アクセス解析 2020.08.28

無料で利用できるWEBサイト分析ツールおすすめ11選

企業のWEB担当者の中には、WEBサイトにユーザーがより集まるよう改善したい、WEBサイトへアクセスやお問い合わせが少なく、どのように対策すれば良いのかわからない、対策にお金をかけたくない、という悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

今回は、無料で利用できるWEB分析ツールをご紹介します。

どのようにWEB分析ツールを使っていけば、分析結果をWEBサイト改善に生かせるのか、整理しながら解説します。

WEBサイト分析ツールで分かること

WEBサイト分析ツールを使うことで実際にどのようなことが分かるのか、わかりやすく解説します。

セッション数 

セッションとはWEBサイトに訪れたユーザーが、WEBページを見る、リンクをクリックする、商品を購入するなどWEBサイト内の一連の動きを一つにまとめたものです。

セッション数のカウント方法はユーザーがサイトに流入してから訪問が終了した、と判断されるまでを1セッションとされています。自社のWEBサイトへの集客数、WEBサイトへの集客における対策の方向性が間違っていないのか、確認する指標になります。

流入経路

流入経路とは、WEBサイトへどのような形で訪れたのかを示しています。

主に5種類あり、自然検索流入、直接流入、参照流入、広告流入、ソーシャル流入に分けられます。

自然検索流入では、検索エンジンからどれくらいのアクセスがあったかを知ることができ、直接流入ではブックマークや履歴、URL直接入力からの流入を知ることができます。

参照流入は外部リンクからの流入、広告流入はリスティングやディスプレイなどの広告からの流入、ソーシャル流入ではSNS経由のアクセス数を確認できます。

流入キーワード

流入キーワードとは、検索エンジンからWEBサイトを訪れる際、ユーザーがどのような検索キーワードを入力してWEBサイトへたどり着いているかを指します。

流入キーワードを知ることで、ユーザーが何を知りたくて、何が欲しくてWEBサイトへ訪れているのかを知ることができます。

自社のWEBサイトの方向性と違うキーワード流入がある場合は、コンテンツの見直しをするなど、自社のWEBサイトに合ったお客様を集める対策が必要です。

ユーザーの情報

WEB分析ツールを使うことで、どのようなユーザーがWEBサイトへ訪れているかを知ることができます。

具体的にはユーザーの年齢、性別、地域、使用ブラウザや新規ユーザー数などです。

ユーザー分析を行うことで、WEBサイトで紹介する商品にユーザーがマッチしているか、確認できます。

例えば、実際のユーザーが対象としている年齢や性別と誤差がある場合、画像の差し替えやコンテンツの見直し、という対策が考えられます。

直帰率

直帰とは、WEBサイトへユーザーが訪問した際、最初に訪問したページからWEBサイト内の別のページを見ずにブラウザを閉じる、また別のWEBサイトへ移ることを指します。

直帰率が高い場合の対策として、WEBサイトの表示時間が長くないか、WEBサイトが表示された際、趣旨や内容が一目でわかる配置やコンテンツになっているか、内容は整理されているか、などがあげられます。

おすすめのWEBサイト分析ツール(無料)

無料で使うことができるWEB分析ツールを、特徴別にわかりやすく解説します。

Googleアナリティクス

https://www.google.com/analytics/web/?hl=ja

GoogleAnalytics
画像出典:GoogleAnalytics公式HP

Google社が提供し、個人から企業まで大多数のユーザーに利用されているアクセス解析ツールです。

GoogleアナリティクスはWEBサイトにどの程度ユーザーが訪れ、WEBサイト内でどのような行動を取り、どのようなユーザーが訪れているのかを知ることができるツールです。

WEBページに訪れた人数やセッション数、ユーザー属性などの他に、どのページのどのリンクをクリックされたのか、ユーザーがWEBサイト内でどのようにWEBサイトを見て回ったか、数値化したデータで確認できます。

直帰率や離脱率を確認することで、離脱の多いページを読みやすく改善するなど、WEBサイトの具体的な改善点を探す手助けになります。

・料金プラン

全ての機能を無料で使うことができます。月1,000万ヒットから有料版のGoogleアナリティクス360への加入が必要です。

Googleサーチコンソール

https://search.google.com/search-console/welcome?hl=ja

Google Search Console
画像出典:Google Search Console公式HP

GoogleサーチコンソールはGoogle社が提供し、WEBサイトのキーワードや検索結果などのサイト状況を確認できるツールです。

Googleサーチコンソールは、GoogleアナリティクスでWEBサイトの集客を分析することに対し、WEBサイトへユーザーがたどり着くまでのサイト状況の分析をします。

具体的には検索結果の順位、Googleの検索結果からWEBサイトがどの程度クリックされているのか、WEBページがどんなキーワードで検索されているか、という点を確認できます。

例えば急激な検索順位の下落があった場合、どのページのどのキーワードで検索順位を落としたのかを分析し、コンテンツの内容は充分であったか、などの点で対策を考えることができます。

・料金プラン

Googleサーチコンソールは全ての機能を無料で使うことができます。

Page Speed Insights

https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/?hl=ja

Page Speed Insights
画像出典:Page Speed Insights公式HP

Page Speed Insightsは、WEBサイトの表示速度の問題や改善点を確認できるツールです。

表示速度は、検索エンジンからの評価とユーザービリティに関係するWEBサイトの重要な要素です。SEOを行っているのに順位がなかなか上がらない場合や、各ページのコンテンツやデザインに力を入れているのに直帰率が高い場合、WEBサイトの表示速度が遅すぎる可能性があります。

Page Speed InsightsはWEBサイトのURLを入力、実行するだけで、WEBサイトの表示速度が遅くなっていないか、また項目ごとに具体的な改善点を確認することができます。

Page Speed Insightsで分析し、画像サイズを最適化する、などの表示速度が遅い原因を改善することで、訪れたユーザーがWEBサイトを離脱しないよう対策できます。

・料金プラン

 Page Speed Insightsでは全ての機能を無料で使うことができます。

AIアナリスト

https://wacul-ai.com/

AIアナリスト
画像出典:AIアナリスト公式HP

AIアナリストは30,000サイトを分析した(AIアナリスト調べ)データを基にAIを使ってWEBサイトの改善提案を行います。

AIアナリストはGoogleアナリティクスと連携し、改善案の表示、レポートの作成、改善案の実行後の効果検証を行うことができます。

Googleアナリティクスだけでは分析が難しく時間がかかる場合や、レポート作成の時間を短縮したい場合に使用することで、WEBサイトの改善作業に時間をかけることができます。

AIを使った改善提案機能では、改善策の成果予想が数値で表現されます。

WEBサイトの中でどこを優先して改善すればよいか一目でわかり、スピード重視でWEBサイトの改善ができます。

・料金プラン

無料版では、人工知能の提案、レポート画面の確認ができます。提案の根拠や、成果予測を知りたい場合は有料プランへの加入が必要です。料金はサイト規模に応じて見積もりが必要です。

FARO REPORT

https://faro-report.com/

FARO REPORT
画像出典:FARO REPORT公式HP

FARO REPORTは5,560社(FARO REPORT調べ)に導入されているWEBサイト解析のレポート作成ツールです。

FARO REPORTはGoogleアナリティクスとサーチコンソールを連携させることで、分析画面では見にくかったレポートを自動作成することができます。

複数の担当者とSEO対策やサイト改善の協議など、わかりやすいレポートが必要な際に時間をかけることなくレポート作成が可能です。

アナリティクスに慣れていないWEB担当者でも、サイト状況をグラフや数値で確認できます。

レポート内容は、セッション数や直帰率、ユーザー解析の他に、業界の中での自社サイトとの比較機能があります。

・料金プラン

無料版では、登録サイトは1サイトまで、レポート対象は前月までとなっています。複数サイトの登録や、ECサイト向けのレポートを作成する場合は、6,000円/月から利用可能です。

SimilarWeb

https://www.similar-web.jp/

SimilarWeb
画像出典:SimilarWeb公式HP

SimilarWebは3,000社以上(SimilarWeb調べ)の導入実績があり、他社のWEBサイト分析を行えるツールです。

SimilarWebは自社だけでなく他社のサイト状況を分析することができます。

他社サイトのアクセス数や流入元を分析できるのはもちろん、SimilarWeb独自のアルゴリズムで競合の類似サイトを表示してくれるので、業界動向の確認もできます。

業界分析機能では他社の検索キーワード別のボリュームや、SNSのシェア数を分析できます。

SNSのシェア数や、キーワードを分析することで、自社のWEBサイトでは考えていなかった検索キーワードを知り、コンテンツを増やすなど、自社サイトの集客に生かすことができます。

・料金プラン

無料版ではデータ取得1ヶ月分、上位表示情報5位までの分析ができます。有料版のSimilarWeb PROは、データ取得最大7ヶ月に加えより詳細なレポートを見ることができます。加入にはお見積りが必要です。

Juicer

https://juicer.cc/

Juicer
画像出典:Juicer公式HP

JuicerはWEBサイトに訪れるユーザー分析に特化したWEBサイト分析ツールです。

JuicerはWEBサイトに訪れるユーザーのデータから、Juicer独自のビッグデータを照らしあわせ、機械学習で推定、リアルなペルソナを自動的に提案します。

ペルソナとは、管理するWEBサイトでターゲットとしているお客様像です。

年齢や性別、住まいや趣味などペルソナとしての代表像を知ることで、WEBサイト全体がペルソナと合致しているのか、ユーザーの求めるWEBサイトとして適切かを考える指標となります。

また、WEBサイトのお申し込みやお問い合わせを増やすために有効なABテスト機能の使用が可能です。

2つのページを生成し、反応が良かったページを検証できます。

・料金プラン

無料版では、ペルソナ分析やユーザー分析、ABテストなど基本機能の使用が可能です。有料版では29,800円/月から利用可能です。基本機能に加え検索キーワード分析を行うことができます。

SACHIKO MIERUCA

https://mieru-ca.com/sachiko-mieruca/

SACHIKO MIERUCA
画像出典:SACHIKO MIERUCA公式HP

SACHIKO MIERUCAはアクセス解析とキーワード分析の組み合わせでSEO改善を行うツールです。

SACHIKO MIERUCAはサーチコンソールと連携し、SEO対策を考える際に改善が期待できるWEBページやキーワードを明確にします。

分析に慣れていない場合、サーチコンソールから改善点を探すには時間がかかりますが、改善が必要なページやキーワードを明確にできることで、WEBサイトの改善に注力できます。

また検索順位を上げるためには、WEBページタイトルがクリックしたくなるようなタイトルであることが重要です。

WEBページの中で足りないキーワードを提案する機能があります。

・料金プラン

無料トライアル登録後、有料プラン4,980円/月から利用可能です。

Ptengine

https://www.ptengine.jp/

Ptengine
画像出典:Ptengine公式HP

Ptengineは世界で15万ユーザー(Ptengine調べ)に利用されているヒートマップアクセス解析ツールです。

Ptengineはヒートマップツールを使用しWEBページの中でユーザーの行動を分析します。

ヒートマップツールとは、分析したいWEBページの中で、ユーザーがどこに注目し、クリックや購入を行ったか色でわかりやすく確認できます。

アクセス解析に慣れていない担当者でも、ユーザーがどこで離脱をしているか色で確認ができ、分析時間の削減ができます。

具体的な使い方の例として、クーポンやおすすめ商品を設置しているWEBページで、クーポン画面やオススメ画像がユーザーの目に留まっているかなどを確認できます。

・料金プラン

無料版では、3,000PV/月まで、ヒートマップツールが使えるページは1ページとなっています。有料版は14,800円/月から利用できます。ヒートマップツールを無制限で使うことができます。

User Heat 

https://userheat.com/

User Heat
画像出典:User Heat 公式HP

User HeatはPC、スマートフォンユーザー両方の解析ができるヒートマップツールです。

User HeatはHTMLタグを挿入するだけで簡単に利用でき、1つのWEBサイト内のお好きなページを全てヒートマップで解析できます。

スマートフォン用のヒートマップツールからPC版への切り替えはボタン一つで可能です。

スマートフォンのヒートマップでは、PC版と比べるとページ下のフッターのクリック率が低い、WEBページ内の熟読するポイントなどPC版との解析結果の違いを知ることができます。

熟読してほしいポイントでユーザーに読まれていなかった場合は、画像やイラストを増やす、文字の大きさや色を改善するなどの対策が行えます。

・料金プラン

30万PV/月まで全ての機能を使うことができます。有料版ではヒートマップツールの他に、検索キーワードや組織分析など幅広い機能の利用ができます。利用にはUser Insightというサービスへの登録、別途お見積りが必要です。

SEOチェキ

https://seocheki.net/

SEOチェキ
画像出典:SEOチェキ公式HP

SEOチェキは、会員登録無しで初心者でも手軽にSEOに関する分析ができるWEBサイトです。

SEOチェキはSEO対策に必要なキーワード順位の確認や、WEBサイト全体のキーワード出現率などの分析ができます。

調べたいWEBサイトのURLを入力するだけで解析ができます。

はじめてSEO対策のための分析をする、SEO対策の分析ツールを検討しているご担当者など、慣れていない方でも簡単に分析できます。

発リンクチェック機能では、サイト内部、外部へのリンクを確認でき、サイト全体のリンク状況を知ることができます。

例えば内部リンクではWEBサイトを回遊できるように整備されているか、というチェックが可能です。

・料金プラン

有料版は無く、全ての機能を無料で使うことができます。

ご紹介したツールの比較

ツール名 特徴
Googleアナリティクス WEBサイト全体のアクセス・ユーザー解析
Googleサーチコンソール WEBサイトへ流入するまでの状況分析
Page Speed Insights WEBサイトの表示速度の分析
AIアナリスト AIによるサイト改善案の提示
FARO REPORT WEBサイト解析のレポート作成ツール
SimilarWeb 他社のWEBサイト分析に便利
Juicer WEBサイトに訪れるユーザー属性の分析に特化
SACHIKO MIERUCA アクセス解析とキーワード分析の組み合わせでSEO改善ができる
Ptengine ヒートマップアクセス解析
User Heat PC、スマホの両方を解析できるヒートマップツール
SEOチェキ 簡単にSEOに関する分析ができるWEBサイト

まとめ

自社のWEBサイトの改善に役立つ無料のWEB分析ツールについて解説しました。

分析ツールを使うだけでは、WEBサイトの改善は難しいです。大切なことは分析結果から、セッション数が少なければSEO対策を強化する、WEBサイトへの訪問があってもお問い合わせや購入に繋がらない場合は、分析結果と合わせてコンテンツ内容の変更、画像の差し替え、レポート作成を行い、他の担当者と対策を練るなど試行錯誤を行うことです。対策を行ったら再びWEB分析ツールで結果を確かめるという流れが大切です。

今回の記事で、自社のWEBサイトにあったWEB分析ツールを見つけて頂き、WEBサイトの改善に役立てて頂けたら幸いです。

ヒトノテロゴ

執筆者:天野良香

株式会社ヒトノテのCMO兼グロースハッカー。データ分析を元に広告、UIUX改善、SEOなど幅広い切り口でWEBマーケティング施策の提案を行っています。

ヒトノテ坪昌史

監修者:坪昌史

株式会社ヒトノテの代表取締役CEO。 エンジニアとしてキャリアスタートし、サイバーエージェントのSEO分析研究機関を経て、リクルートの横断マーケティング組織のマネージャー&全社SEO技術責任者を務める。その後、独立しSEOを中心としたクライアントの課題解決を行う。2017年、株式会社ヒトノテを創業し、様々な企業のウェブマーケティングの支援を行う。