WEB広告 2020.01.09

WEB広告の費用相場ってどれくらい?種類別にまとめ、広告運用についても解説

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サイトの集客方法として重要となるWEB広告。
WEBマーケティングの施策に応じて最適なWEB広告を選べるようになることで、より費用対効果の高い広告運用が可能です。
今回は企業のWEBマーケティング担当者やWEBマーケターが絶対に知っておきたい、代表的なWEB広告の種類とその費用、費用の発生条件をわかりやすく解説します。

WEB広告の仕組み、特徴

WEB広告とは?

WEB広告とはその名の通りインターネットを媒体とする広告です。WEBサイトやアプリ、SNS、メール、または動画など、様々な形態・配信方法があります。WEB広告のメリットは少額の費用から始められたり、ターゲットを絞り込んで無駄な出稿を削減できたりと、数多くありますが、中でも効果測定ができるということが最大のメリットです。テレビや新聞などのマスメディア広告はどれだけの人に見てもらえて、購入に繋がったかを測定することが難しいです。しかし、WEB広告はどれだけの人に見てもらえて、どのようなサイトページを経由して購入に繋がったか知ることができる上に、出稿期間中に改善を加えたり、ターゲットを調整することができますので、効率的な広告の運用が可能になります。

WEB広告の料金形態一覧

期間保証型

期間保証型は、「指定したサイトの広告枠に指定した期間の間掲載することを保証する」インターネット広告の料金形態です。選んだ広告枠を独占できる場合もありますが、他の広告主も同じ期間に掲載している場合は表示がローテーションで入れ替わります。つまり、期間保証型は契約した掲載期間は広告を載せますが、広告の表示回数やクリック回数は保証されていないという点に注意が必要です。

エンゲージメント課金型

エンゲージメント課金型は、設定したユーザー行動(エンゲージメント)がされた場合に料金が発生するタイプの広告です。主にディスプレイ広告やSNS広告に採用されます。エンゲージメントの定義は広告商品によって様々ですが、例えばクリックやいいね、シェア、マウスホバーなどがあります。ユーザー行動の何をエンゲージメントとするかは広告商品によって異なるので、しっかりと精査してから導入しましょう。

インプレッション課金型

インプレッション課金型は、広告の表示回数によって広告費が課金されるシステムです。
インプレッションとは、広告が表示された回数を意味します。あくまでも表示回数であって、表示された人数ではないため注意しましよう。インプレッション課金型は、主にバナー広告に利用される料金形態です。広告が「一定の回数表示されたら○○円の広告費が発生する」というものです。インプレッション課金型は多くのユーザーの目に止まるような広告と相性が良く、企業のサービスや商品を広く認知させるために使用されます。

クリック課金型

クリック課金型は、広告がクリックされる度に広告費が発生します。上記のインプレッション課金と比較されることが多いですが、クリック課金のメリットはインプレッション(表示回数)がどれだけ多くても、クリックという成果がでるまでは広告費が発生しないことです。クリック保証型という呼び方をする場合もあります。しかしながら、広告の種類によっては出向先の競合次第でクリック単価が変動する場合がありますので、注意が必要です。そして、クリック数が予想を超えるものだった場合、予算が早い段階でなくなってしまうこともあるため、運用が安定しない場合はこまめに消化金額を確認するようにしましょう。

成果報酬型

成果報酬型とは、WEBサイトやSNSなどのWEB媒体に指定したリンクを貼ってもらい、そこから商品購入やサービスの登録などの成果に結びついた際に広告費が発生するものです。アフィリエイト広告とほぼ同義で使用されます。成果報酬型は成果に対してのみ広告費が発生するため、無駄のない運用と費用対効果がわかりやすい点がメリットです。

PV保証型

PV保証型は、広告の掲載ページが表示された回数で課金される広告形態の一つです。
契約のPV数が5000回なら5000回指定ページが表示されるまでPV保証型広告は掲載されます。よって、PV保証型の広告表示期間は表示が多ければ1ヶ月で終わることもあれば、1年以上掲載されることもあります。

配信数型

配信数型広告は、広告が配信された回数によって課金されるWeb広告のことを指します。PV保証・インプレッション保証型にも似ています。

具体的にはメルマガ広告やLINE広告などがあげられます。配信するメディア(メルマガやニュースなど)の配信ごとに掲載し、あらかじめ設定した件数に達するまで配信を行います。 メルマガなどでは予め配信数とユーザー層が分かるため消化の見通しが立てやすいですが、PV型・インプレッション型広告同様、クリックの発生がなくとも課金されてしまうため、しっかりと計画しましょう。

WEB広告の種類と費用相場一覧

純広告

純広告とは、広告枠を売り出している特定のメディアに広告を出すことです。
純広告を出すメディアは広告のターゲットユーザーとそのメディア利用者が似ているところを選びましょう。
純広告は主にバナー広告で掲載されることが多いですが、テキストの場合もあります。
出向先メディアのPV数やサイト規模に応じて費用が変動します。

■Antenna

広告料金形態:期間保証型
費用相場例:バナー広告
月間220万PVのAntenna(想定インプレッション数50万回)で100万円。
出稿の仕方:Antenna公式HPより申し込み


Yahoo!Japan広告

広告料金形態:インプレッション保証型
費用相場例:バナー広告
Yahoo! JAPANトップページのブランドパネルスクエアへ
5〜14日間の掲載500万円〜(0.5円/1imp)
出稿の仕方:Yahoo!Japan広告に登録

アフィリエイト広告

アフィリエイト広告は、成果報酬型の広告です。
広告主はASP(Affiliate Service Provider)と契約し、アフィリエイターと呼ばれるメディア運営者によって広告主のサービスを宣伝してくれます。それを見た閲覧者がアフェリエイトリンクから商品購入や会員登録などの成果につながると広告費が発生します。費用対効果が高く、インフルエンサーによってサービスが広まりやすいことがアフィリエイト広告のメリットです。

バリューコマース

広告料金形態:成果報酬型
費用相場例:バリューコマースアフィリエイト ベーシックプラン
初期費用 5万円、月額費用5万円、手数料(成果報酬の31.5%)
出稿の仕方:バリューコマースに登録

リスティング広告

リスティング広告は、別名「検索連動型広告」と呼ばれるユーザーの検索キーワードに応じて検索結果の上部や下部や特定の広告枠に広告を載せることができる広告です。
検索キーワードを調べるユーザーはキーワードについて「知りたい」、「欲しい」などの欲求があります。リスティング広告はそのような顕在客に対してアプローチするため、WEB広告の中でも比較的すぐに成果に繋がりやすいことが特徴です。

Yahoo!Japan広告、Google広告

広告料金形態:クリック課金型
費用相場例:検索連動型広告
「結婚指輪」というキーワードで出稿した場合、1クリックあたり130円〜
※1クリック当たりの料金は10円〜など自由に設定が可能ですが、入札価格によって掲載順位が異なります。
出稿の仕方:Yahoo!Japan広告に登録、Google広告に登録

SNS広告(ソーシャルメディア広告)

SNS広告は、Facebook、Instagram、Twitter、YouTube、LINEなどのSNSプラットフォームを媒体とする広告のことです。一見友人の誰かの投稿のような、見る人にとって違和感のない形で広告を流したり、特定の位置にバナーを配置したりして広告を配信します。
SNSによって利用者の年齢層や広告オプションが違うため、自分の広告ターゲットに最適なSNSを選択しましょう。

Twitter広告

広告料金形態:エンゲージメント課金型
費用相場例:Twitter広告
1エンゲージメントあたり40円前後
※予算における消費金額により異なります。
出稿の仕方:Twitter広告で登録


Facebook for Business

広告料金形態:エンゲージメント課金型
費用相場例:フェイスブック広告
1クリック100円〜200円前後
※予算における消費金額により異なります。
出稿の仕方:Facebook for Businessで登録

記事広告(タイアップ広告)

記事型広告とは、「ネイティブ広告」に分類される広告の一つで、「ユーザーにストレスを与えずに伝えたい情報を届ける広告」です。例えば、FacebookやLINEなどのSNSなどで、友達の投稿に紛れて流れてくる広告などを見たことはありませんか?一件PRと受け取られないようなタイトル・構成で作られるWEBの記事なども該当します。
一見広告と分かりづらいため、クリック率がバナー広告などに比べて高くなる傾向にあります。広告内容としてはすぐに商品をお勧めするわけではなく、悩みや欲求の共感などから入って徐々に購買意欲を上げていくスタイルが多いです。

ITmedia

広告料金形態:PV保証型
費用相場:ITmedia(月間3000万PV)で記事広告
1万PV保証で90万円〜
出稿の仕方:ITmediaへ出稿依頼

メール広告

メール広告は、メルマガスタンドやメールマガジンメディアが提供する、メルマガ掲載型の広告です。近年のメール離れから、マーケティング業界ではメルマガの集客力は低迷していると思われがちですが、いまだにメルマガには一定数の読者がおり、その効果は軽視するには惜しいでしょう。

現在ではビジネスシーンでの利用が多いようです。ターゲット層も女性よりも男性のビジネスマンをターゲットとした媒体や広告メニューが多く見受けられます。

まぐまぐニュース

広告料金形態:配信数型広告
費用相場:300万~500万
出稿の仕方:まぐまぐへ出稿依頼 (https://www.mag2.co.jp/advertisement

マイナビニュース

広告料金形態:配信数型広告
費用相場:30万~60万
出稿の仕方:マイナビへ出稿依頼 (https://ad-lp.news.mynavi.jp/ja/all/top

動画広告

近年注目を集めているのが動画広告です。従来の画像やテキストを使った広告訴求に比べ、情報量が圧倒的に大きく、ユーザーの目を引きやすいのが最大の特徴でしょう。広告媒体によっては、動画をスキップさせないようにするなど、細かい動作の設定も可能です。

動画SNS「Youtube」だけでなく、TwitterやInstagram、その他のSNSでも動画配信が可能となっています。SNSでの配信が主流なので、ユーザーの属性を細かく設定できるほか、興味関心のカテゴリーを指定できる広告もあります。しっかりとターゲットを絞ることが重要です。

Youtube

広告料金形態:CPV(再生数課金)広告
費用相場:1再生当たり2~30円 配信時に設定するキーワードや顧客属性、
入札のタイミングにより変動。
出稿の仕方:Google広告へ登録

■Twitter

広告料金形態:CPV(再生数課金)広告
費用相場:1再生当たり5~20円 配信時に設定するや顧客属性により変動。
出稿の仕方:Twitterビジネスへの登録
https://business.twitter.com/ja/advertising.html

どのWEB広告が自分に適切なのかわからない方…ご相談ください

知っておきたいWEB広告で重要な用語

Web広告初心者にとって、Web広告業界の「用語」には難解なものが少なからずあるでしょう。しかしそれらの用語を理解せずにWeb広告に取り組むのはリスクを伴います。 ここでは、特に重要かつ基礎的なWeb広告用語を紹介しています。しっかりと意味を理解したうえで、Web広告を活用できるようにしましょう。

アドネットワーク

アドネットワークとは、広告主から広告内容を集めて、複数のWEBサイトやアプリなどの媒体に広告を配信する仕組みのことです。純広告のように一つ一つのWEBサイトに広告掲載を依頼する必要なく、複数メディアに掲載できます。また、Cookieからユーザーの嗜好や閲覧履歴を取得して広告内容に興味関心の高い人に配信(アフィニティ)したり、自社サイト閲覧者を追いかける形で配信(リターゲティング)したりが可能です

DSP

DSPとは「デマンドサイド・プラットフォーム/Demand-side Platform」の略で、広告主やその広告を運用する代理店に向けた、広告主用の広告配信プラットフォームのことを指します。

広告を配信するサイト(メディア)は様々なアドネットワーク(SSP、サプライサイド・プラットフォーム)に参加していますが、アドエクスチェンジを介して複数のプラットフォームのメディアに広告を配信できるのが、DSPのメリットです。 最も有名なところでは、「Google広告」があげられます。Google広告は、SSPである「AdSense」、「AdMob」などに参加するメディアに、アドエクスチェンジである「DoubleClick」を通じて広告を配信することができます。

WEB広告の費用を抑える方法とは

WEB広告を出稿するには多大な予算を必要とするとイメージする人もいるかもしれません。実際、無計画に広告を配信しては、広告予算はいくらあっても足りない事態になってしまいます。 ここでは効率的な広告出稿を行うためにどんな施策が出来るのか、ポイントを紹介しています。

ターゲティングを行う

WEB広告を配信する場合は、その広告のターゲティングを明確にすることが最も重要です。

実施する広告によってターゲティングできる属性値は変わってきます。手法は様々ですが、目的は「どんなユーザーが、どんなシーンで広告を見るか」を制限することです。例えば以下のようなターゲティングがあげられます。

  • 広告を配信するユーザーの属性
  • 広告を配信するメディアの属性
  • 広告を配信する地域(ジオターゲティング)
  • 広告を配信する時間帯

例えばBtoBの広告を主婦層に配信しても、効果は期待できず、広告費の浪費になります。そういったロスを削ることで、効率の良い広告配信が可能になります。

PDCAサイクルをまわし続ける

これはWEB広告の配信に限ったことではありませんが、Web広告の運用では「PDCAサイクル」を常に回し続ける必要があります。平たく言えば、常に状況を分析し、改善を重ねていく必要があるという事です。

前述の広告のターゲティングをはじめ、広告配信数、広告文言、広告をクリックした後の誘導先(LP)などの状況によっては、広告費をかけてもクリックが得られない場合があります。これらを放置すると、予算を増大させ、効率を悪化させる原因となります。

また、たとえ効率の良い広告であっても、同じ文言・同じLPを配信するとその効率は徐々に低下してしまいます。その意味でも、PDCAは不可欠な流れであると言えるでしょう。

WEBコンサルタントに頼む

WEB広告の配信には前述にもある通り、事前の企画・ターゲティングから始まり、配信開始後にも運用に手間と時間がかかります。また広告の配信には、パフォーマンスのシビアな判断が不可欠です。

初めてWeb広告を配信する方にとってはこれらのノウハウを蓄積する必要があります。またこれには、時間的・金銭的なコストが必要になってしまいます。 Web広告の運用に不安の残る方は、ぜひWEBコンサルタントに依頼してみましょう。すでに独自のノウハウを持っているコンサルタントであれば、自身の商材にあった運用をしてくれます。相談だけであれば無料で行えますので、ぜひ検討してみましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。WEB広告を出稿する際は、自社の宣伝内容とどの広告を使用した料金形態が最も効果的なのか精査する必要があることが、お分かりいただけましたでしょうか。
WEB広告を出す際は、この記事を参考にどの広告で料金形態を選べばよいのか振り返るようにしてみてください。

ヒトノテロゴ

執筆者:山口ひかる

株式会社ヒトノテのディレクションを担当。自社オウンドメディア運営ノウハウを活用し、クライアントメディア向けのWEBコンテンツ制作や、WEBマーケティング全般の支援を行っています。

ヒトノテ坪昌史

監修者:坪昌史

株式会社ヒトノテの代表取締役CEO。 エンジニアとしてキャリアスタートし、サイバーエージェントのSEO分析研究機関を経て、リクルートの横断マーケティング組織のマネージャー&全社SEO技術責任者を務める。その後、独立しSEOを中心としたクライアントの課題解決を行う。2017年、株式会社ヒトノテを創業し、様々な企業のウェブマーケティングの支援を行う。

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