティクスとGoogle広告が連携している
・設定前30日間の広告クリック数500以上
・セッション数1000万件以内


それぞれ詳しく解説します。

GoogleアナリティクスとGoogle広告が連携している

GoogleアナリティクスとGoogle広告、それぞれのアカウントが連携していないとスマートゴールの利用はできません。
利用する際は必ずそれぞれを連携しておきましょう。

設定前30日間の広告クリック数500以上

GoogleアナリティクスとGoogle広告を連携し、広告のクリック数のデータをGoogleアナリティクスに蓄積します。
その蓄積データが過去30日間で500クリック以上ないと、スマートゴールは利用できません。
また、設定時にクリック数が250以下になってしまうと、再度500クリックを超えるまではスマートゴールが無効になるので注意しましょう。

セッション数1000万件以内

セッション数のデータからスマートゴールを導き出すため、セッションが1000万件以上と多すぎる場合、スマートゴールを利用することができません。
その場合、フィルタを使い、表示させるセッション数を減らすなどで対応しましょう。

制限事項にも注意

スマートゴールの設定にはいくつかの制限事項があります。
スマートゴールの設定の前に、下記の制限について認識しておきましょう。

・カスタマイズができない
・1つのビューに対して設定できるスマートゴールは1つだけ
・他の目標と同様に、目標スロットの20個のうちの1つとして換算される
・モバイルアプリのビューでは利用できない(ウェブサイトのビューのみ)
・1日100万回を超えるヒットがある場合は利用できない
・Google 広告のビュースルー コンバージョン(VTC)やクロスデバイス コンバージョンは利用できない

スマートゴールレポートで確認

スマートゴールはGoogleアナリティクスのメニュー「コンバージョン」→「目標」→「スマートゴール」の順にクリックしていくとレポートを確認することができます。
ここではスマートゴールとその他のセッションの違いを確認することもでき、比較しながら効果検証をするのに役立ちます。

まとめ

スマートゴールを利用することで、高度なアクセス解析の知識や経験がなくても、より効果的な広告施策を実施することができるようになり、コンバージョンを最適化することにつながります。
この記事を確認しながら、ぜひ実業務に取り入れてみてください。

ヒトノテロゴ

執筆者:天野良香

株式会社ヒトノテのCMO兼グロースハッカー。データ分析を元に広告、UIUX改善、SEOなど幅広い切り口でWEBマーケティング施策の提案を行っています。

ヒトノテ坪昌史

監修者:坪昌史

株式会社ヒトノテの代表取締役CEO。 エンジニアとしてキャリアスタートし、サイバーエージェントのSEO分析研究機関を経て、リクルートの横断マーケティング組織のマネージャー&全社SEO技術責任者を務める。その後、独立しSEOを中心としたクライアントの課題解決を行う。2017年、株式会社ヒトノテを創業し、様々な企業のウェブマーケティングの支援を行う。